山梨県の「甲府から山中湖」を目指す!おすすめ観光モデルコースをご紹介

山梨県

日本一高い山で有名な「富士山」や南アルプスなどの山岳地帯に囲まれ、豊かな自然が魅力的な場所といえば「山梨県」です。山梨県には自然を生かした観光スポットが数多くあり、日本人だけでなく海外からも多くの人が訪れています。

本記事ではそんな人気の山梨県を楽しむ、おすすめの観光モデルコースを紹介します。記事の最後には、山中湖周辺にある評価の高い宿泊先も紹介するので宿選びで悩まれている方もぜひ参考にしてみてください。

山梨県ってどこにあるの!?

はじめに、山梨県がどこにあるかについて解説します。山梨県は本州のほぼ中央に位置し、1都4県に面する内陸の県です。県庁所在地である甲府市を中心に、約81万人が生活をしています。
静岡との県境にまたがる富士山や富士五湖のあるエリアは、富士箱根伊豆国立公園にも指定がされています。

山梨県へのアクセス方法は!?

次に山梨県へのアクセス方法を解説します。山梨県には空港がないため、公共交通機関でアクセスをする場合はJRや都市間バスを利用します。山梨県最大の駅は甲府駅で、JR東日本の中央本線とJR東海の身延線の2路線が乗り入れを行っています。

電車を利用した場合の近隣都県からの所要時間は以下の表が目安です。

東京駅 約1時間50分
横浜駅(神奈川県) 約2時間10分
大宮駅(埼玉県) 約2時間5分
松本駅(長野県) 約1時間5分
静岡駅 約2時間20分

甲府駅へ到着をしたあとは、公共交通機関を使って移動をするよりはレンタカーを利用して移動するのがおすすめ。バスが少ない地方の観光スポットを効率よく巡ることができます。

山梨県を楽しむおすすめの観光モデルコースをご紹介

ここからは、甲府市内から山中湖方面に向かうおすすめの観光モデルコースを紹介します。

工場見学と山梨土産を購入「桔梗信玄餅 工場テーマパーク」

桔梗信玄餅 工場テーマパーク

山梨観光の最初は、県内外から多くの人が訪れ、山梨県の名物土産が買える「桔梗信玄餅 工場テーマパーク」へ向かいましょう。甲府駅からは車を走らせて約20分ほどで到着をします。

「桔梗信玄餅」とは、昭和43年に甲府市で誕生した観光土産品です。お餅にきなこと黒蜜をかけて食べるスイーツで、素朴な味わいが世代を問わず人気を集めています。また一つ一つが個包装され、きなこのかかったお餅に自分で黒蜜をかけて完成させるひと手間もエンタメ性があり面白さのポイントです。

桔梗信玄餅 工場テーマパークは、一つ一つが丁寧に生産される工場ラインの見学や実際に商品の購入が可能な施設です。人気を集めているのは、毎日朝9時から開催されている「お菓子の詰め放題」です。220円で桔梗信玄餅を指定の袋いっぱいにつめて持ち帰ることができます。オープン前には毎日行列ができるため、参加される方は早めに訪れるのがおすすめです。

また同敷地内には、市場に出回ることのない規格外の野菜を販売する「グリーンアウトレット1/2」、2023年10月にオープンしたばかりの賞味期限が近い、形が歪んでしまったスイーツを格安で販売する「Price Half Rond.」なども併設されています。

桔梗信玄餅 工場テーマパーク
住所:山梨県笛吹市一宮町坪井1928

「富士見橋展望台」から富士山を眺める

富士見橋展望台

次に訪れるのは、国道137号線沿いにあるドライブ中の絶景ビューポイント「富士見橋展望台」です。桔梗信玄餅 工場テーマパークからは、車で20分ほど走ると到着します。

富士見橋展望台は、富士山と河口湖の周辺に広がる町並みを一度に眺めることのできるスポットです。木製の展望台は一見小さく見えますが、高さは約3メートル。登る前と登ったあとでは全く違った景色が眼の前に広がります。日中はもちろん、夜景のスポットとしても人気を集めインスタグラムなどではこちらの展望台から撮影された写真を数多く見かけることができます。

展望台へ向かう道は坂道のため、冬季に訪問する際は雪や氷でのスリップには十分注意し、安全運転を心がけてください。

富士見橋展望台
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町河口 御坂みち

富士五湖の一つ「河口湖」を散策

河口湖

次に訪れるのは、富士山観光の定番スポット富士五湖の一つである「河口湖」です。富士見橋展望台からは、車で10分程度でアクセス可能です。

河口湖は富士五湖の中で山中湖に続き2番目の大きさで面積が6.1平方キロメートル、水深は最大で15.4メートルにまで達します。河口湖の湖畔には様々な施設がありますが、ガイドブックに掲載されるような富士山の絶景を楽しむのであれば、「大石公園」がおすすめ。全長350メートル続くの敷地の中に、ラベンダー・コキア・紅葉など90種類以上の花が四季の変化に合わせて富士の景色を彩ります。

また景色を楽しんだあとは「CAFE “With a view of Mt Fuji”(富士山の見えるカフェ)」に立ち寄るのがおすすめです。コーヒー、紅茶、ソフトクリームなどを楽しめる他、富士桜高原地ビール「ピルス」も飲むことができます。

河口湖
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町

日本らしい富士の景色を堪能「新倉山浅間公園」

新倉山浅間公園

次に向かうのは、まるで絵葉書のような景色を楽しめる「新倉山浅間公園」です。河口湖からは車で15分ほどでアクセスできます。

新倉山浅間公園は、遠くに見える富士山、朱色の柱が特徴的な五重塔「忠霊塔」、春にはピンク色に花開く桜と、日本を連想させるすべてを一度に見ることのできるスポットです。
近年SNSなどでこの風景が広まると、海外からの旅行客を中心に一気に注目の的となったスポットです。もちろん日本人の方が訪れても、その素晴らしい景色に心打たれること間違いありません。

上記写真のような素晴らしい景色を眺めるためには、398段の階段を上り山の中腹を目指す必要があります。ちょっとしたハイキングや登山になるため、訪れる際は歩きやすいスニーカーなどを準備しておきましょう。

新倉山浅間公園
住所:山梨県富士吉田市浅間2丁目4-1

国の天然記念物に指定!「忍野八海」を散策

忍野八海

次に向かうのが、日本の田舎の原風景がそのまま残る「忍野八海」です。新倉山浅間公園からは、車で20分ほどの道のりです。

忍野八海は、富士山の伏流水が流れ込んだ湧水池を中心に、茅葺屋根の伝統的な家屋や池に掛かる橋、水車などを見て回ることのできるスポットです。日本の昔の村の様子が残されており、どこか懐かしい気分に浸ることができます。またこの素晴らしい景色は、世界遺産富士山の構成資産の一部としても認定がされています。

伏流水で作り出させれた透明度の高い池の鑑賞や、水の流れる音に耳を傾け自然を感じながら、記念撮影やお散歩をお楽しみください。

忍野八海
住所:山梨県南都留郡忍野村忍草

夕食は山梨名物の「ほうとう」を堪能しよう

ほうとう

山梨観光の最後は山梨県の郷土料理「ほうとう」で締めくくります。山中湖周辺には、ほうとうを提供している飲食店が数多くありますが今回は「大豊」さんを紹介します。
山中湖ICを降りて車で2分程度の場所にあるお店で、歴史を感じさせる和の雰囲気の建物が目印です。

最初に「ほうとう」が何であるかを簡単に説明すると、小麦粉を練った平打ち麺と一緒にきのこやかぼちゃ、野菜などを味噌仕立てのスープで煮込んだ鍋料理です。2007年には農林水産省により、「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれています。

大豊さんでは、味噌味はもちろんこの店オリジナルの「塩ほうとう」が人気を集めています。塩味のあっさりとしたスープと、麺やきのことの相性が抜群。数名で訪れ、味噌と塩の両方を食べ比べてみるのもおすすめです。

大豊
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中865-919

山梨県に来たら泊まりたい!山中湖周辺のおすすめ宿3選

最後に、山梨県に来たら宿泊をしたいおすすめのホテルや宿を3つご紹介します。最近新たな宿泊形態として人気を集めているグランピング施設についても注目です。
今回はモデルコースに合わせて山中湖周辺の宿から厳選しています。

ホテルマウント富士

山中湖ICからは車で約20分。1963年に開業し2023年で創業60周年を迎えた老舗の宿が「ホテルマウント富士」です。ホテルの名前にある通り、富士山と眼の前に広がる山中湖の景色が一望できるロケーションが人気です。

客室は全11タイプを用意。建物全体が標高1,100メートルの場所に位置しているため、どの客室からも眺めの良い景色をお楽しみいただけます。最もベーシックなスタンダードツインのお部屋の広さは29.8平米。窓際には、ソファーとテーブルが置かれているため、景色を楽しみながらお茶やコーヒーをお召し上がりいただけます。この客室では、エキストラベッドを利用すれば最大3名まで宿泊可能です。

ホテルマウント富士の魅力の一つでもある温泉は館内に2つの施設を完備。山中湖を一望できる展望露天風呂の「はなれの湯」、ロウリュサウナや外気浴スペースが設けられた「満天星の湯」をお楽しみください。
どちらの温泉も泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効果があると言われています。

ホテル選びの重要なポイントであるお食事処に関しては、フレンチ・和食・ビュッフェレストランの3つを用意。富士山周辺で採れた地元野菜や新鮮な海の幸・山の幸を利用したオリジナルのメニューが多数並びます。
レストランの雰囲気もそれぞれ異なるため、シーンや用途に合わせて利用可能です。

ホテルマウント富士
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中1360-83

富士松園ホテル

山中湖ICからは車で約20分。ホテル敷地内にある日本庭園と富士山が作り出す絶景が自慢のお宿が「富士松園ホテル」です。国道138号線沿いにあるため、観光の拠点として日本人のみならず外国人観光客からも人気を集めています。

客室は和室、洋室など計5タイプで合計112室を完備しています。すべての客室から富士山もしくは山中湖を一望できるのが、富士松園ホテルの客室の特徴の一つです。
ホテルでの滞在を重視したい方におすすめなのが「温泉風呂付スイートルーム」です。広さが50平米でベットのある洋室と畳の和室が用意され、広々とした空間で快適な滞在が可能です。富士山ビューと山中湖ビューの合計2室のみのため、早めの予約がおすすめです。

大浴場に関しては、富士山の溶岩を敷き詰めた「富士溶岩風呂」が人気です。泉質はアルカリ性単純温泉で肌の角質が除去されることから「美白の湯」とも呼ばれています。露天風呂も併設されており、お湯に浸かりながら富士山を眺め、四季の変化を感じ取ることができます。

ホテルを利用する際は、オンラインでのみ予約を受け付けている点は注意が必要です。公式サイトもしくは、提携サイトからお手続きをお願いします。

富士松園ホテル
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中195

ビジョングランピングリゾート山中湖

山中湖ICからは車で約15分。プライベートが確保された空間の中で大自然を満喫することのできる施設が「ビジョングランピングリゾート山中湖」です。2022年12月にオープンした、比較的新しい施設です。

ビジョングランピングリゾート山中湖の特徴は、露天風呂やサウナなどが各部屋やドーム型テントに設置されいているため、他の利用者を気にすることなく利用ができる点です。
グランピング気分を最大限に味わうことのできるドーム型テントは6メートルと8メートルの2種類を用意。最大6名と8名が同時に宿泊できるため、親子3世代やグループ旅行にもおすすめです。
また冷暖房が完備されているため、一年を通して自然の中での滞在をお楽しみいただけます。

食事に関してはイタリア料理店「ロトンド」が提供しているイタリアンBBQスタイルが人気です。季節の野菜を使用したバーニャカウダや生ハムの盛り合わせなど、こだわりのメニューが並びます。
もちろん自分自身で食材を持ち込み、お肉やお魚を好きなように調理をして食べることも可能。旅のスタイルに合わせて楽しみ方を変えることができるのもグランピングの醍醐味の一つです。

レンタサイクルや焚き火など、滞在をより楽しめるオプションサービスも用意されているため、うまく活用して山梨の自然を満喫してください。

ビジョングランピングリゾート山中湖
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中 1385番43

富士山の絶景を楽しむなら山梨県へ!名物グルメもお忘れなく

甲府市の市内から、山中湖方面を観光するおすすめのモデルコースを紹介しました。山梨土産の定番である桔梗信玄餅を生産する工場や、日本らしい富士山の景色を楽しめるスポットなど、魅力的な場所ばかりでした。
宿泊施設に関しても、ホテル・旅館・グランピングとニーズに合わせて選択できるのもおすすめできるポイントです。

山梨県には今回紹介したスポット以外にも、魅力的な観光地がたくさんあります。AVA Travelを活用して、その他のエリアにもぜひ足を運んでみてください。
石和温泉を中心とした観光モデルコースは以下の記事でも紹介しています。こちらも合わせて旅のプランの参考にしてみてください。

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