円通寺（曹洞宗）

円通寺の黒門は、上野戦争（1868年7月4日）の時の鉄砲の弾痕が残る移築された寺の門です。当時、円通寺は戦場となり、多くの建物が焼失しましたが、黒門だけは奇跡的に残りました。黒門を見ると、当時の激しい戦いを想像することができます。歴史好きな方は必見です。

円通寺は、名僧として知られる良寛さんが22歳から十数年修行をされた禅寺としても全国で知られています。境内には、良寛さんが修行したとされる「良寛庵」があります。また、庭園には良寛さんが詠んだ歌碑もあります。良寛さんゆかりのお寺としても有名で、文学ファンにもおすすめです。

円通寺の庭園は見事で、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。春には桜が咲き誇り、夏には緑豊かな木々が涼しさを与えてくれます。秋には紅葉が美しく、冬には雪景色も楽しめます。庭園を散策しながら、自然と一体化した気持ちになれます。

円通寺では、坐禅体験なども行っており、心身ともにリフレッシュすることができます。坐禅をすることで、心を落ち着かせることができ、ストレス解消や集中力アップにも効果的です。初めての方でも安心して参加できるよう、丁寧な指導があります。

円通寺へのアクセスは、北千住から日暮里に向かうJR常磐線を利用してアクセスすることができます。北千住駅からJR玉島駅まで特急マリンライナーで約3時間かかりますが、その間に海や山など自然豊かな景色を楽しむことができます。また、玉島駅から徒歩15分ほどで円通寺に到着します。交通アクセスも便利なので、気軽に訪れることができます。