奈良公園

奈良公園の魅力はなんといっても約1200頭もの野生の鹿と触れ合えるということ。公園内では鹿せんべい購入することができ、餌やりは大人から子どもまで楽しむことができるアクティビティの一つです。東大寺にいる鹿たちは比較的観光客に慣れていますが、野生動物であることを忘れず、突然驚かせたりしないように注意しましょう。鹿と触れ合った後は思い出として、東大寺周辺にある鹿をモチーフにしたお土産を買うのもおすすめです。

奈良公園の敷地内には、奈良の大仏で有名な東大寺、重要文化財の宝庫である興福寺、藤で有名な春日大社など、多くの寺社仏閣が点在しています。これらの建物は、奈良時代にまで遡る日本の歴史や文化を知ることができる貴重な場所です。その他にも文化施設である国立博物館・正倉院などが隣接しており、長い距離の散策も飽きないこと間違いなしです！

標高342メートル、面積33ヘクタールの芝生に覆われたなだらかな山、若草山は奈良公園を訪れてすぐ目に飛び込んでくるはずです。山頂には国の史跡に指定された前方後円の鶯塚（うぐいすづか）古墳があり、歴史深さを感じることができるのも一つの魅力です。毎月1月には若草山焼きという伝統行事が行われ、山全体が焼かれるという迫力満点の景色を味わうことができます。夜に訪れた場合は、山頂展望台から古都奈良を一望してみましょう！

春になると桜の名所としても大変有名な奈良公園。3月下旬から5月下旬頃まで多彩な桜を見ることができ、特に4月下旬から5月上旬にかけ開花するナラノヤエザクラと呼ばれる上品に咲き乱れる桜は必見。奈良公園エリアで最も桜がたくさんみられる場所は春日野園地。奈良の鹿たちと一緒に桜の写真を撮ることができるのがポイントです。もう一つの見どころである奈良公園の浅茅ケ原園地に位置する浮見堂では、堂の周りを包み込む桜に心奪われること間違いなし。

古都奈良の顔である奈良公園には、多数の魅力的な園地が隣り合っています。歴史的建造物にも目を奪われますが、園地でホッと一息落ち着いた散策をするのもおすすめです。浅茅ケ原園地には重要文化財である円窓亭や片岡梅林があります。また、鷺池に浮かぶ浮御堂は背景の自然との融合が美しいことで有名です。奈良公園の中心部である浮雲園地には、若草山を背景に鹿の群れあそぶ姿を見ることができます。