鎮西大社と称えられ、地元では"おすわさん"と親しまれる総氏神様。
創建は1625年。当時はキリスト教が広まり他教を排斥したため、市内の社寺は破壊されることが多く、肥前唐津の青木賢清が長崎奉行・長谷川権六に願い出て造営したものです。
1632年には、青木が初代宮司になり、1634年から祭礼を行うようになりました。
現在まで続く秋季大祭「長崎くんち」は、毎年10月7~9日に行われる豪華絢爛でエキゾチックなお祭りで、奉納踊りは国の重要無形民俗文化財に指定されています。
1648年に現在の場所に造営されましたが火災により焼失。孝明天皇の勅命により、1869年に社殿が再建されました。その後2度に渡って造営された現在の社殿は、異国情緒豊かな長崎においては珍しい純和風のたたずまいです。
"おすわさん"のご利益は、厄除け・縁結び・海上守護。境内にはユニークな狛犬(こまいぬ)散歩道や恵比寿・大黒縁結び(恋占い)、災難除けのかえる岩など見どころが盛りだくさんです。