松山市は愛媛県の県庁所在地であり、四国で一番大きい街です。松山は道後温泉や松山城が有名で毎年多くの観光客で賑わいます。この記事では、グルメ、スイーツ、砥部焼作り体験など、松山で楽しんでいただきたい穴場スポットを厳選して7つ紹介します。元松山市民で道後温泉をこよなく愛する旅ライターのおすすめ穴場スポットは必見ですよ!
目次
なぜいま愛媛が熱いのか?道後温泉や松山の人気の秘密
愛媛県はみかんの産地であり、温暖な気候が人気です。AVA Travelの「この秋気になる四国のお出かけスポットランキング」では8位までに、愛媛県の道後温泉が1位、亀老山展望台が3位、今治城が4位と3ヶ所がランクインしました。愛媛には、瀬戸内海の多島美を堪能できる「しまなみ海道」があり、日本三古湯で美人の湯である「道後温泉が」あるので、秋の四国旅行を検討している人に多く検索され、ランクンクインしたのでしょう。
それでは、道後温泉を含めた松山周辺のおすすめ穴場スポットを厳選して紹介します。
松山の厳選穴場スポットを7つ紹介!
【道後温泉の穴場】今だけ『道後アート2023』
道後温泉本館の改修工事が現在行われていますが、あと半年ほどで完了します。これまで道後温泉では「道後オンセナート2014」を皮切りにアートで道後を盛り上げる取組みをしてきました。2021年からは改修工事と平行して、2024年の道後温泉の本館改築130周年を記念する「道後アート」が開催されており、2024年春までが最終期となります。
『道後アート2023』は、フランス生まれの建築家でアーティストでもあるエマニュエル・ムホーさんのシンボル作品を道後商店街に展示する、「アート」と「クラフト」をテーマにした芸術祭です。
また、現在、参加型アート作品「ひかりの実」が開催されています。果実袋に大切な人の笑顔を描き、LEDで色とりどりに光る実を飾るイベントです。道後公園で令和5 年12月15日(金曜日)から令和6年1月14日(日曜日)まで実施されます。
松山の観光情報については以下のスポット情報を参照ください。
【松山穴場グルメ】郷土料理『鯛そうめん』
松山の郷土料理でよく知られているのは松山鯛めしでしょう。鯛が丸ごと1匹入った炊き込みご飯ですが、郷土料理『五志喜』ではもうひとつの郷土料理である『鯛そうめん』を味わえます。
『鯛そうめん』は、江戸時代から続く5色のそうめん『五色そうめん』の上に鯛を一尾まるごと姿煮にしたものを盛りつけ、鯛の煮汁をつけ汁もしくはかけ汁として食べる松山の郷土料理です。縁起物である五色そうめんと鯛の組み合わせは最強のハレの日のご馳走で、婚礼や還暦のお祝いで食べられています。
豪華な彩りと鯛のうまみを堪能できるので、おすすめです!
なお、『五志喜』では宇和島鯛めしと松山鯛めし(限定30食)も味わえます。
場所は松山中央郵便局のとなりです。
「五志喜の情報」
住所:愛媛県松山市三番町3-5-4
電話番号:050-5486-6517
営業時間:ランチ 11:00~14:00、ディナー 17:00~22:00(月~金、日、祝)、土・祝前日は22:00まで(L.O.21:20)
定休日:不定休
【松山の穴場スイーツ】和栗専門店『罪深き栗』
愛媛の栗は徳川家光が愛したと言われている “幻の栗”です。『罪深き栗』は、この愛媛の栗を贅沢に使った和栗専門のスイーツを製造販売する会社です。
1番人気は店名と同じ『罪深き栗』という栗のケーキで、開店から2時間で売り切れる絶大な人気ぶりです。その他の人気商品は愛媛の栗と抹茶を使ったケーキ『栗しか勝たん。』です。どちらもインターネット通販でもなかなか買えない絶品のスイーツなのでぜひ食べてみてくださいね。
なお、『罪深き栗』は、私も大好きな松山名物の鍋焼きうどん『ことり』のとなりにあります。
「罪深き栗の情報」
住所:愛媛県松山市湊町3-7-17
電話番号:089-909-3058
営業時間:10:00〜11:30(売り切れ次第終了)
定休日:火、水、木
【松山の穴場グルメ】大盛ミートソースパスタ『デュエット』
松山人なら知らない人はいないだろうと思われるパスタ専門店『デュエット』。学生時代に先輩に連れられて食べたあの感動は今も忘れられません。普通盛りなのに、超大盛りの量で、しかも飽きがこない絶妙な味付けでペロリと完食できます(写真はイメージです)。
私はボンゴレがおすすめですが、お店はミートソースが売りとのことです。絶品のパスタをぜひ堪能してくださいね。なお、大人気店なので、並ぶことも多いです。
松山市駅前にあり、以下に示した関連記事でも紹介した唐揚げとビールの『みゅんへん』と人気を二分しているお店となります。
「デュエットの情報」
住所:愛媛県松山市湊町5丁目2-1
電話番号:089-945-7683
営業時間:ランチ 11:00〜15:30、ディナー 17:00〜21:00
定休日:火曜日
松山や道後温泉の歴史や魅力、グルメなどについては以下の関連記事を参照ください。
【松山の穴場体験】砥部焼作り体験『砥部町陶芸創作館』
松山市のベッドタウンでもある砥部町は、美しい自然に囲まれ、遺跡や伝統文化や伝統工芸などが多くあることからアートの里と呼ばれています。砥部町は松山から車で30分ほどのところにあります。
指定無形文化財にも指定されている「砥部焼」は250年の歴史があり、飽きの来ないデザインや色使いで人々に愛される焼き物です。
『砥部町陶芸創作館』では、砥部焼の手びねりやロクロ体験、絵付けなどの体験ができます。とても楽しい創作活動ができるので、自分だけのオリジナルの砥部焼を作ってみてはいかがでしょうか?
なお、砥部焼の絵付け体験や砥部の魅力については以下の関連記事を参照ください。
【松山の穴場体験】オリジナルのタルト作り『ハタダお菓子館』
松山の人気銘菓といえば、400年の歴史を誇るタルトです。色々な会社で製造販売されていますが、このタルトの製造体験ができるお店があります。松山市郊外にあるハタダのお菓子を販売している『ハタダお菓子館』では、四国で唯一、タルトの手巻き体験ができます!
これは、子どもだけでなく、面白いこと好きな人にはぜひ体験してもらいたいです。
工場見学付きで1,100円(税込)で体験できます。20分でできるので、時間がなくても大丈夫ですよ!
なお、要予約なので、下記へ電話してください。
ハタダの「御栗タルト(おんくりタルト)」は栗の甘露煮を贅沢に使用したタルトでとても美味しく、お土産にぴったりです。『ハタダお菓子館』では、出来立ての商品を購入することも可能です。
「ハタダお菓子館の情報」
住所:愛媛県東温市牛渕1008-1
電話番:089-964-5000
営業時間:9:00〜19:00
【松山の穴場グルメ】お好み焼き風『三津浜焼き』
松山から車で15分のところにある三津浜。三津浜は城下町松山に欠かせない重要な港で、発展の礎になりました。ここで、名物グルメとして誕生したのが三津浜焼きです。なお、三津浜には伊予鉄道やJR予讃線の電車で行くことも可能です。
三津浜焼きはお好み焼きの親戚のような食べ物で、ちくわが入っているのが特徴です。また、モダン焼き(味つけをしたうどん、もしくはそばが入り)タイプであり、隠し味として「魚のけずり粉」が入っています。「三津浜焼き推進プロジェクト」なる取組みがあり、それによると規定の10ヶ条を満たすものが三津浜焼きと認められるそうです。
「お好み焼き みよし」の三津浜焼きはとても美味しいので、ぜひ食べてみてくださいね。
「お好み焼き みよし 駅前店の情報」
住所:愛媛県松山市住吉1-4-17
電話番号:089-952-3262
営業時間:10:00~18:30(年中無休)
松山で穴場のグルメや体験をして楽しみましょう!
この記事では、厳選した7つの松山の穴場を紹介しました。寒い冬はおいしいグルメやスイーツを食べて幸せ気分に浸ってもらいたいので、食べ物の穴場をたくさん紹介しています。
松山には「みかん」「みかん加工品(ジュースやゼリーなど)」「じゃこ天」「道後地ビール」「坊ちゃん団子」「タルト」「鯛めし」など美味しいグルメがたくさんあるので、ぜひ旅行の際には食べてみてくださいね。
また、松山の定番の観光スポットである「松山城」「圓満寺」「伊佐爾波神社」だけでなく、少し足を延ばして、近郊の「内子の町並み」「大洲の町並み」「下灘駅の夕日」なども観光することをおすすめします。
下灘駅周辺のグルメや観光についての関連記事は以下を参照ください。
岡山在住で四万十川をこよなく愛する、バイクツーリングが趣味の旅ライター。中四国地方だけでなく、愛媛、香川、佐賀、山梨、岐阜にも住んでいたので全国のおすすめ情報や穴場スポットも紹介する予定です。なお、納豆のブログを運営しています(下の+をポチっと)。