伊豆半島最古の温泉街とも言われているのが静岡県にある修善寺温泉。平安時代の807年に弘法大師（空海）が開いた修禅寺に由来しその名前がつけられたと言われています。現在では、20弱の温泉宿や飲食店、土産物店が集まる修善寺温泉街として多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
本記事では、修善寺温泉で食べ歩きを楽しむことのできるお店を6つ紹介します。また修善寺温泉で人気のお宿も紹介するので観光の際の宿選びの参考にも本記事をご活用ください。
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目次
修善寺温泉へのアクセス方法について
はじめに、修善寺温泉へのアクセス方法について解説します。修善寺温泉は、伊豆箱根鉄道駿豆線の最終駅「修善寺温泉駅」が玄関口です。静岡駅からは、伊豆箱根鉄道駿豆線の始発駅である三島駅で乗り換えを行い、最短1時間程度でアクセスできます。
東京駅からは、特急列車の踊り子号を利用すると乗換なしで約2時間ほどでアクセス可能です。都内からも気軽に訪れることができるため、1泊2日などの日数が限られた旅行の際の目的地としてもおすすめです。
修善寺温泉のおすすめ食べ歩きスポット6選
ここからは、修善寺温泉で食べ歩きを楽しめるお店を紹介します。修善寺温泉の基本情報などについては、下記のリンク先も合せてご確認をお願いします。
honohono cafe
2008年3月にオープンした、修善寺温泉の裏通りにあるお店が「honohono cafe」です。修善寺ICからは車で4分ほどの場所に位置しています。駐車場が4台分あるため、車で訪れることも可能です。
天井が高く、白を基調とした落ち着いた店内はリラックスした雰囲気が流れ、食べ歩きだけでなく休憩スポットとしてもおすすめのお店。屋根付きのテラス席は条件を満たせば、愛犬との利用も可能です。
お店のおすすめはシフォンケーキ。はちみつ・黒米を使ったここでしか食べることのできないこだわりのメニューが並んでいます。
またトマトの酸味がきいた伊豆牛のハヤシライス、自家製ピザソースが味の決め手のマルゲリータなどお食事系のメニューも提供しています。
カフェラテやカフェモカ、紅茶などドリンク系のメニューも充実しているのでお食事と合せてお楽しみください。
honohono cafe
住所：岡県伊豆市修善寺882-9
饅頭総本山源楽 修善寺本店
温泉旅行のお土産としても欠かせない昔ながらのおまんじゅうを販売するお店が「饅頭総本山源楽 修善寺本店」です。修善寺ICからは車で4分、赤い欄干が目印の虎渓橋(あこがれ橋)のすぐ近くで営業しています。
饅頭総本山源楽 修善寺本店は、おまんじゅうの専門店で様々な商品を販売しています。
看板メニューは「源楽胡麻饅頭」。竹炭を入れた真っ黒な生地で、黒ごまをたっぷり練り込んだ餡を包んだ商品です。しっとりと蒸し上げられているため、パサツキもなくお茶のお供には最適です。
その他には青々とした見た目が美しい「よもぎ饅頭」、良質な小豆で作られた「黒糖饅頭」なども人気です。
食べ歩きだけではなく、持ち帰ってギフトにしても喜ばれる商品なのでお土産を探している方もぜひ足を運んでみてください。
饅頭総本山源楽 修善寺本店
住所：静岡県伊豆市修善寺967
伊豆十三夜
1998年に国の登録文化遺産に指定された新井旅館「甘泉楼」の一角を改装した商業施設の中にあるのが「伊豆十三夜」です。修善寺温泉街の人気フォトスポット、虎渓橋(あこがれ橋)から徒歩1分の場所に位置しています。
伊豆十三夜は、郷土銘菓の販売店で濃厚なチョコレートケーキ「十三夜ガトーショコラ」がお土産として人気を集めています。定番のプレーン味以外に、季節限定で抹茶・いちご・サマーオレンジなどの販売も行っています。
食べ歩きグルメにおすすめなのが店頭で焼かれた、「十三夜焼き」（大判焼き）です。一つ一つ丁寧に焼かれた生地の中には、小倉・チーズ小倉・アップルジャムカスタード・抹茶クリームぜんざいと4つの味が用意されています。定番の小倉は藻塩を餡の中に練り込み、小豆の甘みをより一層引き立てた商品です。
伊豆十三夜
住所：静岡県伊豆市修善寺968-3
イズーラ修善寺
JR修善寺駅に直結している、伊豆箱根鉄道グループが運営する土産物店が「イズーラ修善寺」。伊豆の名産品や伊豆箱根鉄道のオリジナル商品などが購入できます。
食べ歩きを楽しむなら店内にある、軽食コーナーへ足を運んでみてください。そばやうどんなどを提供しているお店で、伊豆名物の「しいたけそば」、地産地消にこだわった「イズシカそば」を提供しています。
温かいメニュー・冷たいメニューともに用意されているため、季節を問わず美味しいお蕎麦やうどんを楽しめます。
またフライドポテトやみしまコロッケ、ジェラートなどのテイクアウトグルメも充実。修善寺までの長旅で小腹が空いたときにも、利用したいおすすめのお店です。
イズーラ修善寺
住所：静岡県伊豆市柏久保631-7 改札外 修善寺駅
みつばち工房花の道 修善寺店
国産のはちみつ、はちみつを利用したスイーツ、石鹸などを販売するお店が「みつばち工房花の道 修善寺店」です。恋愛成就パワースポットとして知られる「渡月橋(みそめ橋)」からは徒歩1分の場所に位置しています。
食べ歩きスイーツとしておすすめなのが、ジャージー牛乳と自慢のはちみつで作る「はちみつソフト」です。コーンに載せられたアイスだけでなく、ぜひ食べていただきたいのが「巣蜜ソフト」。ソフトクリームの横にはちみつがたっぷりかかった、巣蜜が添えられた商品です。はちみつの濃厚な旨味と、ソフトクリームのさっぱりとした味わいのバランスが抜群です。
巣蜜ソフトは1日30食の限定商品のため、早めに店舗へ訪れるようにしてください。お店は、朝9時～夕方5時まで営業しています。
みつばち工房花の道 修善寺店
住所：静岡県伊豆市修善寺825
蕎麦と地魚 博重
客席からは竹林を眺めながら食事の楽しめる1軒屋を利用したお店が「蕎麦と地魚 博重」です。修善寺で自然を感じることができる人気の観光名所「竹林の小径」の直ぐ側に位置しています。
蕎麦と地魚 博重で提供されるお蕎麦は、毎日手打ちで仕込まれる細麺の信州そば。そばそのものの旨味を感じることのできる「ざるそば」、沼津港から仕入れた新鮮な魚介類を使用した天ぷらや煮付けも人気メニューの一つです。
お蕎麦に合う日本酒も常時6種類ほどが用意されています。首都圏では入手が難しい銘柄も用意しているため、お酒好きの方も満足できること間違いなし。
その日のラインナップについては訪問時に、オーナーさんへご確認をお願いします。
蕎麦と地魚 博重
住所：静岡県伊豆市修善寺3451-40
修善寺温泉のおすすめホテル3選
最後に、修善寺温泉にあるおすすめホテル・旅館を3つ紹介します。
AKARI et KAORI（アカリエカオリ）［旧ねの湯 対山荘］
2023年9月にリブランドオープンした、暖かい色と灯でまとめられたリラックスできる空間が自慢のお宿が「AKARI et KAORI（アカリエカオリ）」です。修善寺ICからは、車で5分ほどでアクセスできます。
客室は全室で天然温泉が楽しめる和洋室を4種類用意。2023年4月にリニューアルした特別室は寝室と居間が独立しており、天井には梁が見える広々とした空間が特徴です。
石張りの浴槽、ReFa FINE BUBBLE PUREを搭載したシャワーヘッド、お風呂・トイレ・洗面所はすべて独立タイプと設備や機能面にもこだわっています。
1階・2階にあるメゾネット客室は、畳や座椅子などで和の雰囲気漂う内装。1階に寝室、2階に居間や内風呂が設置されています。空間を分けて使えるため、家族旅行などにおすすめのお部屋です。
大浴場はヒノキの香りに包まれながら、遠赤外線効果で体の心からあたたまる溶岩石を使用した浴槽が特徴。アルカリ性単純泉の泉質を持つ源泉を3本所有しています。
こちらの温泉は日帰り入浴も可能です。
温泉と合わせて旅の目的の一つにもなるお食事は、目にも鮮やかな料理が並ぶ「月替りコース」が基本です。予算に合わせて、「アップグレードコース」や追加の単品メニューもお楽しみください。
静岡、伊豆のお酒も豊富に取り揃えています。
AKARI et KAORI（アカリエカオリ）［旧ねの湯 対山荘］
住所：静岡県伊豆市修善寺883
湯めぐりの宿 修善寺温泉 桂川
無料で利用ができる7つの貸切風呂が人気のお宿が共立リゾートが運営している「湯めぐりの宿 修善寺温泉 桂川」です。修善寺ICからは、車で3分ほどでアクセスできます。
客室は露天風呂付き和室・和室・洋室の合計3タイプ。タイプ別にツインやトリプルといった人数別のお部屋をいくつか用意しています。
人気の高い露天風呂付き和室は、最大3名までが利用可能。窓の外には濡れ縁（お庭）があるため、いつでも気軽に修善寺の自然を感じることができます。露天風呂は丸型の浴槽を設置。温泉をより楽しめるよう、檜ブロックやレモンが準備されています。
大浴場の温泉はアルカリ性単純温泉の、柔らかく肌触りの良い泉質が特徴。岩風呂・檜風呂の2種類を用意し、露天風呂も完備しています。
また無料で利用ができる貸切風呂は7つすべてのデザインが異なっています。岩座の湯・八角の湯・瞑想の湯などお好きなものを選択ください。カップルや家族で利用するのはもちろん、一人旅で贅沢に使用するのもおすすめ。周囲の目を気にすることなく、のんびりとした時間をお過ごしください。
夕食・朝食はレストラン「湯めぐり横丁」で提供されます。和洋中様々な料理を楽しむことのできる、ビュッフェ形式のレストランで、静岡の郷土料理なども用意されています。
ソフトドリンクは無料、アルコールも1980円の追加代金で飲み放題の対応が可能です。
湯めぐりの宿 修善寺温泉 桂川
住所：静岡県伊豆市修善寺860
修善寺温泉 五葉館
他の温泉旅館やホテルとは一線を画す、日本屈指の美術デザイナーが手掛けた綺羅びやかな建物や、内装が特徴的な宿が「修善寺温泉 五葉館」です。修善寺ICからは、車で3分ほどでアクセスできます。
客室はデザインが全く異なる全8タイプを用意。どのお部屋に泊まろうか、予約をする段階からわくわくさせてくれる温泉宿です。
「朱の間」と名付けられたお部屋はその名の通り、朱色の壁が目を引く16畳の大型の客室です。歴史アニメなどに出てきそうな、デザインが施されており小さなお子様でなくともテンションが上がること間違いなし。
ナノイーの空調やドライヤーなど、設備に関しては現代的なものをしっかりと取り入れているので快適に滞在いただけます。
温泉は半露天風呂・岩風呂・檜風呂の3種類を用意。時間帯により貸し切り利用が可能なため、周囲の目を気にすることなく温泉を楽しめます。
「龍の雫」と名付けられた半露天風呂には、アイフォンを接続して好きな音楽をかけることのできるスピーカーも完備されています。泉質はアルカリ性単純温泉で、リウマチや神経痛に効果があると言われています。
お食事は、伊豆牛やキンメダイなどが楽しめるコース料理でご提供。季節によりステーキやすき焼きなど、様々な料理を用意しています。朝食には源泉100％の修善寺温泉を使って炊いた、ホテル名物の温泉粥をお楽しみください。
修善寺温泉 五葉館
住所：静岡県伊豆市修善寺765-2
グルメと温泉を楽しむなら修善寺温泉へ行こう！
修善寺温泉で食べ歩きを楽しめるお店と人気のお宿をご紹介しました。修善寺温泉では、和菓子や洋菓子などのスイーツ、地元食材と楽しむ手打ちの蕎麦など魅力的なグルメが多数あることがわかります。
お宿に関しても、ハイクラスな宿からリーズナブルなお宿までシーンに合わせて選択できる豊富さも魅力的なポイントです。
これから修善寺温泉への旅行を計画されている方は、ぜひ本記事を参考に旅の計画を立ててみてください。
本記事では、食べ歩きグルメに焦点を当てて修善寺温泉の魅力を解説しました。修善寺温泉以外にも、静岡県には観光やグルメを楽しめるスポットがまだまだたくさんあります。その他の情報は、下記の記事やAVA TravelのAI相談など活用して検索をしてみてください。AI相談では、あなたに合ったおすすめ観光スポットなどの情報も見つかります。
元旅行会社勤務のトラベルライターです。プロならではの視点で全国各地の魅力やおすすめスポットを紹介しています。 国内・海外問わず旅行が大好きで、世界遺産やローカルフード巡りを楽しんでいます。旅行系の記事執筆を得意としております。
