自然や歴史を感じるスポット多数!岩手県・盛岡のおすすめ観光モデルコースをご紹介

岩手県は北海道に続き日本で2番目に面積が広い都道府県です。西は山間部、東は太平洋に面し、海・山両方の自然を楽しむことが可能です。また、11~12 世紀頃は東北地方の政治の拠点としても栄え、歴史的な建造物が数多く残る県としても知られています。

本記事では県庁所在地である盛岡市を中心に、岩手観光のおすすめモデルコースを紹介します。後半では盛岡市のおすすめホテルも紹介するので、宿選びの参考にもしてください。

岩手県へのアクセス方法は?

はじめに、新幹線と飛行機を利用した岩手県へのアクセス方法を紹介します。

新幹線を利用する場合

新幹線を利用する場合は、東京駅からは東北新幹線で約2時間15分でアクセスをすることができます。乗り換えも不要なため、気軽に向かうことができるのがおすすめのポイントです。
途中にある仙台駅からは、盛岡駅に向かう場合は40分程度の所要時間です。

飛行機を利用する場合

飛行機を使って県外からアクセスをする場合は、花巻市にある「いわて花巻空港」が空の玄関口です。花巻市は盛岡市の南に40キロ、車で40分程度の場所に位置した街です。

花巻空港には2023年10月現在、札幌(新千歳)・名古屋(小牧)・大阪(伊丹)・神戸・福岡からJAL(日本航空)もしくはFDA(フジドリームエアラインズ)の定期便が運行しています。

岩手県の主要な観光エリアは?

冒頭でお伝えした通り、岩手県は面積が広く有名な観光スポットが各地に点在しています。本記事では、盛岡市を中心としたモデルコースを紹介しますが、どのエリアに何があるのかは下記の一覧でご確認ください。
また、盛岡市以外の観光モデルコースを知りたい方は、AVA TravelのAI相談を活用しておすすめのルートを確認してみてください。

主要観光スポット
花巻市 宮沢賢治記念館・宮沢賢治イーハトーブ館・北上川遊覧体験
平泉町 中尊寺・毛越寺・芭蕉館
遠野市 とおの物語の館・めがね橋・カッパ淵

盛岡市を中心としたおすすめ観光モデルコースをご紹介

ここからは、盛岡市を起点にしたおすすめの観光モデルコースを紹介します。

岩手の芸術家の作品が多数「岩手県立美術館」

岩手県立美術館

岩手県観光の最初は、岩手県立美術館へ向かいましょう。盛岡駅からは、雫石川を超えてタクシーであれば5分ほどでアクセスをすることができます。

岩手県立美術館は、2001年にオープンし萬鐵五郎や舟越保武など、岩手県にゆかりの深い作家の作品を数多く展示・収蔵しているのが特徴の一つです。単に作品を展示するだけでなく、様々な人が楽しめるよう参加型の体験プログラムが定期的に開催されています。

館内にはミュージアムショップ「ガレリーナ」が併設されており、ポストカードなどここでしか買うことのできないオリジナルグッズの販売が行わています。岩手観光のお土産選びにもおすすめです。
また、休憩スポットとして岩手県の食材を使用した料理が食べれるレストラン「パティオ」も人気です。

岩手県立美術館
住所:岩手県盛岡市本宮松幅12-3

無料で楽しめる桜や紅葉の名所「盛岡城跡公園」

盛岡城跡公園

次に向かうのは、盛岡城跡公園です。岩手県立美術館からは、路線バスを利用して30分程度、車であれば10分程度の所要時間です。

盛岡城は南部(盛岡)藩南部氏の居城として 1598年に築城、その後明治時代を迎え廃藩置県により1874年に建物のほとんどが取り壊されました。現在は、石垣などの一部が残り公園として市民や観光客が集う場所へと変貌を遂げています。歴史の流れを感じさせる史跡は、「日本の名城100選」や「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。

また公園内には約250本のソメイヨシノが植えられており、春になると桜の名所としても人気を集めます。石垣と桜が作り出す、日本らしい春の光景をお楽しみください。桜の季節限定で「ぼんぼり点灯」が行われ夜桜を楽しむことも可能です。

盛岡城跡公園
住所:岩手県盛岡市内丸1番37号

チャグチャグ馬コ開催の場所「盛岡八幡宮」

盛岡八幡宮

次に向かうのは、民俗文化財に指定されるチャグチャグ馬コでも有名な「盛岡八幡宮」です。盛岡城跡公園からは、徒歩15分ほどでアクセス可能です。

盛岡八幡宮は、今から約300年ほど前の1680年に南部重信公により建てられました。県内最大の大社として毎年数多くの方が参拝に訪れ、賑わいを見せています。建立から長い時間が経っているため、現在見れる建物は1997年12月に建て替えが行われたものです。朱色の柱などが特徴的で、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

縁結び・良縁成就、子授、商売繁盛など様々なお願いごとに効果があると言われるパワースポットとしても有名。七五三や祈祷、厄除けなども行っているため参加される方は、公式ホームページで詳細をご確認ください。

盛岡八幡宮
住所:岩手県盛岡市八幡町13-1

2023年4月にリニューアルオープン「盛岡市動物公園ZOOMO」

盛岡市動物公園ZOOMO

盛岡八幡宮で運気をアップさせたあとは、家族旅行でもおすすめの「盛岡市動物公園ZOOMO」へ向かいます。盛岡八幡宮からは、タクシーを利用して20分程度です。

盛岡市動物公園ZOOMOは、開園から30年以上を超える動物園で2023年4月20日にリニューアルオープンしたばかりの今話題の施設です。65種300頭羽の動物たちが、豊かにそして健康的に暮らせるよう「動物の福祉」にも力を入れている動物園です。

園内は、サバンナエリア、草原エリア、ビクトリアエリアなど複数のエリアに別れ、動物たちが住む自然界の様子にできるだけ近い環境を再現しています。ライオンや象などの大型動物や、ホンドテン、ニホンリスなどの小動物と様々な生き物との出会いがあなたを待っています。

またピューマやアルパカなどの動物たちへ給餌体験ができるイベントも定期的に開催されています。参加人数には上限があるため、公式サイトで開催時間や人数を確認して、ぜひ体験をしてみてください。

盛岡市動物公園ZOOMO
住所:岩手県盛岡市新庄下八木田60-18

夕日の絶景スポット「岩山展望台」

岩山展望台

少し日が落ちてきたら盛岡市動物公園ZOOMOの隣りにある岩山公園内にある、「岩山展望台」へ行くのがおすすめ!

岩山展望台は、標高340.5メートルの山頂に位置しています。展望台からは、盛岡市内を一望できるだけでなく地平線に太陽が沈む様子を見ることのできる絶好の夕日スポットです。
周囲に広がる姫神山・早池峰山の北上山系まで一望できるため、盛岡の自然を肌で感じ取ることもできます。

また夕日が沈んだ後は、市内の建物に明かりが灯り夜景スポットへと変わります。ここからの夜景は、「日本夜景遺産」や「夜景100選」にも選ばれる素晴らしい景色。カップルや夫婦旅行のデートスポットとしてもおすすめです。

岩山展望台
住所:岩手県盛岡市新庄岩山15

夕食は盛岡名物「わんこそば」を楽しもう

わんこそば

盛岡観光のハイライトは夕食です。盛岡には冷麺やジャージャー麺など人気のグルメが多数ありますが今回紹介するの、エンターテイメント性も兼ね備えた「わんこそば」です。
盛岡市内にはわんこそばを楽しめるお店がいくつかありますが、おすすめは明治40年創業の老舗の名店「東屋」です。中ノ橋通にある本店へは、岩山展望台からタクシーで12分ほどあれば到着します。

わんこそばは、岩手ならではの「おもてなし料理」。給仕さんの威勢のよい「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」の掛け声とともにリズムよくお蕎麦を食べていきます。15杯を食べると通常のもりそば1枚分の量に相当。100杯以上を食べると、記念の手形をいただくことができます。
鮪刺身・なめこおろし・とりそぼろなど様々な薬味も一緒に用意されるため、味を変えながら自分の限界に挑戦をしてください。

東家本店では、食べたお椀を目の前で積み上げながら食べ進めるコースと、お椀を片付けならが給餌を行う2つのコースが用意されています。自分が食べた量を記念として写真に残したい場合は、前者のコースを選択しましょう。

東家本店
住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目8-3

1泊2日以上の滞在であれば、足を伸ばして「龍泉洞」観光もおすすめ

龍泉洞

1泊2日以上で岩手県の観光を楽しむのであれば、2日目は盛岡市を少し離れて岩泉町にある「龍泉洞」を観光するのがおすすめです。盛岡市内から龍泉洞までは、レンタカーを利用して約1時間50程度でアクセスできます。

龍泉洞は総延長が4,088メートル、山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞と並ぶ日本三大鍾乳洞の1つです。洞窟の内部は約700メートルが一般公開されており、長い年月をかけて作られた自然の造形美を見ることができます。
観光をする際は洞窟の中に作られた遊歩道を歩きます。洞窟内の各見どころはライトアップが施され、幻想的な景色をお楽しみいただけます。

洞窟の中は一年を通して一定の気温に保たれているため、天候などを気にすることなく楽しめるのもおすすめのポイントです。

龍泉洞
住所:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉神成1番地1

盛岡市内でおすすめの人気ホテル3選

最後に、盛岡に来たら宿泊をしたいおすすめのホテルを紹介します。盛岡駅周辺を中心にシティーホテルやビジネスホテルなど、様々なホテルが並ぶのが盛岡市の特徴の一つです。

ホテルメトロポリタン盛岡・NEW WING

JR盛岡駅から、徒歩約3分。駅ビル「フェザン」の中に位置するのが「ホテルメトロポリタン盛岡・NEW WING」です。駅直結のホテルのため、雨の心配をすることなく直ぐに駅からホテルにアクセスできるのが嬉しいポイントです。

客室はヨーロピアンクラシカルな内装で、高級感あふれる雰囲気を演出しています。シングル・ダブル・ツインの一般客室の他に、ウイングスイートとメトロポリタンスイートのワンランク上のお部屋も用意されています。
ツイン・トリプルのお部屋は最大収容人数が3名(3人利用の場合はエキストラベッドの搬入あり)。広さは30平米が確保されているため、ゆったりとお部屋の中でおくつろぎいただけます。

ホテルに泊った翌朝は美味しいブッフェ形式の朝食からスタート。こちらのホテルでは、和洋中が楽しめる「チャイニーズダイニングJUEN」、和洋メニューが中心の「ダイニング&バー ジョバンニ」の2箇所から選ぶことができます。どちらのレストランの岩手県産の食材にこだわった美味しい料理が並びます。

ホテルメトロポリタン盛岡・NEW WING
住所:岩手県盛岡市盛岡駅前北通2-27

ダイワロイネットホテル 盛岡駅前

JR盛岡駅の東口から徒歩3分、観光の拠点としておすすめなのが「ダイワロイネットホテル 盛岡駅前」です。ホテルの顔であるロビーは広々としたゆとりある空間で、椅子やテーブルが置かれちょっとした待ち時間も快適に過ごすことが可能です。

客室はモデレートダブルルーム、デラックスキングルームなど合計全8タイプを用意。どのお部屋にもベッドサイドの電源、ワイドデスク、加湿機能付空気清浄機など快適に過ごせる設備が用意されています。
数あるお部屋の中でおすすめは「スーペリアツインルーム」。客室面積は27.13平米で2名で宿泊しても十分な広さです。バス・トイレ別のセミセパレートタイプのバスルームを採用しているのも嬉しいポイントです。

朝食は東北6県の食材、料理を堪能できる「トレジオンルリエ」で頂きます。東北の郷土料理や岩手県で作られたヨーグルなどこだわりのメニューが並びます。盛岡名物の冷麺や、盛岡県産の蜂蜜の食べ比べなども用意されています。料金は大人は1,800円(税込)、4才~小学生は900円(税込)です。

ダイワロイネットホテル 盛岡駅前
住所:岩手県盛岡市盛岡駅前通7-15

ユニゾインエクスプレス盛岡

ユニゾインエクスプレス盛岡

画像引用:https://www.unizo-hotel.co.jp/express-morioka/guestroom/room01.php

JR盛岡駅の西口から徒歩4分の場所にあるのが、「ユニゾインエクスプレス盛岡」です。宿泊に特化をしたシンプルなビジネスホテルで、日中は観光メイン、ホテルでは寝るだけといった方におすすめです。

客室はシングル、セミダブル、ユニバーサルツインの合計3タイプを用意。シングルルームは11平米、セミダブルは11〜12平米とコンパクトな作りが特徴です。内装は白が基調。軽食などが食べれる作業用の机と、椅子、冷蔵庫が設置されています。また角部屋指定の宿泊プランが用意されているため、眺望や広さにこだわる方は利用をおすすめします。

朝食はホテルに併設されている秋田県発祥の「ナガハマコーヒー」で頂きます。7:00~10:30の間は、スクランブルエッグなどのモーニングメニューが注文可能です。

ユニゾインエクスプレス盛岡
住所:岩手県盛岡市盛岡駅西通2丁目10-25

盛岡市内には名所が多数!日帰り観光でも気軽に楽しめる

盛岡市を楽しむ、おすすめの観光モデルコースを紹介しました。芸術や歴史、動物との触れ合いなど様々な楽しみ方ができるのが盛岡観光のおすすめポイントです。
また夕食のわんこそばも盛岡に来たのであれば、ぜひ楽しんでいただきたい食文化の一つです。

岩手県には記事の中でも触れましたが、花巻市や遠野市など観光におすすめの地域が他にも多数あります。盛岡市での観光を楽しんだあとは、他のエリアへも足を伸ばしてみてください。

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