岡山観光で「ものづくり体験」を楽しむ!おすすめ1泊2日モデルコースを紹介

倉敷美観地区

 岡山県は、東京から新幹線で約3時間15分で行ける人気の観光地!倉敷美観地区をはじめとする、有名な観光スポットがたくさんある岡山県ですが、伝統工芸品などの様々なものづくり体験も楽しめるんです。

今回は子連れカップルでの旅行にもおすすめの、ものづくり体験を満喫する1泊2日のモデルコースをご紹介。岡山観光の予定を立てている人は、是非参考にしてみてくださいね。

岡山は近年伝統工芸品で注目されている人気観光地!

倉敷デニムストリート

岡山県は近年、伝統工芸品に注目が集まる人気観光地として脚光を浴びています。特に倉敷市は、その中心的な存在として倉敷帆布倉敷デニム、マスキングテープなどのブランドが続々と登場し、幅広い年代のファンを魅了しています。

各店舗では、実際に伝統工芸品を自分の手で作れる体験も。職人や専門のスタッフが丁寧に教えてくれるので、初めての人でも挑戦できます。子連れの家族やカップルでの思い出の1品にもなるでしょう。

街には江戸期から大正期に建てられた蔵や、町家を改装したカフェやレストランが点在しているほか、岡山が誇る特産のフルーツを使ったスイーツも外せません。

岡山県で伝統工芸品の手作り体験からご当地スイーツまで、よくばりに楽しみましょう!

【岡山観光モデルコース1日目】定番スポットやスイーツも満喫!

まずは、岡山観光で外せない人気の定番スポットを中心に巡るモデルコースをご紹介。各スポットは倉敷美観地区周辺に集まっているので、徒歩で移動できるのでのんびり散歩をしながら楽しめます。岡山県ならではのグルメや、ご当地スイーツも味わいましょう。

倉敷美観地区

古き良き街並みをのんびり散策
倉敷美観地区

倉敷美観地区は、歴史とアートが融合した美しい白壁の町並みで、その趣ある景観が人気の観光スポット。倉敷川沿いに軒を連ねる蔵屋敷、なまこ壁、柳並木などが織り成す伝統的な町並みは、海外から訪れる観光客も魅了します。

倉敷川を小舟で下るくらしき川船流しは、倉敷美観地区でも人気のアクティビティ。ゆっくりと進む船に腰を下ろして眺める風情溢れる町並みは、また一味違った表情を見せてくれます。

くらしき川船流しの乗車料金は、大人500円、子ども250円。チケットは当日券のみとなっており、倉敷美観地区内や倉敷駅前の観光案内所で購入できます。

倉敷美観地区

倉敷美観地区は、夜になるとさらに美しい街並みに変化します。照明デザイナーの石井幹子氏がプロデュースする照明が川沿いの建物や洋館をやわらかに照らし、日中とは異なる幻想的な雰囲気に。カップルでのデートにもおすすめです。

毎年3月頃に開催される倉敷春宵あかりでは、春の訪れとともに倉敷川や本町通り、ひやさい(路地裏)などが美しい和のあかりで彩られます。さらに行燈や和傘などが飾られ、より一層賑わいに包まれます。あかりにまつわるワークショップも開催されるので、目だけでなく手を動かして楽しめますよ。

<倉敷美観地区>
住所:岡山県倉敷市中央1-4-8
電話番号:086-422-0542(倉敷館観光案内所)
時間:24時間
定休日:無休
料金:無料

次は旅館くらしきレストランへ!
アクセス:倉敷美観地区から徒歩で約1分

旅館くらしきレストラン

昔ながらの老舗旅館で旬の味覚を楽しむ
旅館くらしきレストラン
※写真はイメージです

旅館くらしきレストランは、倉敷美観地区を代表する老舗旅館・旅館くらしきの中にあるレストラン。このレストランでは、季節の味覚をふんだんに使った御膳や寿司などが味わえます。

1日限定50食の四季の散歩道御膳は、春・夏・秋・冬それぞれの季節の食材を使った、12品の小鉢料理で、気軽に楽しめる懐石料理となっています。また、1日20食限定の花咲手毬寿司は、箱に可愛らしく詰められた、8つの一口サイズの握り寿司が人気の一品。その時期に獲れる、旬の海の幸を楽しめますよ。

<旅館くらしきレストラン>
住所:岡山県倉敷市本町4-1
電話番号:086-422-0730
時間:土・日 ランチタイム 11:00〜14:30、カフェタイム 14:00〜17:00
定休日:平日
料金:ランチ 1980円〜

次はkurashiki TANEへ!
アクセス:旅館くらしきレストランから徒歩で約2分

kurashiki TANE

カラフルなマスキングテープを使ってクラフト体験!kurashiki TANE画像引用:http://kurashiki.shop/

kurashiki TANEは、倉敷発祥のカラフルなマスキングテープ「mt」の専門店。もともとは倉敷に本社を置くカモ井加工紙が、工業用のマスキングテープとして開発したマスキングテープ。現在では圧倒的な種類とそのデザイン性で、全国のクラフトショップや雑貨店などで必ず目にする商品です。

店内では、1200種類以上のマスキングテープを取りそろえているほか、倉敷の街並みをモチーフにしたデザインや限定アイテムも手に入りますよ。お気に入りのデザインを探したり、お土産探しにもおすすめです。

kurashiki TANE画像引用:http://kurashiki.shop/

また、店内では「mt」のマスキングテープを使ったクラフト体験も楽しむことができます。例えば、収納箱デコレーションや、自分だけのアイアンスツールを作るワークショップが行われています。

収納箱のデコレーション体験では、さまざまな形の箱とマスキングテープからお気に入りを選んで、自分好みにアレンジができます。貼り直しが可能なので、不器用な人でも楽しんでデコレーションできますよ。体験費用は880円で、事前にメールで予約をしておくとスムーズです。

ワークショップはゴールデンウィークやお盆、年末年始は休業となるので、閑散期を狙って行くのがおすすめ。

<kurashiki TANE>
住所:岡山県倉敷市本町5-12
電話番号:086-486-3618
時間:10:00~17:00
定休日:火曜日

次はくらしき桃子 総本店へ!
アクセス:kurashiki TANEから徒歩で約3分

くらしき桃子 総本店

岡山県産の新鮮フルーツをたっぷり使ったパフェが人気!
くらしき桃子 総本店

くらしき桃子 総本店は、岡山県産の新鮮な果物をふんだんに使ったパフェやケーキ、ジェラートなどが揃うフルーツ専門カフェ。倉敷美観地区周辺に4店舗あり、女性やスイーツ好きの人に人気です。

江戸時代の蔵をリノベーションしたカフェには、アンティークな家具で落ち着いた雰囲気が漂い、居心地も抜群。2階のカウンター席からは倉敷川を見渡すことができるので、美味しいスイーツと絶景を同時に楽しめますよ。

くらしき桃子 総本店

くらしき桃子で定番の人気メニューが、ももこパフェ。シロップ漬けの甘い清水白桃や、果肉、プリンがたっぷりと入った桃三昧の贅沢パフェです。その他にも、季節のフルーツを使ったパフェが常時6種類以上から選べます。季節によってもメニューが変わるので、訪れる旅に新しい味を発見できるのも楽しみのひとつ。

さらに、店内にはお土産コーナーも充実しています。岡山県産のフルーツを使ったスイーツをお家でも味わえるのが嬉しいですよね。特に桃のピューレと生クリームをふんだんに使った清水白桃ぷりんは、モチモチの食感がクセになる人気の逸品。くらしき桃子のスイーツをお家に帰っても味わえますよ。

<くらしき桃子 総本店>
住所:岡山県倉敷市中央1-3-18
電話番号:086-454-6611
時間:3月〜10月 10:00~18:00、11月~2月10:00~17:00
定休日:無休
料金:フルーツパフェ 1320円〜

次は倉敷アイビースクエアへ!
アクセス:くらしき桃子 総本店から徒歩で約5分

倉敷アイビースクエア

工場をリノベーションした文化施設でショッピングを満喫
倉敷アイビースクエア

倉敷アイビースクエアは、1889年に建設された倉敷紡績所(現:クラボウ)の本社工場を再開発した複合文化施設。この場所は江戸時代の代官所跡地でもあり、当時の井戸や外堀の名残が復元されています。経済産業省による近代化産業遺産の認定や、文化庁による日本遺産構成文化財としての認定も受けており、歴史と文化が交差する貴重なスポットです。

建物はイギリスの工場設計を忠実に再現しており、煉瓦壁にはイギリス積みと呼ばれる独特な積み方が採用されています。スポットの名前にもなっている、外壁に広がる印象的なアイビーは、夕方以降になるとライトアップされ幻想的な雰囲気となります。

倉敷アイビースクエア

敷地内には、宿泊施設やレストラン、ショップなどがあり、美味しい食事や快適な滞在ができます。その他にも体験工房や歴史館、地元の特産品などを扱うギフトショップも充実しているため、子連れの家族やカップルまで楽しめます。開放感に溢れた1400平米の中庭広場は、観光やショッピングでの休憩にぴったりです。

倉敷アイビースクエアには、岡山県ならではのお土産や工芸品などもたくさん取り揃えられています。岡山名物のきびだんごや、倉敷を代表するむらすずめなどの銘菓から、使い続けることで味の出る倉敷帆布を使ったバックなどさまざま。岡山観光の思い出の一品を探してみてくださいね。

<倉敷アイビースクエア>
住所:岡山県倉敷市本町7-2
電話番号:086-422-0011
時間:9:00〜17:00(施設によって異なる)
定休日:無休
料金:無料


ホテルは倉敷アイビースクエア内に宿泊

倉敷アイビースクエア画像引用:https://www.ivysquare.co.jp/stay/285f5dadef2bec4.html

岡山観光1日目の終わりには、倉敷アイビースクエア内のホテルに宿泊。部屋は温暖な気候の岡山県をイメージした、ナチュラルなデザインとモダンなインテリアが、美しさをより一層引き立てています。

部屋のタイプはツインルームや広々としたファミリールーム、ワンランク上のスイートルームなど、さまざまなグループでの利用におすすめです。

部屋には冷蔵庫やドライヤー、電気ケトルなどの設備が整っています。歯ブラシ、バスタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープなどのバスアメニティーもしっかり揃っているので、トランクの細かい荷物を省けるのが嬉しいポイント。

ホテルには大小3つの浴場を備える大浴場もあるので、観光の疲れを芯から癒やしてくれますよ。


【岡山観光モデルコース2日目】さらにディープな岡山を満喫!

岡山観光2日目は、陶芸体験やデニム作りなど、さらに奥深いものづくりの体験を楽しみましょう。ユニークなご当地グルメや、地元で人気のレトロな喫茶店ランチも欠かせません。

倉敷デニムストリート

日本のデニム発祥の地!ファッションからユニークなグルメも
倉敷デニムストリート

岡山県の児島地区は、日本のデニム発祥の地として有名で、倉敷デニムストリートはその魅力がたっぷり詰まったスポットです。ジーンズ愛好家やファッションに敏感な人はもちろん、そうでない人もぞんぶんに楽しめるショップが軒を連ねています。

倉敷デニムストリートの歴史は、1960年代に藍染め綿織物の伝統を引き継ぎ、学生服の製造で培った技術を駆使して国内初のジーンズ産業を生み出したことが始まり。その高度な技術は海外でも高く評価され、現在では有名ブランドのジーンズの仕上げや加工のほとんどが児島で行われているんだとか。

倉敷デニムストリート

2014年にオープンした倉敷デニムストリートでは、児島産の高品質デニム製品やデニム小物雑貨、装飾品などが豊富に取り揃えられています。さらに、青系の色合いに仕上げられたデニムソフトデニムまんといった、デニムにちなんだユニークなご当地グルメも。

通りにはデニムがガーランドのように吊り下げられていたり、まさにデニムのテーマパークと言えるでしょう。

倉敷デニムストリートでしか手に入らない、とっておきの一着を探すなら「和蔵」がおすすめ。このブランドは倉敷と軽井沢の2店舗しかなく、希少価値の高いデニムとなっています。

<倉敷デニムストリート>
住所:岡山県倉敷市中央1-10-11
電話番号:086-435-9135
時間:9:30〜17:30(季節により変動)
定休日:無休
料金:無料

次はちくりんへ!
アクセス:倉敷芸文館東駅(天城線で約40分)→藤原組前(大正橋)駅

ちくりん

昭和の雰囲気漂う喫茶店でレトロなランチを楽しむ
ちくりん
※画像はイメージです

ちくりんは、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を持つ老舗喫茶店です。軒先には、ガラスケースに並ぶ食品サンプルがずらりと並んでおり、懐かしさが漂います。

レトロな魅力たっぷりな店内では、ミートソーススパゲティやポークカツなどの喫茶店の定番メニューが味わえます。特にオムライスは人気メニューで、地元の人にも愛され続けている逸品。さらに、喫茶店ならではのクリームソーダやスイーツなども楽しめます。

<ちくりん>
住所:岡山県倉敷市児島味野1-7-19
電話番号:086-472-2187
時間:ランチ 11:00~14:30、ディナー 17:00~20:30
定休日:火曜

次は鷲羽窯 陶芸体験工房へ!
アクセス:児島市民交流センター前駅(塩生線で約5分)→菰池一丁目駅

鷲羽窯 陶芸体験工房

自然に囲まれた工房でオリジナル作品を作ろう
鷲羽窯 陶芸体験工房
画像引用:https://wasyugama.com/taiken/

鷲羽窯 陶芸体験工房では、自然に囲まれた絶好のロケーションで陶芸体験ができます。賑やかなエリアから少し離れた山々に囲まれた場所で、どこか懐かしい感覚に包まれながら、時間を忘れて楽しめますよ。

電動ろくろと手びねりの2つの体験コースから選ぶことができ、陶芸のプロからの丁寧な指導が受けられるので、初めての人でも安心して体験できます。少人数制のクラスなので、自分の希望の形をしっかりと相談できますよ。

体験に必要な道具や材料は全て工房で借りれるので、手ぶらで気軽に参加できるのが嬉しいポイント。

鷲羽窯 陶芸体験工房画像引用:https://wasyugama.com/taiken/

電動ろくろコースでは、90分でおよそ700グラム分(湯呑み2個、丼1個程度)の作品を作れます。デザインをヒアリングしてもらえたり、どうしても難しい部分はスタッフがサポートしてくれるので、思い描いた一品が作れますよ。

焼き方にも選択肢があり、鮮やかな赤色の緋襷(ひだすき)や白い釉薬(ゆうやく)をかけることができます。作品の完成までには3か月から4か月かかりますが、手元に届いた時の喜びは一入。

<鷲羽窯 陶芸体験工房>
住所:岡山県倉敷市児島赤崎1754-3
電話番号:086-472-8868
時間:10:00〜17:00
定休日:不定休
料金:電動ろくろコース 6000円(1名)、手びねりコース 4000円(1名)※要予約、予約は2名〜

次はベティスミスジーンズミュージアム&ビレッジへ!
アクセス:菰池一丁目駅(塩生線で約5分)→天満屋ハピータウン前駅(王子ヶ岳線に乗り換え)→常盤橋駅

ベティスミスジーンズミュージアム&ビレッジ

親子で楽しめるジーンズ作りがおすすめ!
ベティスミスジーンズミュージアム&ビレッジ
画像引用:https://betty.co.jp/village/museum01/

ベティスミスジーンズミュージアム&ビレッジは、児島のジーンズ専門メーカー、ベティスミスジーンズによる複合施設です。敷地内には、日本最古のジーンズ工場やジーンズの歴史を学べる博物館、ジーンズ作り体験ができる施設、アウトレットなどがあり、ジーンズ好きにはたまらない人気のスポットとなっています。

ファームやガーデンなどの自然を感じられるエリアもあるので、子連れの家族でもゆったりと過ごせる雰囲気なのも魅力のひとつ。

ベティスミスジーンズミュージアム&ビレッジ画像引用:https://betty.co.jp/village/make/

人気のジーンズミュージアムは、1号館と2号館があり、それぞれジーンズの歴史や製作工程などを体感できます。1号館では、100年以上前のレプリカや当時のミシンなど、貴重な品々がずらり。アメリカで誕生したジーンズの歴史や、その背景もパネル展示で学べますよ。

2号館では、日本のジーンズの歴史と技術に焦点を当てています。洗い工場をリノベーションし、当時の工場の機械やジーンズ製作に使われる道具を展示しており、国産ジーンズの製造プロセスを見学できます。

さらに施設内では、ジーンズ作りの体験も。1グループ単位で貸し切れる、専用の個室での体験プランとなっているので、小さな子供のいる家族でも安心して利用できますよ。料金は1室(6名様まで)1時間3,000円で、別途ジーンズ作りの体験料(16,000円〜)がかかります。

<ベティスミスジーンズミュージアム&ビレッジ>
住所:岡山県倉敷市児島下の町5-2-70
電話番号:086-473-4460
時間:10:00〜17:00(変更の可能性があるため、電話で確認してください)
定休日:火曜
料金:無料

岡山の人気観光スポットを巡り最高の旅にしよう

今回は、岡山県の伝統工芸品などのものづくりを中心に、人気の観光スポットを巡る1泊2日のモデルコースをご紹介しました。岡山県には子連れの家族やカップルなど、さまざまなグループで楽しめるスポットがいっぱい。ご紹介したモデルコースを参考に、岡山観光のスケジュールを立ててみてくださいね。

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