長崎県観光

戦国時代から国際貿易の拠点として栄えた長崎では、可愛らしい路面電車の「出島電停駅」、木造の洋館「旧出島神学校」などを訪ねながら歩いていると、まるでタイムスリップしたような気分を味わうことができます。現存する日本最古の木造ゴシック様式教会「大浦天主堂」、和洋折衷の建物が並ぶ「東山手洋風住宅街」など、歴史探索には見どころ満載です。歴史を訪ねる旅の締めくくりには「平和記念公園」、「長崎原爆資料館」では世界の平和を祈らずにはいられない、当時の惨状を学ぶことができます。

「佐世保バーガー」で有名な佐世保は、かつて様々な戦艦のベース基地で、戦後は米海軍基地が置かれて最新のアメリカ文化発信地となり、日本初のハンバーガーショップも誕生しました。海外からも注目される「ハウステンボス」は、ヨーロッパをテーマにした園内に、世界初のロボットホテルなどもあり、最新のテクノロジーを駆使したエコシティーとしても注目されています。平戸は貿易の拠点として世界にその名を知られ、「平戸ザビエル記念教会堂」と寺院が隣接しているなど、往時をしのばせる国際色豊かな景観が特徴です。

諫早にある「諫早公園 公園橋」は、水面に写る様子がメガネのように見える橋で、緑の多い公園内を散策しながら楽しめます。大村公園こと「玖島城跡」は、大村藩主大村氏が関ヶ原の戦い前年に築き、見どころはズバリお花、優美な石垣などを背景に眺めるあやめ園が、何とも爽やかで心地良いです。波佐見にある棚田は、日本の棚田百選の1つにもなっている観光スポットで、四季折々の変化を見せる美しい自然は、一見の価値ありですよ。

高原のリゾート地、雲仙は日本初の国定公園で、春を告げる桜に始まり、ツツジ、新緑、紅葉、霧氷と、一年中美しい自然を楽しめます。「雲仙地獄」には30余りの地獄があり、江戸時代にはキリシタン殉教の拷問が行われた舞台としても知られます。「島原城」は白亜の天守閣が緑の中でキリリと映え、併設している「キリシタン資料館」や「郷土資料館」等に立ち寄るのもオススメです。

壱岐・対馬は、古代日本を著した ❝魏志倭人伝❞ に登場し、一支国、対馬国として有名です。五島列島は、長崎県の海上に浮かぶ130もの島から成り、江戸時代には五島藩の城下町として、また隠れキリシタンの移住地として、数々の史跡が残っています。日本一美しいという声も聞かれる白い砂浜や、透き通った海で遊べる癒しの楽園ですので、教会めぐりや海の幸グルメ堪能も兼ねて、ぜひ訪れたいエリアです。