宮城県観光

かの戦国大名伊達政宗が青葉山に仙台城を築城し、そこから一望できる市内は、都会でありながら「杜の都」と称されるほど緑豊かな土地です。歴史はもちろん、有名建築家による現代建築、仙台市中心地の街並み、美術館や博物館、市内からもアクセスの良い「秋保温泉・作並温泉」、松島町から移転しリニューアルを遂げた「仙台うみの杜水族館」、アトラクション満載の遊園地「八木山ベニーランド」、仙台港と泉区にある大規模なアウトレットモール、新鮮な魚介類や牛タン、かまぼこなどの伝統あるグルメ等々と、市内だけでほぼ全てのジャンルが揃っている東北一のスポットです。一日くらいでは満喫し切れないほど魅力いっぱいなので、数日滞在することを前提に是非とも訪れてみたい場所です。

福島県の飯坂温泉・宮城県の秋保温泉ともに奥州三名湯に数えられる「嗚子温泉」は、硫黄泉や芒硝泉など多彩な泉質が体感できる湯量豊富な温泉地です。”湯めぐりチケット”を使って、まったり内湯巡りを楽しんではいかかでしょうか。または栗駒山で登山や紅葉を楽しんだ後、疲れを癒しに温泉に向かうのも良いですね◎シンボルのこけしも有名で、温泉街では至る所にこけしに出会えるそうですよ！

260余りの諸島が点在する松島湾の風景は、日本三景の一つにも数えられる美しさで、松尾芭蕉が句を詠むのを忘れたと言われる程の絶景です。伊達家ゆかりのスポットが多い街には、国宝に指定される瑞巌寺や百人一首に詠まれた雄島、伊達政宗が再建した五大堂など、歴史を感じさせるスポットが充実です。塩釜は「生マグロ水揚げ量日本一」に代表される港町であり、米どころ宮城のお米が味わえることから、1㎢あたりの寿司店数が日本一と言われています。

実は魅力の多いエリアで、白石城や寺院もあれば、春には多くのいちご農園がいちご狩りを開催しており大変賑わいます。また、近年では外国人観光客にも人気の「蔵王キツネ村」があり、きちんと飼育管理された可愛らしいキツネと触れ合うこともできます。もちろん、湯治の温泉旅館などもあり宿泊も楽しめます。仙台方面や福島方面へ行く際に通り過ぎがちですが、ここを旅の目的地にしてみても十分楽しめるでしょう。

三陸の海に恵まれたエリアで、ブランド魚として知られる「金華サバ」や、オーシャンビューを楽しみながら入浴できる天然温泉、アニメや特撮好きにはたまらない「石ノ森萬画館」があります。他にも、東日本大震災で甚大な被害を受けながらも、前向きに復興に取り組むさまざまな素晴らしい施設があります。グルメに景色、そして震災の現実を知る上でも一度は訪れてみたいエリアです。