大山ケーブルカー

大山ケーブルバス停や駐車場から、始発の「大山ケーブル駅」乗り場までの参道には、土産店や食事処、大山こまの工房などが並び、名物の豆腐料理などを楽しみながら散策が楽しめます。人気のお土産は江戸時代からの伝統を紡ぐ「大山こま」や、こまの形をした「こま最中」、「きゃらぶき」など。伊勢原市の公式イメージキャラクター「クルリン」グッズも揃っています。 参道にある階段は382段。途中の踊り場には名物「大山こま」をデザインしたタイルがあり、踊り場の数が示されていますよ。 「こま参道」を約15分歩きケーブルカー乗り場に到着します。

全国のケーブルカーで唯一、すれ違い箇所に駅があり、1運行ごとに「上り」「下り」の乗り場が変わる「大山寺駅」を下車すると関東三大不動のひとつに数えらている「大山寺」に辿り着けます。本尊鉄造の不動明王、二童子像は国の重要文化財に指定されており、お寺の行事の他、毎月「8」の付く8・18・28日がご開帳日となっているので、日にちを合わせて訪れたいスポットです。 「かわらけ」と呼ばれる「厄除け」と書かれた直径6センチの小さなお皿を崖下に投げて厄落としをする「かわらけなげ」は、厄除けに効くだけでなく、崖下ある福輪の中をくぐれば幸運をもたらすとされています。ご家族やカップルでも楽しめるので、大山寺に訪れた際は、ぜひ体験してみたい行事のひとつ。

終点「阿夫利神社駅」を下車すると辿り着ける阿夫利神社（下社）からの眺望はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにて二つ星で紹介されています。 空気の澄んだ日には江ノ島や三浦半島、遠くは房総半島、伊豆大島を一望することができますよ。夜景は特に素晴らしく、紅葉ライトアップ期間や年末年始などは夜間運転も行われます。普段着でもケーブルカーを利用すれば、山からの絶景を見る事ができるのが、大山ケーブルカーの魅力のひとつ。

毎年紅葉シーズンを迎えると、大山寺と大山阿夫利神社下社でライトアップが行われます。この時期はケーブルカーも時間を延長し夜景運転が行われるので、夜景と共に美しく照らされた紅葉が楽しめますよ。 毎年多くの観光客が訪れ混雑するので早めの出発や平日の訪問がオススメ。また、秋の気候は変わりやすく日が暮れると肌寒くなりますので、防寒着の準備もお忘れなく。