磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイラインは、吾妻山を南北に縦断する山岳道路。SNS上では「日本のアリゾナ」と話題になり、絶景ドライブコースとして人気が急上昇しています。道路の平均標高は「1,300m超え」となっており、そこはまさに"空を走る道"。岩肌が露出したスポットは荒涼としており、まるで海外にいるかのような気分を味わうことが可能です。

磐梯吾妻スカイライン屈指の絶景スポットが、つばくろ谷（不動沢橋）。かつてはツバメが飛び交っていたことから、つばくろ谷という名が付けられたといいます。渓谷に不動沢橋が架けられており、谷底までは約80m。橋上からは圧巻の景色を眺めることができます。また、つばくろ谷駐車場からは橋全体を見ることができ、特に紅葉の時期は、橋と紅葉のコントラストが美しさを演出。まるで空に浮いているような橋の姿を写真に収めてみましょう。

「天狗の庭」は、磐梯吾妻スカイラインの標高最高地点へ向かうと途中にある絶景ビューポイント。天狗がこの場所で遊んでいたという伝説から、この名が付けられています。天狗の庭もまた絶景を拝める場所であり、つばくろ谷と並ぶ紅葉スポットとして人気。山肌一面が赤や黄に染め上げられる景色は必見です。「吾妻八景」にも数えられる名所で、紅葉狩りを楽しんでみましょう。

磐梯吾妻スカイラインの標高最高地点の近くにある浄土平。浄土平ビジターセンターの駐車場を降りると、そこはすでに標高1,600mの世界です。そんな場所での人気アクティビティが、浄土平湿原散策。5〜9月まで、澄んだ空気の中で高山植物をゆったり鑑賞することができます。バリアフリーの歩道も用意されており、車いす利用者やファミリーも気軽に楽しめるのが嬉しいポイント。

浄土平駐車場の目の前に、堂々とそびえ立つ吾妻小富士。10分程度で階段を登り切ると、目の前には吾妻小富士の火口が現れます。高低差約70m、直径約500mの火口は圧巻の一言です。火口壁をぐるっと一周すれば浄土平を一望でき、眺望も抜群。晴れた日の景色もさることながら、雲がかかっていても神秘的な雰囲気に包まれます。一周するには約1時間かかるため、歩きやすい靴で登るのがおすすめ。

浄土平ビジターセンターでは、手軽にトレッキングを楽しみたい方向けに「鎌沼コース」も用意。ビジターセンターを起点とし、2時間で約5kmの道のりを一周する一般向けコースです。標高は1,700mを超えるコースは、高山植物の宝庫。一帯は森林生態系保護地域に指定されており、非常に綺麗な水をたたえた鎌沼やミズコケ類など、「自然の美しさ」をたっぷり堪能できます。飲料や雨具を持参し、安全にトレッキングを楽しみましょう！

浄土平では、なんとスターウォッチングを楽しむことも可能。「福島市浄土平天文台」は日本一高い場所にある公共公開天文台であり、天文台マニアから絶大な人気を誇るスポットです。口径40cmの反射望遠鏡やプロミネンス観察専用の望遠鏡など、設備もバッチリ。3種類の隕石、リアルタイムの太陽のプロミネンス・黒点を見ることもできるなど、見どころ満載です。

磐梯吾妻スカイラインでドライブやツーリング、トレッキングなどを楽しんだ後は、東北の秘湯「高湯温泉」で一日の疲れを癒すのがおすすめです。高湯温泉は、2021年じゃらんの「全国温泉地満足度ランキング」で1位を獲得。"温泉以外何もない"という潔さが、大きな人気につながっています。高湯温泉の最大の魅力は、一切手を加えない「100%源泉かけ流し」であるということ。源泉から引いた正真正銘の"天然温泉"なのです。絶景を楽しんだ後は秘湯に浸かり、身も心もリフレッシュしましょう。