未来心の丘

未来心の丘がある広島県生口島の耕三寺(こうさんじ)に行くには車、船、バスの3つの方法がありますが、車で行くのが1番お勧めです！尾道方面からの行き方は、西瀬戸尾道I.C.からしまなみ海道に入り約15分、生口島北I.C.で降ります。そこから耕三寺まではおよそ10分、海辺の道なので景色のいい島のドライブを楽しめます！なお生口島には生口島南I.C.もありますが、こちらは今治方面から来た車のみ下車可能となっており、尾道から来た車は降りれませんので注意が必要です！船もバスも1日の本数が少なく、片道1時間以上かかってしまうので、時間の制約なく自由度が高い旅をしたい方は車で行くのがお勧めです！

未来心の丘は広島県出身の彫刻家 杭谷一東氏が12年かけて制作した現代美術作品で、丘に足を踏み入れると真っ白のイタリアから運ばれてきた大理石群に圧倒されます！瀬戸内海の穏やかな気候と青空、白大理石のコンビネーションはまるでギリシャかイタリアに来たみたいな感覚！ぜひプチ海外旅行気分を味わってみてください！未来心の丘は耕三寺の敷地内にあり入場料1,400円(大学生・高校生1,000円、中学生以下無料)が必要です。フォトジェニックな写真が取りたい方、ちょっと変わった場所に遊びに行きたい方にお勧めのスポットです！

未来心の丘がある耕三寺の敷地内には約200本のソメイヨシノやシダレザクラなどの桜が植えられており、白い大理石の丘と桜を一緒に楽しむことができる人気お花見スポットです！桜の見頃は大体3月下旬〜4月上旬で、未来心の丘だけでなく境内の至るところで桜を楽しむことができます。特に未来心の丘に向かう道の脇には桜がずらりと並んで植えられており、薄ピンク色と白の小道は他では中々見ることができない美しい風景です！ちょっと変わったお花見がしたい方は桜の時期に未来心の丘を訪ねて見てはいかがでしょうか。きっと今まで見たことがない美しい風景が広がっています！

未来心の丘には真っ白な大理石の空間でくつろげて、眺めも最高！と人気のカフェがあり、散策後一休みするのにお勧めのスポットです！総大理石で造られた「カフェクレオール」は内装もおしゃれで、大きな窓からは真っ白な石の庭園を見ることができるとても贅沢な空間です！また別の窓からは島の町並みが見えたり、開放的なテラス席があったりと、どこに座っても景色が良いのでついつい長居したくなってしまいますよね！メニューはイタリアンを中心とした物が多く軽食やジェラート、地元名産のレモンを使ったドリンクがあります。なおカフェは耕三寺敷地内にあるので入場料が必要ですが、巨大アートが楽しめ、更に中々体験できない空間でお茶もできるのでわざわざ行っても損はないお勧めのスポットです！

未来心の丘に行ったならぜひ耕三寺の境内もゆっくり散策してみてください！登録有形文化財が15件もある圧巻のお寺です！耕三寺は元実業家で僧侶の耕三寺耕三氏が亡き母を思い建てたお寺ですが、未来心の丘や絢爛豪華な建築物などが楽しめる開けたお寺です！中でも有名なのが全国のお寺の有名建築物をオマージュして建てられた色彩豊かな塔やお堂の数々！日光東照宮陽明門を模して造られた養老門や、平等院鳳凰堂を模して造られた本堂などがあり、日本各地の有名建物を一挙に見ることができたような何ともお得な体験ができます！養老門や本堂などは特に朱色、金色、緑色など色彩がきれいなので写真を撮るのが楽しくなりますよ！見る者を圧倒する建築物が沢山ありますので、耕三寺のアートで絢爛豪華な世界観に浸ってみてください！

耕三寺には国登録有形文化財に指定された、潮聲閣(せいちょうかく)という耕三寺耕三氏が母のために建てた素敵なお屋敷があり、中を見学することができます！洋館と日本家屋が折衷した昭和初期の建物で、ステンドグラスや天井絵に欄間など細部にまでこだわった建築はため息が出るほど美しいです！見学料が200円かかりますが、これほどきれいな意匠を見れるのなら損はない、建築が好きな方には特にお勧めのスポットです！