飯坂温泉

飯坂温泉を訪れたなら、"9つの共同浴場"は必ず訪れたい場所。「1日フリーきっぷ」の入浴券を使って、湯めぐりを楽しみましょう。飯坂温泉の源泉は、温度が高いことで有名。熱めのお湯に浸かり、たっぷり汗をかくのがおすすめです。なかにはタオルセットやシャンプーなどが販売されている場所もあるため、手ぶらで温泉を楽しむのもOK！

旧堀切邸は、江戸時代から続いていた豪農の屋敷。敷地内の土蔵「十間蔵」は福島県内に現存する土蔵で最大・最古のものとなります。邸内には、堀切家を紹介するビデオコーナーや展示スペースがあり、歴史的価値の高い建物を見学可能。また、庭園内には足湯・手湯も設置されており、源泉かけ流しの湯を楽しむこともできます。美しい庭園を眺めながら足湯に浸かる時間は、まさに至福のひととき。無料でタオルの貸し出しも行っていますので、安心して足湯を楽しみましょう。

医王寺は、826年に空海が開山した真言宗豊山派の寺院。薬師如来を祀っており、病を治す仏として、古くから親しまれています。実はこの医王寺、飯坂を治めていた奥州藤原氏の一門の「佐藤一族」の菩提寺で、源義経とも所縁がある場所。源義経が形見に与えられた着物の端切れ、木地鞍（きじくら）など、多数の宝物が「瑠璃光殿」に保管されています。御朱印も受けられるため、御朱印集めが趣味の方にも人気のスポットです。

福島交通飯坂線「花水坂駅」から徒歩約1分の場所にある、福島片岡鶴太郎美術庭園。タレントでありながら、"美術家"でもある片岡鶴太郎氏の美術品が多数展示されています。彼が制作した版画や陶器、書画などは、繊細でありながらダイナミック。作品は"独特な癒し"にあふれており、彼の才能を垣間見ることができるでしょう。グッズコーナーも併設されていますので、お土産探しを楽しむのもおすすめ。

飯坂明治大正ガラス美術館は、飯坂温泉において非常に人気の高い観光スポット。希少価値の高い明治〜大正の硝子細工を1,000点以上展示しています。縁がひだ状になった「ひだ平鉢」、一口サイズのアイスクリームを入れる「アイスクリーム鉢」、勧業博覧会に出品された「三重被いガラス」「変わり吹雪」など、日本独自の文化を感じられる作品がずらり。ガラスの素朴なきらめきを存分に感じ取りましょう。

「飯坂温泉花ももの里」は、元宇都宮大学教授・吉田雅夫氏の指導のもと、2007年にオープン。現在では80アールの敷地内に、約300本の花桃が植えられています。花の見頃は、例年4月上旬〜下旬。定番の品種から希少な品種が揃っており、赤やピンク、白の花が咲き乱れる景色は、まさに"桃源郷"です。開花時期に合わせてお祭りも開催されるため、家族みんなで参加するのがおすすめ！

飯坂温泉には「グルメ」がたくさん揃っているため、食べ歩きを楽しむのもおすすめです。特に人気なのは、飯坂温泉駅から徒歩3分程度の場所にある、パティスリーサワダ。パティシエこだわりの素材を使用したピュアオレンジケーキや逸品かすてらは、やみつきになること間違いなしです。ほかにも、飯坂温泉名物のラジウム玉子や、朝ドラ「エール」にちなんだグルメを販売する店舗もありますので、温泉街散策の途中で立ち寄ってみましょう。

飯坂温泉街では、夕方〜夜にかけて開店する店舗も多いため、宿はの際は、夜の街へ繰り出しましょう。晩御飯としておすすめなのが、餃子の照井・飯坂本店で食べられる、福島名物円盤餃子です。野菜がたっぷり入った餡を薄皮で包んで揚げており、1個食べたら止まらなくなる美味しさ。『注文が入ってから具を包む』という"手作りの味"をご堪能あれ！