北海道の道南エリア最大の都市で観光客に人気なのが「函館市」です。港町ならではの新鮮な海の幸、天然温泉、街歩きと観光を楽しめるスポットが充実しています。本記事では、函館観光を楽しむ1泊2日のモデルコースを紹介します。
目次
函館観光をするなら「スマホ市電・函館バス2日乗車券」を活用しよう!
はじめに、函館市内の観光を楽しむなら移動に便利な「スマホ市電・函館バス2日乗車券」を購入しましょう。
函館市内のバスと市電が2日間乗り放題のチケットです。スマホで事前に購入が可能で、乗車の際はキャッシュレス・タッチレスで利用ができます。
何度でも乗り降り自由なため、色々な場所を巡る旅行の際にはおすすめです。
【料金】スマホ市電・函館バス2日乗車券
大人 | 小児 |
1,700円 | 850円 |
1日目のモデルコース
到着初日!1日目のモデルコースを紹介します。初日から魅力あふれるスポットを巡りましょう!
旅の始まりはJR函館駅、もしくは函館空港
函館に訪れるのであれば、JR函館駅もしくは、函館空港が玄関口です。
JR函館駅は市内中心部に位置しており、駅の目の前には金森赤レンガ倉庫など函館の主要観光名所へ行ける路面電車の駅「函館駅前」まで徒歩3分でアクセスをすることができます。
関東からの新幹線が到着する「新函館北斗駅」からは電車で15分の距離に位置しています。
空の玄関口である函館空港からは、函館駅まで路線バスが運行しており最短20分でアクセスが可能です。
金森赤レンガ倉庫周辺で街歩き&食べ歩き
函館に着いたら、定番の観光スポット金森赤レンガ倉庫へ向かいましょう。
金森赤レンガ倉庫は1887年に国際貿易港の倉庫として活用されていた建物をそのまま利用した、商業施設です。現在では、函館ベイエリアのランドマーク的存在です。
金森赤レンガ倉庫はBAYはこだて、金森洋物館、函館ヒストリープラザ、金森ホールの4つの建物で構成されています。館内では、函館土産を買えるセレクトショップ キャビン、工場直送の生ビールを楽しめる函館ビヤホールなど個性豊かなショップやレストランが並びます。
また館内でぜひ食べていただきたいのが、金森洋物館にある函館洋菓子 スナッフルスから発売されているチーズオムレットです。ふわふわ、しっとりの食感がクセになるチーズケーキで函館の定番土産です。こちらの店ではカフェスペースを併設しており、チーズオムレットと1つとミニコーヒーがセットで250円と手頃な価格で販売されています。
金森赤レンガ倉庫
住所:北海道函館市末広町14-12
少し遅めの昼食!函館発のご当地バーガー「ラッキーピエロ」でハンバーガーを食す
1日目の昼食は、函館市内を中心に店舗を持つ、ご当地バーガーが人気の「ラッキーピエロ」に向かいます。
奇抜なデザインのユニークな店舗を持つこちらのお店は、函館市民であれば知らない人はいない大人気店です。一番人気はチャイニーズチキンバーガー。高さ14センチ、横幅11センチのハンバーガーで、中には特性の甘辛いタレのかかった大きな唐揚げ挟まっています。ハンバーガーの他にも、オリジナルカレー、チャイニーズチキンオムライスも人気メニューです。
様々な種類のハンバーガーが用意されているため、何度も訪れても飽きのこないお店です。
函館ベイエリアには、ベイエリア本店とマリーナ末広店の2店舗が営業しています。マリーナ末広店は154席の座席を持つ広々としたお店です。座席数は多いですが、観光シーズンは満席になることもしばしば。混雑を避けるのであれば、ランチタイムを少しずらして訪れるのがおすすめです。
ラッキーピエロ ベイエリア本店
住所:函館市末広町23-18
ラッキーピエロ マリーナ末広店
住所:函館市末広町14-17
ホテルへ向かいチェックイン!シティー派・温泉派あなたはどっち!?
ランチを終えたら、一度ホテルへ向かいます。函館はJRの駅やベイエリア周辺のホテルと湯の川温泉街にある温泉旅館の2つのエリアで宿泊が可能です。観光地へのアクセス重視であれば、ベイエリア、和風の旅館や本格的な温泉を楽しむのであれば湯の川エリアがおすすめです。ここでは、それぞれのおすすめホテルを紹介します。
ラビスタ函館ベイ(共立リゾート)
「朝食の美味しいホテル」で北海道1位に輝き、金森赤レンガ倉庫の並びに立つ観光の拠点としてもおすすめのホテルです。
大正ロマンをイメージしたクラシカルな雰囲気の客室は、シングル、タブル、ツインと用途に合わせて使い分けが可能です。また洋室だけでなく、畳の上でくつろぐ事のできる和洋室も用意されています。全客室に大型テレビ、高速Wifi、各種アメニティを完備。引き立ての豆の味を楽しめるコーヒーミルがおいてあるのも粋なはからいです。
また13階には4種類の湯船が楽しめる展望露天風呂も完備。都会の中心にいながら海や夜景を眺めながらの入浴が可能です。
このホテルが人気のもう一つの理由が「朝食」です。いくらやエビなど新鮮な海産物をつかったバイキングが目玉。オリジナルの海鮮丼や炙り焼をお楽しみいただけます。品数も函館エリアではトップクラスのため、その充実ぶりに驚かれること間違いなしです。
ラビスタ函館ベイ(共立リゾート)
住所:北海道函館市豊川町12-6
湯の川温泉 湯の川プリンスホテル渚亭
津軽海峡が一望できる、海岸沿いに立つ、湯の川温泉エリアで人気のホテルが湯の川プリンスホテル渚亭です。
客室は和室、洋室のどちらも用意されているためお好みに合わせて選択可能。一般客室の他に、露天風呂がついたお部屋も用意されています。露天風呂付きのお部屋に泊まるのであれば、海を見渡すことのできる「海側」のお部屋がおすすめです。
お食事は新鮮な海鮮やお肉が楽しめるブッフェレストラン「渚」が人気。好きなものを好きなだけお召し上がりいただけます。
湯の川温泉 湯の川プリンスホテル渚亭
住所:北海道函館市湯川町1丁目2-25
函館山の夜景を鑑賞
夜は市街地西端にある函館山からの夜景を楽しみます。函館山の夜景は100万ドルの夜景とも称され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星を獲得するほど、世界的にも有名な観光スポットです。
山頂へは125人乗りのロープウェイを利用して向かいます。頂上までは約3分。徐々に高度を上げながら視界が広がる様子は見どころのポイントです。
山頂からの景色は言うまでもなく絶景の一言。街の明かりがキラキラ輝き、ロマンチックな雰囲気が漂います。カップルで訪れ、夜景がある文字に見えると二人の仲がより深まると言われています。ぜひ詳細は自分の目で確かめてみてください。
また山頂には夜景を見ながら食事を楽しめるレストラン、土産物店も営業をしています。
函館山
住所:北海道函館市
2日目のモデルコース
2日目も朝から活動スタート!グルメ・景色を楽しみます。
函館朝市を散策
旅行2日目は早朝から活動するのが函館の楽しみ方!JR函館駅横にある「函館朝市」を散策しましょう。
函館朝市は1万坪の敷地の中に、約250店舗ほどの店が集まる市内でも活気あふれるエリアの一つです。1月〜4月は朝6時頃から 、5月〜12月は朝5時頃から営業をしています。
新鮮な海産物を販売するお店、食事を楽しめる飲食店が多数並び港町ならではの光景を楽しむことができます。
また、生きたイカを生け簀から釣ってその場でさばいて食べることのできるサービスも人気を集めています。
早朝の時間をすぎると閉まる店が出始め、14時ごろにはどのお店も営業を終了するため、早い時間に訪れるのがおすすめです。
函館朝市
住所:北海道函館市若松町9-19
五稜郭公園&五稜郭タワーを楽しむ
函館旅行の最後に訪れていただきたいスポットが、五稜郭公園と五稜郭タワーです。
五稜郭公園は戊辰戦争の最後の舞台となった場所で、現在では緑あふれる公園として人気の観光スポットです。また春には、公園内に植えられた約1,600本の桜が咲き乱れるお花見スポットとしても賑わいます。
五稜郭公園は上記の写真でも分かる通り、星型の形が特徴的な公園です。公園の全貌を見るためには、公園横にある五稜郭タワーへ足を運んでください。高さ107mの展望台で、タワーの上からは五稜郭公園や函館市内の景色を一望することができます。
展望台には、戊辰戦争にまつわる歴史を紹介するコーナ、土方歳三のブロンズ像など景色以外にも見どころが盛りだくさんです。
五稜郭公園
住所:北海道函館市五稜郭町44-2
函館は見どころ満載のスポットが多数
函館旅行の1泊2日のモデルコースを紹介しました。
函館はコンパクトな街であるため、各観光スポットが近く、短い滞在時間でも様々な場所を楽しむことが可能です。訪れた際には景色、買い物、食事と函館の魅力を存分に味わってください。
函館には今回紹介した以外にも、観光スポットがたくさんあります。その他の観光情報は、AVA Travelを合わせてチェックしてみてください!
元旅行会社勤務のトラベルライターです。プロならではの視点で全国各地の魅力やおすすめスポットを紹介しています。 国内・海外問わず旅行が大好きで、世界遺産やローカルフード巡りを楽しんでいます。旅行系の記事執筆を得意としております。