茂木町北浦の白浜海岸に露出する地層で、露頭の下部の厚さ 1.5mの泥岩の層に植物化石を含んでいます。
植物化石は31科40属52種が識別されていますが、その大部分は双子葉類です。
この化石から推定されるこの地層の地質時代は、新生代第三紀鮮新世の終りごろ、1000万年前と考えられています。
1879年、スウェーデンの探検家ノルデンショルドが長崎に立ち寄った際にこの化石を採集し、本国に持ち帰りました。
これを古生物学者ナトホルストが研究し発表しましたが、これが日本の新生代植物化石の最初の記録となって国際的にも有名です。