洋風無筋コンクリート造りの伊王島灯台記念館は、旧吏員退息所(灯台職員の官舎)として使用されていた西洋風住宅を活用し、1988年に記念館として開館しました。
正面に列柱7本を配したベランダを有する明治初期の西洋風住宅で、各部屋に冬は寒い伊王島の北の地に欠かせないマントルピースを配し、部屋数、間取り等、この時代の退息所では他に類を見ない建築学上きわめて貴重な文化遺産です。
伊王島灯台自動化に伴い無人となり、長崎県指定有形文化財に指定された後補修し、当時の姿に復元しました。
館内には「遠見台場と伊王島」「洋式灯台の変遷」「伊王島灯台の歴史」「光源の変遷と灯器類」「明治灯台退息所と伊王島灯台退息所」「伊王島灯台に関係ある人物及び文献」の6つのテーマで約150点を展示しています。
伊王島灯台の周辺は公園として整備され、展望台やカフェもあり、ここから見る夕陽は絶景で、伊王島で人気のフォトスポット!広大な海を眺めながらゆっくりとした時間を楽しむことができます。