【福井南エリアの穴場観光スポット】パワースポット・絶景など穴場スポット8選&周辺グルメもご紹介

明鏡洞

福井県といえば、東尋坊や永平寺、恐竜博物館などが有名ですが、他にもたくさんの観光スポットがあります。古くから受け継がれた伝統文化が数多く残っており、伝統的な街並みや歴史ある遺跡、由緒ある寺社仏閣などが各地に点在しています。

この記事では、福井県の南部の、あまり知られていない魅力的な穴場観光スポットを紹介します。この記事を読めば、福井の魅力をもっと知ることができますよ。ぜひ、福井県への旅行に興味がある人は、ぜひこの記事を読んで福井観光の参考にしてみてくださいね。

福井県南部ってどんなところ?

福井県南部の市町は、そのすべてが日本海に面し、穏やかな入り江や白い砂浜、のどかな田園や里山など、美しい自然の風景が広がっています。数多くある海水浴場では、美しいビーチと透き通った青い海で、様々なアクティビティを楽しむことができます。

また、歴史ある街並みや個性あふれる伝統文化と、古代から塩や海産物など豊富な食材を都に運び、都の食文化を支えてきたことでも知られています。

福井県南部のおすすめ穴場観光スポット8選

ここからは、福井県南部の穴場な観光スポットを8つご紹介します。

鉄道と港の大ジオラマ【敦賀赤レンガ倉庫】

敦賀赤レンガ倉庫福井県敦賀市、敦賀港に2棟並んで建っている「敦賀赤レンガ倉庫」は県内でも有数のレンガ建築物。1905年に建てられた石油倉庫で、国の登録有形文化財に登録されています。明治後期から昭和初期の敦賀のまちなみを再現した北棟「ジオラマ館」では、運転体験やライブ映像、ARなど敦賀の歴史を楽しく学ぶことができます。

南棟「レストラン館」では、地元の山海の幸がお洒落な赤レンガ空間で楽しめます。隣接するオープンガーデンには、シンボルツリーのケヤキを始めとした四季折々の花木が植えられ、ベンチで風が運ぶ潮の香りを感じながらしばし休憩も。

また、敦賀港には他にも旧敦賀港駅舎敦賀ムゼウムランプ小屋などレトロなスポットが徒歩圏内に点在してるので、まち歩きにもおすすめ。もう少し足を延ばせば人気のパワースポット“氣比神宮”や新しい複合商業施設“otta”など、見どころ満載のエリアです。

<敦賀赤レンガ倉庫>
住所:福井県敦賀市金ヶ崎町4-1

おすすめ周辺グルメ【Sogno-Poli】

「Sogno-Poli(ソニョーポリ)」は敦賀赤レンガ倉庫にあるイタリアンレストラン。ミシュランガイド北陸2021特別版でミシュランプレートを獲得した、県内外から高い人気を誇るお店です。

地元農園の野菜や果物、福井で獲れる魚介など福井の食材を中心に、旬を大事にした料理がいただけます。黒を基調とした落ち着いた店内は、開放感がありオシャレで落ち着きのある空間。ランチは、気軽に楽しめるパスタランチから若狭牛福井ポークを使った贅沢なコース料理まで、お好みのメニューが選べます。カフェとしても利用できるので、旅の途中にほっと一息つきたい時にもおすすめです。
また、ディナータイム完全予約制で大切な人と過ごしたいときや記念日にもピッタリ。港の雰囲気を感じながら美味しいワインと季節ごとに変わる旬の食材を味わえます。

<Sogno-Poli(ソニョーポリ)>
住所:福井県敦賀市金ヶ崎町4-1

7万年分の歴史的縞模様【福井県年縞博物館】

福井年縞博物館福井県若狭町にある「福井県年縞博物館」は、年縞をテーマにした世界初の博物館。年縞とは、湖や沼の底にプランクトンや土、火山灰などが積もってできるしま模様の堆積物のこと。三方五湖の一つである水月湖の年縞は世界最長で、年月にして約7万年分、深さにして約45mもあり、世界標準のものさしとして、年代測定に役立てられています。

館内では、湖底から掘り出した年縞の実物を圧巻の45m、ステンドグラスにして展示するほか、過去7万年間の人類や環境の歴史も紹介しています。ミュージアムショップでは、縞模様を転写したネクタイや、全長1mの年縞ポスターや定規など、ここでしか買えないユニークな年縞グッズが購入できます。

また、併設するcafe縞では美しい三方五湖と自然の景色を眺めながら、フレンチプレスの珈琲や、地元の旬の食材や飲み物などが楽しめます。特に年縞の掘削作業をモチーフにしたユニークなビジュアルの年縞SAND写真映えすると人気です。

<福井県年縞博物館>
住所:福井県三方上中郡若狭町鳥浜122−12−1  縄文ロマンパーク内

若狭路のパワースポット【若狭一宮】

若狭一宮 若狭姫神社福井県小浜市には「若狭一宮」とも呼ばれる若狭地方最古の神社があり、上社を「若狭彦神社」、下社を「若狭姫神社」といいます。2つの神社は約1.5㎞離れた別々の場所にあり、両社とも本殿・神門・随神門が一直線に配置されているのが特徴です。

彦神社には、参道にある向かい合った大きな杉の第二の鳥居や、二本の大杉が根元で繋がる夫婦杉などがあり、良縁・厄除け・運気アップ・夫婦円満などのご利益があるといわれています。また、姫神社には子宝や女性に恋と安産を授ける子種石や、不老長寿の象徴とされる高さ約40mの千年杉などがあり、縁結び・安産・開運厄徐などのご利益があるといわれています。

全国有数のパワースポットとしても有名で、両社を訪れることでよりバランスのとれた運気を得られるそうです。 彦神社には社務所が無いため、ご祈祷や御朱印などはすべて姫神社での対応となりますのでご注意ください。

<若狭一宮>
若狭彦神社/住所:福井県小浜市竜前28-7
若狭姫神社/住所:福井県小浜市遠敷65-41

五彩の変化を見せる神秘の湖【三方五湖】

三方五湖福井県美浜町と若狭町にまたがる三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖からなる「三方五湖」。若狭湾国定公園を代表する景勝地で、国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。5つの湖はそれぞれの塩分濃度、面積、水深が異なり、淡水魚、汽水魚、回遊魚など多様な魚が生息しています。

三方五湖に隣接する美浜町レイクセンターでは、国内初となる再生可能エネルギーにより航行する電池推進遊覧船で三方五湖を湖面から楽しむことができます。約45分間のクルーズは、四季折々の彩りを見せる風光明媚な三方五湖の景観を楽しめるほか、間近に迫る岩肌や生い茂る原生林などジャングルさながらの迫力ある景色も見どころのひとつ。

また、施設ではジビエなどの地元食材を活かしたホットドッグなど地元食材を味わえるカフェや、久々子湖を眺望できる屋外デッキ、三方五湖エリアを周遊するレンタサイクルステーションなどもあります。

<美浜町レイクセンター>
住所:福井県三方郡美浜町早瀬24−4−1

おすすめ周辺グルメ【活魚料理 味一休】

三方五湖のひとつ久々子湖のそばにある老舗料理店「味一休」。「新鮮にまさる美味なし、天然にまさる美味なし」をモットーに、毎朝料理人自らが敦賀市場に出向いてベストな魚を見極め、仕入れています。数種類の鮮魚が豪快に盛り付けられた海鮮丼や、自家製の甘辛いタレをかけた天婦羅丼が人気。そのほか、刺身・焼魚・煮付けと魚三昧の「若狭海の幸御膳」や若狭湾で獲れた甘鯛 若狭ぐじを鱗付きで焼いた「名物 若狭ぐじ御膳」など、旬の食材をより美味しく味わえるメニューを提供しています。

また、うなぎ料理にも定評があり、時期ごとに産地を厳選したうなぎを炭火で焼いて、美浜産のコシヒカリの上にのせ、創業当初より受け継ぐタレで仕上げています。上品な和風の店内にはテーブル席と座敷があり、久々子湖の景色を楽しみながらゆったりと落ち着いて食事を味わえます。

<活魚料理 味一休>
住所:福井県三方郡美浜町久々子80−3

旅の途中にくつろげる時間【GOSHOEN】

福井県小浜市にある「GOSHOEN」は、江戸時代の北前船商人が、藩主などをもてなすために建てられた別邸をリノベーションした建物です。数寄屋風書院造りの趣ある空間には、若狭塗箸などの販売スペースや仕事や勉強に集中したい時に利用できるワークスペースのほか、コーヒースタンドが併設されています。

テイクアウト中心のメニューで、広い和室で庭の木々を眺めながらゆっくりとコーヒーが味わえます。2Fには、月を眺めるためだけに造られたという部屋もカフェスペースとして開放されています。窓の外に見える松が象徴的で、遠い昔にお殿さまが見た風景を満喫できます。

また、土蔵を改修したミュージアムでは、古河屋と伝統工芸品の若狭塗の歴史について、見た目も楽しくわかりやすく展示。2Fはレンタルギャラリーとして、ワークショップやイベントを開催しています。「みんなの別邸」をコンセプトに、近所の人も、観光に来た人も気軽に集える場所として注目のスポットです。

<GOSHOEN>
住所:福井県小浜市北塩屋17-4-1

将軍様も愛した景色【明鏡洞】

明鏡洞福井県大飯郡高浜町の城山公園内にある「明鏡洞」は、日本海の荒波が作り上げた洞窟群「八穴の奇勝」のなかで一番大きな洞穴です。洞窟を通して見える水平線が、鏡に映った別の景色に見えることから名付けられました。時の将軍足利義満が、この風景を眺めるために何度も立ち寄ったという言い伝えも残っています。

夕陽百選にも選ばれており、夕方には青葉山に沈む美しい夕日を鑑賞できます。また、夜には水平線に漁火が灯り、よりいっそう幻想的な情景が広がります。波も少なく穏やかなビーチでは、SUP体験ツアーシーカヤックなどのマリンアクティビティが楽しめます。

明鏡洞の前には芝生広場が広がり、春には桜が咲くお花見スポットとしても人気です。城山公園には遊歩道があるので、さまざまな奇岩や若狭湾などの眺望が楽しめる展望台を散策してみるのもおすすめ。

<明鏡洞>
住所:福井県大飯郡高浜町事代6−1−1

古き時代にタイムスリップ【今庄宿】

今庄宿福井県南越前町にある「今庄宿」は、越前と若狭を結ぶ北国街道の玄関口として栄えた宿場町。幾重にも山が連なり、峠越えの道がすべて集まることから、この地を訪れた旅人は今庄宿で疲れを癒し、次に訪れる難所に備えました。

JR今庄駅内には、宿場町と鉄道の町として栄えた今庄の歴史を学べる情報館が併設しているので、散策前に立ち寄るとさらに楽しめますよ。約1kmにわたる町並みには、江戸時代に建築された趣のある町家や、本陣跡、旅籠などが立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。貴重な文化遺産として今も往時の面影を感じながら、ノスタルジックな気分を楽しむことができます。

また、古民家を改装したカフェや素材にこだわったパン屋さん、県外からも訪れる老舗のお蕎麦屋さんなど、散策をしながらグルメも楽しむのもおすすめ。ボランティアガイドを利用すると、散策コースに合わせた今庄宿の街並みや見どころをわかりやすく教えてくれます。ボランティアガイドの申込み詳細は南越前町今庄観光協会ホームページへ。

<今庄宿>
住所:福井県南越前町今庄

密かな絶景スポット【北前船主の館 右近家】

北前船主の館右近家敦賀港に近い、福井県南越前町の日本海沿いの集落に「北前船主の館 右近家」の立派な屋敷が残されています。全盛期には約30余隻を有した右近家は、現在、北前船歴史資料館となっている母屋をはじめ、屋敷裏の高台に建つ別荘「西洋館」など、当時の船主の栄華を垣間見ることができます。

館内では、北前船の模型や貴重な資料が展示され、海への畏敬の念の表れである海側を表とした屋敷構えなど、地域ならではの生活風習や家の造り方も見ることができます。西洋館は、1Fの外観は地中海スパニッシュ風、2Fは山小屋をイメージして建てられた特徴的な構造となっているのも必見。内部は、帆船が描かれたステンドグラスやタイルの装飾、モダンなインテリアなど、館主のこだわりが感じられる空間になっています。

また、西洋館からは日本海と集落が一望できる景色は、知る人ぞ知る絶景フォトスポット。眼下にはお坊さんが手を合わせる姿にみえる奇岩も楽しめ、天気のいい日は水平線の向こうに丹後半島の先端も見えることもあるのだそう。

<北前船主の館 右近家>
住所:福井県南条郡南越前町河野2−15

おすすめ周辺グルメ【畝来】

畝来

画像引用:https://bimeguri.jp/spot/3710/

北前船主の館 右近家の敷地にある隠れ家的フレンチレストラン「畝来(うら)」築105年の建物をリノベーションし、店内から見える日本海日本庭園の美しい眺めを五感で感じながらランチがいただけます。
また、2Fの個室(別途料金)からは日本海のパノラマを一望することができ、見晴らしの良いロケーションでも人気のスポットです。

地元出身のシェフが提供するのは、農薬を使わない自然栽培の野菜や、地元の旬の魚介などを使ったフレンチ。前菜、スープ、選べるメイン料理の通常のランチのほか、事前予約にてスペシャルコースが味わえます。ランチの前菜では、この地区に古くから伝わる郷土料理をフレンチ風にアレンジしたものも。
季節ごとにメニューは変わり、四季折々の食材の魅力を引きだす料理に出会えます。なかでも、セイコガニをまるまる一杯贅沢に使用したパスタ&リゾットは冬の人気メニュー。このエリアに足を運んだら、ぜひ一度立ち寄っていただきたいレストランです。

<畝来>
住所:南条郡南越前町河野2-16(北前船主の館 敷地内) 

福井の穴場観光スポットを満喫しよう!

この記事では、福井県南部にある穴場の観光スポットをご紹介しました。今回の穴場スポットと定番スポットを合わせて、福井の観光を楽しむのもおすすめです。北陸新幹線開業によって首都圏からのアクセスも良くなるので、ぜひ福井の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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