森鷗外記念館

森鷗外記念館は文豪・森鷗外について学ぶことができる場所です。森鷗外は日本の近代文学に多大な影響を与えた作家であり、戦前から戦後にかけて、日本の文壇を牽引しました。森鷗外記念館は、国指定史跡の森鷗外旧宅の南側に位置し、鴎外旧宅を展示物の一部として取り込んでいます。館内には、森鷗外の著作や遺品、書簡などが展示されており、館内の映像や資料を通じて、森鷗外の激動の人生や文学活動について知ることができます。文学と歴史に触れるには、館内の展示物をじっくりと見学することがオススメですよ！

森鷗外記念館は鉄筋コンクリート造りの2階建ての建物で、西洋風の雰囲気が醸し出されています。森鷗外記念館の西洋風建築はシンプルで落ち着いた雰囲気を持っており、津和野の歴史的な風景と調和しています。外観は洋風の茶色い壁と赤い屋根のコントラストが美しい、シンプルかつモダンなデザインです。森鷗外の作品に触れることができるだけでなく、建物自体も見所があるので、一度訪れてみる価値があります！

森鴎外旧宅は明治期に建てられた日本家屋で約130年の歴史を持ちます。建物は昭和59年（1984）秋に解体、全面的に修理された後、国の史跡に指定されました。 森鴎外記念館に隣接しており、入館料600円で見学が可能です。 森鴎外旧宅は幼き頃の森鴎外が育った場所であり、当時の生活を知ることができる貴重な場所となっています。また、森鴎外が生前に使用した家具や書籍なども展示されており、歴史や文学に興味のある方にはオススメのスポットですよ！

太皷谷稲成神社は稲荷神を祀る神社で、願望成就のご利益があることで知られ、商売繁盛にもご利益があるとされています。また、日本五大稲荷の一つに数えられ、美しい朱色の鳥居や、風格ある本殿、千本鳥居など見所も多くあります。神社の鬼門にあたる東北端の太皷谷の峰に位置し、津和野町の景観を一望できます。森鷗外記念館を訪れた際にはセットで観光し、ご利益を賜ってみてはいかがでしょうか！

杜塾美術館はかつて津和野藩の筆頭庄屋の屋敷を改装した美術館です。津和野出身の洋画家で詩人でもある中尾彰とその夫人で洋画家の吉浦摩耶の作品が展示されています。入館料は無料で中尾彰の連作『林の女人たち』や吉浦摩耶の200号の大作『セーヌの女たち』などが見られます。建物は江戸時代の赤瓦と白壁が美しい筆頭庄屋の屋敷を修復したもので、広い展示室には太い梁が組まれた民芸調の空間が広がっています。また、庭園も美しく、杜塾美術館庭園には四季折々の草花が咲き誇っています。森鷗外記念館を訪れた際には、美術館巡りの一つとして、杜塾美術館を訪れてみるのも良いでしょう！