ド・ロ神父が女性の自立支援のための作業場として1883(明治16)年
に建て、織物、縫物、素麺などの食品加工などをおこなった施設
○授産場
救助院の中心施設的建物で、1883年に建設された。
木造2階建てで、1階は作業場、2階は修道女の生活の場などに
使用されていた。
1階外壁には目地に赤土を混ぜた漆喰を使用した、
通称「ド・ロ壁」と呼ばれる石積みが用いられている。
○マカロニ工場
授産場の東側の道沿いにある煉瓦造り、
切妻(きりづま)造、桟瓦(さんがわら)葺の建物で、
マカロニ製造を目的として建てられたといわれる。
隣接して、通称「ド・ロ壁」の石積壁がある。
○鰯網工場 1885年建設の木骨煉瓦造り、
平屋建の建物で、婦女子の副業として当時盛んであった
鰯網の工場として建てられた。
その後、工場は廃止され保育施設として利用されたが、
現在はド・ロ神父記念館として活用されている。
2007年に始まった保存修理工事を終え、
ド・ロ神父と当時の人々の仕事を体験できる場となりました。
布教・生活向上の拠点として、様々な活動を行われた場所です。
来て、見て、体験して、ド・ロ神父の精神に触れてみてください。