北陸新幹線の玄関口となるJR福井駅。福井市の中心にあり、路線バスやローカル線などの公共交通機関、宿泊施設や商店街、ショッピングスポットなども充実していて、福井観光の拠点としてとても便利なエリアです。
周辺には飲食店も多く、福井屈指の歓楽街「片町」へも徒歩圏内。福井ならではの定番グルメから地元民に愛される名店まで、思う存分福井グルメを満喫できます。
本記事では福井駅周辺で街歩きをしながら楽しめるおすすめのお店を8つご紹介します。記事の後半では、おすすめ番外編も合わせてご紹介。福井駅に来た際の参考にしてみてください。
目次
【定番】福井駅周辺の食事系食べ歩きグルメ
福井グルメと言えば、越前そば・秋吉の焼鳥・ソースカツ丼は外せません。福井駅周辺で食べられる定番グルメをご紹介します。
【あみだそば 福の井】駅チカで食べる本格越前おろしそば
JR福井駅に隣接するビル『ハピリン』1Fにある「あみだそば 福の井」は、福井県産そば粉を100%使用した本格的な十割そばのお店。
コシのある平打ち中太麺は食べ応えがあり蕎麦本来の味が楽しめます。人気メニュー「おろしそば三昧」は、盛り多めの蕎麦を「おろし・わさびおろし・とろろ」の三種のだしでいただきます。
おろしそばの上に福井名物「焼き鯖」が乗ったオリジナルメニュー「焼き鯖おろしそば」は、一度に福井名物が食べられると観光客にも人気です。
蕎麦ツウなら、オリジナル日本酒「福の井」をお供にするのもおすすめ。
ここでしか味わえないこだわりの越前そばをいただいてみては。
<あみだそば 福の井>
住所:福井県福井市中央1丁目2−1 ハピリン1F
【やきとりの名門 秋吉 福井駅前店】老若男女に愛される福井県民のソウルフード
「やきとりの名門 秋吉」は、福井県内外で100店舗以上を展開する焼き鳥専門店。
焼き鳥はほとんどが5本単位で注文するスタイルで、中でも「純けい」は歯ごたえのある食感が噛めば噛むほど味わい深く、地元では最も人気のある焼鳥のひとつです。
その他に、秘伝の甘めのタレで焼いた「シロ」や一口サイズで特製のタレでいただく「串カツ」は、誰もが注文する定番メニューです。
秋吉は焼き鳥だけでなく「きゅうり」や「ポテトフライ」「焼きおにぎり」などのサイドメニューも充実しています。お酒を飲む人はもちろん、お酒を飲まない人やお子様連れも気兼ねなく来れるのも嬉しいポイント。
福井駅周辺では、福井駅前店の他にも、福井駅から徒歩約15分の福井片町店、ホテルフジタ2FのNew秋吉店もあるので、近くに寄った際にはぜひ食べてみてください。
<やきとりの名門 秋吉 福井駅前店>
住所:福井県福井市大手2-5-16
【ヨーロッパ軒 総本店】ソースカツ丼発祥の行列店
福井市の繁華街片町にある老舗洋食店「ヨーロッパ軒 総本店」は、元祖ソースカツ丼のお店として全国的にも有名なお店です。
福井県のご当地グルメであるソースカツ丼は、細かいパン粉を付けて揚げた薄いカツをしっかりとソースをまとわせて、ごはんにのせたシンプルな見た目が特徴。口当たりは軽いのに食べごたえのあるカツとご飯の組み合わせで、女性でもペロリと食べられます。
ヨーロッパ軒では「ソースカツ丼」の他に、ソースカツとエビフライの両方が味わえる「ミックスカツ丼」や、メンチカツがのったツウに人気の「パリ丼」もおすすめ。
土日など休日のランチタイムは行列ができていることがあるので、待ち時間を覚悟して行ったほうがよさそうです。
総本店の建物は1F,2Fの客席に加えて3階の団体用座敷席まであり、観光の団体客にも対応しています。
専用の駐車場はありませんが、提携するコインパーキングに停めてお店に申し出れば駐車コインがもらえます。
<ヨーロッパ軒 総本店>
住所:福井県福井市順化1丁目7−4
【番外編】地元民おすすめ食事系グルメ
定番グルメ以外にも地元民がおすすめしたいお店をご紹介します。
【Sushi Bar daishin】目でも楽しめてお腹も満足できる創作寿司屋
ビルの地下1Fにひっそりと佇む「Sushi Bar daishin」は、ネタにひと手間を加える”江戸前寿司”をベースに、英国スタイルを掛け合わせたニュースタイルの寿司屋。
お店の名前にもある通りバーのような雰囲気のカウンターでいただきます。
地元産の新鮮な魚を使った熟成にも力を入れていて、一貫ごとに違う味付けをしているのもポイント。ゴルゴンゾーラとマグロを合わせるなど、日本の寿司職人にはないユニークな発想のお寿司が味わえます。
一貫一貫ごとの仕込みの繊細さを感じる、食べたことのない福井の味を味わってみてください。
<Sushi Bar daishin>
住所:福井県福井市中央1丁目11番3号 岩本ビルB1
【旬味 泰平】地物を中心とした絶品料理がいただける福井の名店
福井駅西口より徒歩10分「浜町」エリアにある「旬味 泰平」は、地元福井でも人気の日本料理店。
種類豊富なメニューは、地元で採れた新鮮な野菜や魚をふんだんに使用し、その日の素材の仕入れ状況により献立が異なるため、手書きのメニューが用意されています。
食材の持ち味を引き出すために、料理によって数種類の塩と醤油を使い分けるこだわりも。
北陸の銘店の地酒も豊富に取り揃えていて、料理と会話を楽しみながらゆったりと過ごしたい夜におすすめのお店です。
ランチタイムには、その日の仕入れによって内容が変わる日替わり定食などを提供していて、気軽にちょっと贅沢な日本食をいただけると人気です。
<旬味 泰平>
住所:福井県福井市中央3-14-11
【米五 みそ楽】老舗味噌屋の“みそを楽しむテーマパーク”
永平寺御用達の味噌として地元では広く知られている老舗味噌屋が運営する「米五 みそ楽」。
1Fのショップにはみそソムリエによる味噌の量り売りや、発酵をテーマにセレクトした福井県産の食品を販売。フリーズドライの「越前おみそ汁」が手頃でお裾分けしやすいと、おみやげに人気です。
2Fのカフェでは、味噌や発酵食品を積極的に取り入れたランチやスイーツがいただけます。子ども連れの方に優しい畳席もあります。
その他、器にお湯を注ぐだけで簡単にお味噌汁ができる“みそだま作り”の体験教室や、無料のみそ蔵工場見学も開催しているので、まち歩きの立ち寄りスポットとしてもおすすめです。
<米五 みそ楽>
住所:福井県福井市春山2-25-1
【定番】福井駅周辺のスイーツ系食べ歩きグルメ
福井駅周辺では和菓子から洋菓子まで、スイーツのお店も充実しています。食べ歩きはもちろん、おみやげにもおすすめ。
【親玉菓舗】シンプルなのに一度食べたらファンになるおいしさ
福井市の中心部片町エリアにある「親玉菓舗」の名物 碌寶焼(ろっぽうやき)は、こしあんを小麦生地で包んで六方を焼いて仕上げた、いわゆる六方焼きのこと。
小麦粉とタマゴと砂糖で作った素朴な風味の生地の中に、ほどよい甘さのこし餡が詰まっていて、少し厚めの生地を一面ずつ鉄板で焼いてるから外側はサックリ、中はもっちり。3センチ角で小粒なのもあって、2個3個ぺろりと食べられます。
通販なども行っていなく、毎日数に限りがあるということもあり、週末の午後には売り切れてしまうことも。
事前にお電話でのお問い合わせがおすすめです。
<親玉菓舗>
住所:福井市順化2-20-15
【村中甘泉堂 本店】駅チカで銘菓 羽二重餅を買うならここ
JR福井駅から歩いて3分ほどのところにある「村中甘泉堂」は福井銘菓 羽二重餅を主流とした和菓子店。
シンプルな羽二重餅の他に、中にいちごや栗などの季節を象徴する素材を使ったアレンジ羽二重餅も人気です。
ショーケースには羊羹やドラ焼き、饅頭、最中などの和菓子だけでなくプリンやシュークリームなど洋菓子もずらりと並んでいて、思わず目移りしてしまいます。
定番から季節限定まで種類豊富な大福や、注文してから焼き上げるみたらし団子も本店ならではの人気商品です。
1つから購入できる商品が多いのも、食べ歩きには嬉しいポイント。
晴れた日には徒歩2分の場所にある「柴田公園」や「新栄テラス」のベンチなどでのんびりくつろぎながら食べるのもおすすめです。
<村中甘泉堂 本店>
住所:福井県福井市中央1丁目21-24
【和菓子司 森八大名閣】和菓子も洋菓子も、欲張りたい人におすすめ
電車通りに面した場所に大きな店舗「森八大名閣」は、四季折々の味覚を取り入れた上生菓子や季節菓子から、福井県オリジナルブランドのミディトマト「越のルビー」を使ったゼリー、世界各国のココア豆からビーントゥバーで作るチョコレートなど、和洋問わずお菓子が揃う老舗和菓子店。
厳選された梅をまるごと羽二重餅で包んだ「越の雪中梅」や、渋皮付きの大粒栗を丸ごと包んで焼きあげた「豊年」など、素材を生かした和菓子が人気です。
毎月八日は「森八大名閣」の「八」にかけたその月にぴったりなお菓子が1日限定で販売され、毎月予約をして楽しみにしている地元民もいるほど。
また、シンプルなクッキーで、生チョコをたっぷり挟んだ「生チョコサンド」は、1個ずつ個箱に入っているので、おみやげにもおすすめです。
店舗横には8台停められる専用駐車場があるので、車での立ち寄りでも安心してお買い物を楽しめます。
<和菓子司 森八大名閣>
住所:福井県福井市大手3-15-9
【フルーツのウメダ】フルーツ専門店のフルーツを贅沢に使用した多彩なメニュー
JR福井駅から歩いて5分、西武百貨店の隣にある高級フルーツ専門店「フルーツのウメダ」。
厳選フルーツをぎっしり巻き込んだロールケーキは、贅沢クリームとふわふわスポンジが絶品でネット販売でも大人気の商品です。
フルーツの果肉・果汁などを贅沢に詰め込んだ贅沢アイスバーは、まるでフレッシュフルーツをそのまま食べているような食べ応え抜群のおいしさ。
2Fにあるカフェ「フルーツパーラー果樹園」では、ロールケーキはもちろん、おまおうやシャインマスカットなど季節の旬の果物を贅沢に使ったパフェやフルーツサンドがいただけます。
また、ピラフやカレーなどのお食事も提供しています。昭和を感じさせるレトロな店内は、1人でも入りやすい雰囲気で気楽に利用できます。
<フルーツのウメダ>
住所:福井県福井市中央1丁目9-23
【羽二重餅総本舗 松岡軒】ここだけの新感覚の羽二重餅スイーツ
福井銘菓 羽二重餅の元祖である「松岡軒」は、添加物不使用で、創業当時から変わらない羽二重餅の魅力を現代のスタイルで提供しています。
2023年春からは「和カフェ」がオープンし、クリームと羽二重餅の食感が楽しめる「抹茶パフェ」や「どらやきロール」などのスイーツとともに、県内のお茶屋とタイアップしたこだわりのお茶を提供しています。
こちらのお店では、福井県産材のテーブルや越前和紙を使用したメニュー、越前漆器や越前焼の展示販売など、空間全体で福井を感じらることができます。
明治時代から伝わる特製のカンナで削った夏季限定の「手かき氷」は、最近流行りのフワフワ系ではなく、ザクザクとした食感が特徴で福井の夏の風物詩としてとても人気です。
おみやげ用の羽二重餅の購入は入口の販売カウンターで注文するスタイルで、「羽二重もなか」や「羽二重餅入りどら焼き」もおすすめ。
<羽二重餅総本舗 松岡軒>
住所:福井県福井市中央3-5-19
【番外編】地元民おすすめスイーツ系グルメ
時間があれば、のんびりカフェタイムはいかがでしょうか。番外編では、駅周辺で穏やかな時間が過ごせるカフェをご紹介します。
【THREE TIMES COFFEE】福井駅前の景色を眺められる特等席カフェ
大名町交差点の角地にある福井銀行本店ビルの2Fにある『THREE TIMES COFFEE』。
福井県内のカフェ8店舗の豆が並び、路面電車を眺めながら淹れたてのコーヒーが楽しめます。
フロアには約1500冊の本を置く福井銀行のライブラリースペース「WiL(ウィル)」があり、コーヒーとともに本を読みながらゆったり過ごすのもおすすめ。
コーヒーの他に、茶園を限定したこだわりの紅茶やオリジナルブレンドしたハーブティーも提供しています。マフィンやタルトケーキなどのオリジナルスイーツや、クッキーやパウンドケーキなど県内ショップの商品をコーヒーのお供にしても。
8時〜11時まではトーストやスコーンがセットになったモーニングもやっています。
<THREE TIMES COFFEE>
住所:福井県福井市順化1丁目1−1
【BLUESTOCKING】世界の紅茶が楽しめるアフタヌーンティー
西武百貨店8Fにある福井発の本格的なアフタヌーンティー専門店「BLUESTOCKING」。
3段のケーキスタンドで提供される一番人気のアフタヌーンティーセットは、軽食からスイーツまで10種類以上のフードが楽しめて、味もボリュームも満点。
セットの紅茶は2時間のフリードリンク制で、おかわりのたびに違う茶葉を選べることや、フレッシュフルーツを贅沢に使ったジュースや自家製ジンジャーエールがあるのも嬉しいポイントです。
定期的にメニューが変わるランチコースもおすすめ。
サラダ、スープ、前菜、メイン、スイーツまでゆっくりと一味違う至福のランチが楽しめます。
そのほか、その日のオリジナルスイーツ5品が盛り付けられたデザートプレートは、気軽にお店の味が味わえるので人気です。
<BLUESTOCKING>
住所:福井県福井市中央1丁目8−1 西武福井店8F
【福井のこだわりグルメを福井駅周辺で満喫!】
いかがでしたか?
日本海に面した自然豊かな福井県は、海産物や農産物など恵まれた素材を活かしたこだわりグルメが豊富な場所です。
特に県の中心部である福井駅周辺は、福井を代表するグルメが味わえる飲食店が多数点在しているのも魅力のひとつ。
また、福井駅周辺には恐竜モニュメントがある恐竜広場や名勝 養浩館庭園などの観光スポットもあるので、一日中楽しむことができますよ。
ぜひ、これらのお店を巡りながら、福井駅周辺の食べ歩きグルメを満喫してみてください。
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