四季折々の景色の変化や、ウィンタースポーツなどを楽しめる場所として人気の山形県。県庁所在地である山形市は人口24.2万人を有する県内最大の都市です。立石寺や蔵王観光の拠点ともなっており、市内には美味しい山形グルメを楽しむことのできるお店も並んでいます。
本記事では山形市でランチの楽しめる穴場のお店を6つ紹介します。記事の後半では、山形旅行の際に一度は泊まってみたいおすすめのお宿も合わせて解説。宿選びの参考にも本記事をご活用ください。
目次
山形市へのアクセス方法について
はじめに山形市へのアクセス方法について解説します。山形市最大の駅は山形駅で山形新幹線と在来線の奥羽本線 ・左沢線 ・仙山線 が乗り入れを行っています。山形新幹線を利用すると、東京駅からは約2時間45分、福島駅からは約1時間15分でアクセス可能です。
地方都市から飛行機を利用してアクセスをする場合は、山形空港 (おいしい山形空港)が空の玄関口。市内中心部から23キロほど離れた郊外にあり、シャトルバスを利用すると約25分〜35分で移動が可能です。
山形空港へは東京・大阪・札幌・名古屋から日本航空とフジドリームエアラインズが運行しています。
山形市でランチが食べられる穴場のおすすめスポット6選
ここからは、山形市でランチが楽しめる穴場のお店を6つご紹介します。
CAFE&BAR DRAGON CAFE
個人での利用だけでなく、ママ会や女子会などグループでの利用にもおすすめのお店が「CAFE&BAR DRAGON CAFE」です。山形駅からはタクシーで7分ほどの場所に位置しています。
パスタやピザ、ドリアといった洋食メニューを中心に提供しているお店で、アラカルトメニュー以外にもコース料理も用意しています。ランチコースの場合は、ドリンクが一杯ついて950円〜利用が可能です。3名以上で3〜5品の大皿料理をお楽しみください。テイクアウトができるお料理も用意されています。
座席は、テーブル、座敷、カウンターと様々なタイプを用意。個室のお席も用意されているため、小さなお子様を一緒に連れても気軽に利用可能です。夜はバーとしても営業しているため、シックで落ち着いた雰囲気の内装でまとめられています。
CAFE&BAR DRAGON CAFE
住所：山形県山形市寿町18-25
和風肉料理 佐五郎
明治43年に創業し、110年以上の歴史を持つ老舗の山形牛専門店が「和風肉料理 佐五郎」です。山形駅からは徒歩4分でアクセスできる、駅前に位置しています。
はじめに山形牛がどのようなお肉かを解説すると、山形牛として認められるためには下記の3つの条件を満たす必要があります。
１、：山形県内において、最も長く育成・肥育され、かつ最終飼養地が山形県内である未経産及び去勢の黒毛和種。
２ ：公益社団法人日本食肉格付協会が定める肉質４等級以上のもの。
︎３ ：ただし、１の条件を満たし、肉質が３等級についても同様に取り扱う。
上記の条件を満たお肉は、肉のキメが細かく、食味が美味しい牛肉としてブランド品として販売が行われています。
和風肉料理 佐五郎では、山形牛を使用したすき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキを堪能できます。ランチタイムには、手頃な価格帯で食べられるハンバーグランチがあるのも魅力的なポイントです。
店内は個室や宴会場として使えるスペースも用意されているため、会食などのビジネスシーンで利用するのもおすすめのお店です。
和風肉料理 佐五郎
住所：山形県山形市香澄町1丁目6-10
そば処 庄司屋 本店
慶応年間（1865年4月7日〜1868年9月8日）に創業した、山形市内では一番古い歴史を持つお蕎麦屋さんが「そば処 庄司屋 本店」です。山形駅からは徒歩10分でアクセスをすることができます。
庄司屋では、「挽きたて」・「打ちたて」・「茹でたて」にこだわった、3種類のお蕎麦を提供しています。
「といちそば」は、石臼で引いた純国産のそば粉を、そば粉十割・つなぎ一割りで打ち込み、そば粉の風味を存分に感じることのできる味わい。「さらしなそば」は更科粉から作られる純白の本格的江戸風そば。
「板そば」は、山形県特有の田舎そば。太麺の藪そばと更科そばの合い盛「更科あいもり板そば」が人気メニューです。
つけ汁は、土佐鰹の本節や利尻昆布を蔵王水と一緒に煮詰めて作り上げます。創業以来変わらぬ味で、添加物などを一切含まない健康に配慮している点も人気です。
単品メニューだけでなく、「そば会席」も用意されているため宴会や、グループでのランチにもおすすめです。
そば処 庄司屋 本店
住所：山形県山形市幸町14-28
お食事処 湯の花茶屋
日帰り温泉入浴施設「新左衛門の湯」の一角にあるのが、美味しい料理を楽しめる「お食事処 湯の花茶屋」です。蔵王バスターミナルからは、徒歩6分ほどの場所に位置しています。
お食事処 湯の花茶屋では、山形県産の食材を使用した料理を取り扱い、ランチだけでなく1日を通してご利用いただけるお店です。
人気メニューは、打ち立て・茹でたてで提供される国産そば粉100％の「十割そば」、蔵王牛を使用した「すきやき御膳」や「牛丼」です。その他にも季節限定メニューの販売なども行っているため、何度訪れても新しい味と出会うことができます。
店内は、掘りごたつ席とテーブル席を用意しているため、小さなお子様連れでも快適に利用できます。大きな窓からは、中庭の自然を見渡すことも可能です。
食事の際には「美人の湯」として親しまれている、源泉100％のお風呂も合わせてお楽しみください。
お食事処 湯の花茶屋
住所：山形県山形市蔵王温泉川前905
しばママのお店
観光地にあるお店でありながら、安くて美味しいものを提供したい！そんなオーナーの思いが詰まったお店が「しばママのお店」です。蔵王バスターミナルからは、徒歩6分ほどの場所に位置しています。
2021年12月17日にリニューアルオープンしたお店は、黒色と白色が目を引く、スタイリッシュなデザインが特徴。
提供されるお食事は、健康に配慮したヘルシーメニューが中心。地元の野菜をふんだんに利用した、グリーンカレーやべジブロススープなどが人気です。旅行中に不足しがちな野菜も、こちらのお店に来れば一気に補うことができます。
また、山形県産の食材などを利用していることが認められ「山形市の地産地消」の店にも選ばれています。しばママは、明るく会話好きのため旅先でのおしゃべりも楽しみに訪れてみてください。
しばママのお店
住所：山形県山形市蔵王温泉川前939-3
蔵王カフェ＆バル Chotto
天井が高く開放感溢れる店内で、お昼からお酒を楽しめるお店が「蔵王カフェ＆バル Chotto」です。蔵王バスターミナルからは、徒歩6分ほどの蔵王温泉街の中心に位置しています。
お店では、自家製のスパイスサングリアや、ジンジャエールウィスキーなど限定メニューが人気を集めています。お酒と合う揚げたてのフライドポテトや、合鴨のレアローストなどおつまみメニューも充実。
小腹がすいたときには、山形県産の豚肉や野菜を使用したベトナム発祥の「バインミー」をお楽しみいただけます。外はサクサク、中はしっとりとした子供でも食べやすいバケットと具材の相性は抜群です。
山形県産の甘いかぼちゃを使用したプリンなどのデザートメニューもあるため、カフェとして利用するのもおすすめです。
蔵王カフェ＆バル Chotto
住所：山形県山形市蔵王温泉11-1
山形市のおすすめホテル3選
最後に山形市への旅行の際に、一度は泊まってみたいおすすめのホテルや旅館を3つ紹介します。
リッチモンドホテル山形駅前
山形観光の拠点とのホテルとしておすすめなのが「リッチモンドホテル山形駅前」です。山形市の玄関口である山形駅西口から徒歩5分の場所に位置しています。
客室は全6タイプ、216室を用意。全客室に羽毛布団をシーツで包んだデュベスタイルのベッド、PCなどでの作業ができる大型のデスクとライト、ミキモトコスメティックスのアメニティーを完備し、快適な滞在が可能です。
最もベーシックなシングルルームは、広さ18.3平米。40型の液晶テレビとユニットバスを完備しています。コンパクトでありながら、清潔感のある使い勝手の良い客室です。
グループ旅行などの際におすすめのツインルーム（3名様利用）のお部屋は、広さ34.7平米。旅の疲れを癒やす、マッサージチェアも完備しています。
旅の醍醐味の一つである朝食会場は、2023年12月23日にリニューアルオープン。山形県の郷土料理である「芋煮」、「玉こんにゃく」などをブッフェ形式でお召し上がりいただけます。
またリニューアルに伴い、ライブキッチンスタイルで目の前で揚げた天ぷらを提供するコーナーなどが新設されました。
朝食付きプラン以外で宿泊の場合は、大人2,000円、お子様(小学生6歳～12歳)1,000円、幼児（6歳以下）は無料で利用いただけます。
リッチモンドホテル山形駅前
住所：山形県山形市双葉町1丁目3-11
五感の湯つるや
源泉100％のかけ流しの天然温泉が楽しめるお宿が「五感の湯つるや」です。ウインタースポーツが楽しめる山形市の蔵王エリアにあり山交バス 蔵王温泉バスターミナルの目の前に位置しています。
客室は琉球畳や手漉き和紙で作られた障子が目を引く、和風の雰囲気が特徴。和洋室８畳ツインベッドや和室10畳など合計5つのタイプを用意しています。
2022年にリニューアルした和モダンツインのお部屋は広さ36平米。畳の上にベッドが置かれ、テーブルや椅子も設置されているため使い勝手が良いのがおすすめのポイント。夕暮れ時には窓から夕日が差し込み、幻想的な雰囲気に包まれます。
客室のベッドは、クルーズトレイン「四季島」にも採用されている寝心地抜群のフランスベッドを使用しています。
温泉は地下300メートルから汲み上げた乳白色のにごり湯を使用。源泉かけ流し100％の贅沢なお湯をお楽しみいただけます。露天風呂からは、蔵王の雪景色や紅葉など四季の変化に合わせた素晴らしい景色を眺めることも可能。全国2位の酸性度の高い泉質で、切り傷や慢性皮膚病などにも効果があると言われています。
また大浴場の他に、プライベートな空間で温泉が楽しめる4つの貸切風呂も併設。洞窟の湯・北斗の寝湯・木の香の湯・恵の湯とすべてタイプが異なるため、何度訪れても違った雰囲気が楽しめるのもおすすめのポイントです。
五感の湯つるや
住所：山形県山形市幸町2-9
深山莊 高見屋
享保元年の創業の300年以上の歴史がある、蔵王エリアでも老舗の旅館が「深山莊 高見屋」です。自家源泉から組み上げた天然温泉が自慢で、蔵王バスターミナルからは徒歩7分でアクセスできます。
客室は和の雰囲気が漂う全6タイプ。それぞれ全く違った内装や作りのため、お部屋を変えて何度でも訪れたくなる旅館です。
「離れの別邸 雛蔵」は、伝統的な日本の蔵を丸々一棟を改装して客室にした2階建てタイプのお部屋。広さは 110平米あり、1階には大広間やカウンターキッチン、和室、露天風呂、寝室、2階にも寝室が用意されています。お手洗いなどは各階に設けられているため、2家族でのグループ旅行などで利用するのもおすすめです。
また温泉旅館には珍しく「お一人様専用和室」を用意しているのも特徴の一つ。純和風の作りの客室で、広さは最低30平米以上あるため快適にお過ごしいただけます。
大浴場には3つの自家源泉から湧き出る、強酸性の硫黄泉を使用した9つの浴槽を設置。山形の伝統職人が作り上げた「露天桶風呂」、川のせせらぎを聞きながら温泉に浸かることのできる「蔵王石風呂」などをお楽しみください。周囲の目を気にすることなく温泉を楽しめる貸切風呂も完備。貸切風呂の浴槽は信楽焼で作られています。
深山莊 高見屋
住所：山形県山形市蔵王温泉54
山形市内にはランチを食べられるお店が多数！蔵王エリアにも足を伸ばしてみよう！
山形市にあるランチの楽しめる穴場のお店と、おすすめの宿を紹介しました。山形市には蔵王牛や山形牛など地元のブランド肉を手頃な価格で楽しめるお店や、小さなお子様を連れた旅行の際でも気軽に利用ができるお店が並んでいます。どのお店も、食材や調理方法にこだわり料理を提供しているので満足できること間違いなしです。
本記事では穴場のランチスポットに焦点を当てて、山形市の魅力を紹介しました。この他にも山形市には人気の観光スポットやホテルがまだまだたくさんあります。その他の情報については、下記の記事やAVA TravelのAI相談など活用して検索をしてみてください。AI相談では、あなたに合ったおすすめの観光スポットなどが見つかります。
元旅行会社勤務のトラベルライターです。プロならではの視点で全国各地の魅力やおすすめスポットを紹介しています。 国内・海外問わず旅行が大好きで、世界遺産やローカルフード巡りを楽しんでいます。旅行系の記事執筆を得意としております。
