蔵王観光モデルコース【4月・1日】樹氷は終了・御釜は4/24開通前後・残雪の地蔵山頂と温泉街の費用つき行程表
「蔵王観光にレンタカーは必要?」の答えは、行き先で分かれます。結論を先に言うと、山形側の蔵王温泉の温泉街とロープウェイだけなら車は不要で、山形駅からバス一本(片道1,200円・約40分)で行けます。一方、火口湖の御釜(お釜)や蔵王エコーライン方面は公共交通の便が極端に少なく、路線バスは1日1往復、無料シャトルでも1日2往復です。しかも冬期はエコーライン・蔵王ハイラインが通行止めになり、レンタカーでも御釜には行けません。
この記事では「どこまで車なしで行けて、どこから車(またはツアー)が要るか」を、運賃・便数・所要時間・フリーパスの有無で線引きします。まず全体像を1枚の表にまとめました。なお同じ「蔵王」でも新幹線の白石蔵王駅は宮城県側で、この記事は山形駅を起点とする山形・蔵王温泉側を扱います。
結論早見表:車なしで行ける?行けない?
| 行き先 | 車なしで行ける? | 主な手段 | 料金(大人) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 蔵王温泉の温泉街・大露天風呂 | ◎ 行ける | 山形駅から路線バス | 片道1,200円 | 約40分・毎日運行 |
| 蔵王ロープウェイ(樹氷・地蔵山頂) | ◎ 行ける | 温泉街から徒歩+ロープウェイ | 往復4,400円 | 温泉街の高台から乗車 |
| 蔵王中央ロープウェイ(ドッコ沼) | ◎ 行ける | 温泉街から乗車 | 往復2,400円 | 温泉街の中心部 |
| 御釜(お釜)※運行日 | △ 条件つき | 路線バス1日1往復 or 無料シャトル1日2往復 | シャトル無料+刈田リフト往復1,000円 | 夏〜秋の運行日限定 |
| 御釜(冬期など運行外) | ✕ 行けない | ― | ― | 道路通行止でレンタカーも不可 |
温泉街とロープウェイは車なしで完結し、迷うのは御釜だけと考えて差し支えありません。以下でそれぞれの運賃と便数を詳しく見ていきます。
山形駅から蔵王温泉へはバス一本
蔵王温泉へは、JR山形駅前から山交バスの路線バス(Z90系統)が出ています。乗り換えなしで温泉街まで行けるため、ここだけならレンタカーは不要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | 山交バス Z90(山形駅前〜蔵王温泉バスターミナル) |
| 所要時間 | 約40分 |
| 運賃 | 片道 大人1,200円(2026年時点) |
| 支払い | 現金・交通系ICカード(Suica等の全国相互利用対象カード)に対応 |
| 往復割引 | なし(片道券のみ・当日有効) |
| 運行 | 毎日運行。日中はおおむね1時間に1本前後 |
支払いは現金のほか、Suicaなど全国相互利用サービス対象の交通系ICカードが使えます。往復割引の設定はないため、片道ずつ支払う形になります。
温泉街は徒歩とロープウェイで十分回れる
蔵王温泉の見どころは温泉街に集まっていて、バスターミナルから徒歩と索道で回れます。代表的なスポットの料金・営業時間は次のとおりです。
| スポット | 料金(大人) | 営業時間 | アクセス |
|---|---|---|---|
| 蔵王温泉大露天風呂 | 850円(子供400円) | 平日9:30〜17:00/土日祝9:30〜18:00 | バスターミナルから徒歩約20分 |
| 蔵王ロープウェイ 山麓駅 | 地蔵山頂 往復4,400円 | 山麓線8:30〜17:00 | 温泉街の高台 |
| 蔵王中央ロープウェイ | 往復2,400円 | 施設の運行案内による | 温泉街の中心部 |
大露天風呂は源泉かけ流しの強酸性泉で、冬期(11月下旬〜4月下旬頃)は休業します。2026年は4月25日から営業を開始しました。日中のほか、6月〜10月上旬の開催日限定で夜の特別営業(18:30〜21:00・大人1,000円)も行われます。
ロープウェイは2社。行き先で選ぶ
蔵王温泉には2つのロープウェイがあり、目的地が違います。樹氷や山頂の眺めなら蔵王ロープウェイ、湖沼の散策なら蔵王中央ロープウェイが向きます。
| 蔵王ロープウェイ | 蔵王中央ロープウェイ | |
|---|---|---|
| 主な見どころ | 地蔵山頂(蔵王地蔵尊・登山口)・樹氷高原 | ドッコ沼・鳥兜(とりかぶと)方面 |
| 往復・大人 | 地蔵山頂4,400円/樹氷高原2,200円 | 2,400円 |
| 往復・こども | 2,200円/1,100円 | 1,200円 |
| 営業時間 | 山麓線8:30〜17:00・山頂線8:45〜16:45 | 施設の運行案内による |
| 上り最終 | 地蔵山頂行き 山麓駅発16:00 | ― |
蔵王中央ロープウェイの山上からは中央第1リフト(往復1,000円・片道600円)も出ていて、鳥兜山の展望台方面へ足を延ばせます。いずれも温泉街から乗車できるので、ここまでは車がいりません。
御釜(お釜)だけは要注意
車の要否の分かれ目は御釜です。蔵王のシンボルである火口湖ですが、蔵王温泉の温泉街とは山を挟んだ反対側にあり、公共交通の便が限られます。
| 手段 | 起点 | 便数 | 運賃 | 御釜まで |
|---|---|---|---|---|
| 路線バス Z90/Z91 | 山形駅・蔵王温泉 | 1日1往復 | 路線バス運賃 | 刈田山頂バス停から徒歩 |
| グリーンエコー号(無料シャトル) | かみのやま温泉駅 | 1日2往復・毎日 | 無料 | 刈田駐車場→蔵王刈田リフト |
| レンタカー | 山形駅ほか | 随時 | 5,000円台〜/日+ガソリン | エコーライン・ハイライン経由 |
路線バスの御釜(刈田山頂)行きは本数が少なく、7月31日までの平日と10月26日以降は運休します。刈田山頂線そのものが冬期は運行しません(蔵王エコーラインの通行止め時も運休)。
無料シャトル「グリーンエコー号」は、上山市のかみのやま温泉駅が起点です。2026年は4月25日〜11月3日の毎日、1日2往復で運行します。26名乗りのマイクロバスで、予約はできません。
| 便 | かみのやま温泉案内所前 発 | 刈田駐車場 着 | 刈田駐車場 発 | 案内所前 着 |
|---|---|---|---|---|
| 午前便 | 9:20 | 10:20 | 11:15 | 12:50 |
| 午後便 | 13:25 | 14:20 | 15:30 | 16:25 |
グリーンエコー号は御釜手前の刈田駐車場が終点で、そこから御釜の展望台までは蔵王刈田リフト(往復1,000円・片道600円)に乗り継ぎます。蔵王温泉に泊まっている場合は、蔵王温泉バスターミナル→山形駅(バス約40分)→JR山形線でかみのやま温泉駅(約15分)と移動してから乗る形になります。
フリーパス・お得チケットの有無
「山交バスの1日乗車券で蔵王温泉まで乗り放題」と考える人がいますが、これは使えません。逆に、バスとロープウェイのセット券は割安です。
| チケット | 蔵王温泉に使える? | 料金 | 内容 |
|---|---|---|---|
| やまがた1日乗車券 | ✕ 使えない | ― | 山形市内等が乗り放題だが蔵王温泉は対象外 |
| バス&ロープウェイセット券 | ○ 使える | 大人3,200円/子供1,600円 | 山形駅前⇔蔵王温泉の往復バス+蔵王中央ロープウェイ往復 |
| 蔵王刈田リフト | 御釜用 | 往復1,000円/片道600円 | 刈田駐車場→御釜の展望台 |
やまがた1日乗車券は山形市内や天童・上山などが対象で、蔵王温泉までは行けません。一方、山形駅前⇔蔵王温泉の往復バスと蔵王中央ロープウェイ往復をまとめたセット券は大人3,200円で、別々に買うより割安です。
レンタカーが向くケースと相場
以上をふまえると、レンタカーを借りるべきかは「御釜や周辺まで回るか」「人数」「時期」で決まります。山形駅発のレンタカーはコンパクトカーで1日5,050円〜(楽天トラベル)が目安です。
| 公共交通のみ | レンタカー | |
|---|---|---|
| 山形駅↔蔵王温泉の費用 | 往復2,400円/人(1,200円×2) | 1日5,050円〜+ガソリン・駐車場 |
| 向いている人 | 温泉街とロープウェイ中心・少人数 | 御釜や周辺も回る・3〜4人・冬期以外 |
| 注意点 | 御釜は運行日・便数が限られる | 冬期は道路通行止で御釜へは行けない |
温泉街とロープウェイだけなら、2人でもバスの往復代のほうが安く、駐車場も気にせず済みます。逆に3〜4人で御釜や周辺スポットまで回るなら、時間の自由がきくレンタカーが有利です。ただし冬期はエコーライン・ハイラインが閉鎖され、車でも御釜へは行けない点だけは変わりません。山形市街とあわせて回る計画は山形市周辺の観光モデルコースも参考にしてください。
この移動をアプリで組む
蔵王で面倒なのは、温泉街(車なしでOK)・ロープウェイ・御釜(便が少ない)が別方向に散らばっていて、しかも御釜行きの便が路線バス1日1往復・無料シャトル1日2往復と限られることです。時刻を1本外すとその日は行けない、ということが起こります。AVA Travelなら、行き先と日数を選ぶとAIがモデルコースと旅程を自動作成し、バスの移動時間をふまえたルートにまとめます。大露天風呂やロープウェイのように気になった場所をLIKEすると地図上に位置関係がまとまるので、車あり・車なしそれぞれで無理のない順番を組み替えられるのが便利です。温泉街の食事処やカフェを探すときは、好みに合う店をAIが提案します。
よくある質問
蔵王温泉に行くだけならレンタカーは必要ですか?
必要ありません。JR山形駅前から山交バス(Z90系統)が乗り換えなしで蔵王温泉バスターミナルまで走り、片道1,200円・約40分で毎日運行しています。温泉街の大露天風呂やロープウェイは徒歩と索道で回れます。
御釜(お釜)へは車なしで行けますか?
運行日なら行けます。山形駅・蔵王温泉から御釜(刈田山頂)行きの路線バスが1日1往復、かみのやま温泉駅からは無料シャトル「グリーンエコー号」が1日2往復(2026年は4月25日〜11月3日)出ています。ただし路線バスは7月31日までの平日と10月26日以降は運休し、冬期はエコーライン通行止めで運行そのものがありません。
御釜まではバスだけで着きますか?
着きません。グリーンエコー号は御釜手前の刈田駐車場が終点で、そこから展望台までは蔵王刈田リフト(往復1,000円・片道600円)に乗り継ぎます。
蔵王温泉まで使えるフリーパスはありますか?
やまがた1日乗車券は蔵王温泉が対象外で使えません。代わりに、山形駅前⇔蔵王温泉の往復バスと蔵王中央ロープウェイ往復をまとめた「バス&ロープウェイセット券」が大人3,200円・子供1,600円で発売されています。
※運賃・営業時間・運行日・料金は2026年7月時点の各公式サイトおよび交通事業者の公表情報です。ダイヤ改正や季節による変更、悪天候時の運休があるため、訪問前に各公式サイトで最新情報を確認してください。




