シーボルトは、ドイツ生まれの医学者・博物学者で、出島和蘭商館医として1823年に来日しました。江戸時代の日本に西洋医学や博物学を伝え、科学的な視点で日本の自然や文化などを調査し、ヨーロッパに日本を広く紹介したことで知られています。
そのシーボルトの偉業を今に伝えるために、国指定史跡シーボルト宅跡(鳴滝塾跡)に隣接して建てられました。
外観はオランダ・ライデン市にあるシーボルト旧宅を、玄関はシーボルトの祖父カール・カスパル宅をそれぞれイメージした赤レンガの洋館です。館内では、シーボルトの生涯が紹介されており、全国から集められた約1,500点もの貴重な資料が展示されています。また、企画展示室では年に数回シーボルトに関連した企画展・特別展が開催されます。
日本の近代化に大きく貢献した、Nipponに魅せられた偉人シーボルトに触れ、江戸から明治の激動の時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?