グルメ、自然をはじめとして、旅行先として大人気の北海道。函館市は大正ロマン、異国情緒に溢れており、道内でも一味違った北海道を満喫することができるスポットです。
本記事では、スイーツ、ご当地バーガー、海鮮など、函館らしさ・北海道らしさを満喫できる食べ歩きスポットをご紹介します。
目次
北海道函館市へのアクセス
北海道の南部に位置している函館市。アクセスには飛行機、電車、バス、自動車、フェリーなど様々な方法があります。
札幌から向かう場合には、旅程に合わせて交通機関を決めるのがおすすめです。
ゆったりとした長い旅程の時には、寄り道をしながらドライブできる車での移動がおすすめです。休憩時間を加味すると5時間以上はかかりますので、余裕がある時の交通手段です。
急ぎで向かう場合には、特急列車または飛行機がおすすめです。
特急北斗は、札幌から乗車して約3時間半で函館市に到着できます。
飛行機は新千歳空港および岡田な空港から発着しており、約40分のフライトでアクセスが可能です。
本州から向かう場合には、羽田空港、伊丹空港、中部国際空港から函館空港へ直通の便がありますので、直接アクセスするのもおすすめです。
フェリーは青森、大間から発着していますので、東北からのアクセスには便利ですよ。
函館朝市で魚介を満喫!
函館朝市は函館駅のすぐ近くに位置している市場です。観光客に人気なのはもちろん、地元の住民も訪れるため、いつも多くの人で賑わっています。
JR函館駅からは徒歩1分でアクセスすることができます。近隣に有料駐車場もありますので、車で向かうこともできますよ。
市場には、北海道近海で水揚げされた新鮮な魚介や、魚介を使用した惣菜やおつまみ、北海道の食材など、魅力あふれる様々な商品が並んでいます。
数の子を使用した松前漬けや、手作りのイカの塩辛など、函館らしい食品も数多く並んでいます。
魚介の販売だけでなく、海鮮丼や焼き魚、お刺身などを楽しむことができる食堂も多数ありますので、食べ歩きにはもってこいのスポットです。
夏季には5時から、冬季には6時から昼過ぎまでオープンしています。
アツアツの「カニまん」は中身たっぷり大満足の味わい
函館朝市の食べ歩きには欠かせない、ズワイガニをふんだんに使用した「カニまん」は、ふんわりとした生地にズワイガニの身がぎっしり詰まった中華まんです。
「函館カネニ」の店舗で購入できます。
店舗にはズワイガニを使用した「カニまん」の他にも毛蟹やタラバガニを使用したカニまんや、じゃがいもが一緒に包まれている「カニじゃがまん」もありますので、お好みに合わせて選ぶこともできます。
カニの販売に注力しているお店が作っていることもあり、カニの味と品質は間違いなし。
お手軽に北海道のカニの甘味と旨みを満喫することのできる手軽な一品です。
お店は14時までなので、どうしても外せない!という場合には時間に気をつけて立ち寄ってみてください。
冬の寒い季節にはほかほかなカニまんが体を温めてくれますよ!
イカ釣り体験と新鮮なイカを楽しむ
函館朝市は、「食べる」「買う」だけではなく、なんと「釣り」もできてしまいます。
水槽の中を勢いよく泳ぐイカを、専用の釣竿を使って釣り上げ、釣り上げたイカはその場で捌いて活イカ刺にして食べることができます。
様々な店舗でイカ釣りが用意されていますが、ほとんどの店舗でその日に水揚げされたイカが放たれているので、その日の漁獲状況によってはイカ釣りが開催されていないこともあります。
イカは新鮮で元気いっぱいなので、釣り上げた時に水を吹きかけられないように気をつけてくださいね!(筆者の体験談です。笑)
函館市民のソウルフード「ラッキーピエロ」
「ラッキーピエロ」は、函館で食べ歩きをするには絶対に外すことのできない道南地方限定のレストラン。
地元では「ラッピ」の愛称で親しまれており、観光客はもちろん、地元の住民にも愛されるお店です。
「リーズナブルなお値段×大ボリューム×絶品の料理」から、一度行くとファンになってしまいます。
看板商品は「チャイニーズチキンバーガー」で、ふんわりとしたバンズに中華風の甘辛い味付けがされた「特製唐揚げ」が挟まれています。
高さ14cm、幅11cmにもなるボリュームタップリのバーガーで、食べ応えも十分です!
創業者がチャイニーズレストランを経営されていたこともあり、中華風唐揚げへのこだわりは圧倒的。ペロリと食べられてしまいます。
ハンバーガー屋さんかな?と思いきや、チャイーズチキンバーガーの他にも、ラッキーピエロには豊富なメニューが揃えられています!
カレー、オムライス、ハンバーグステーキ、焼きそば、カツ丼、ピザなど、そのバリエーションは様々ですが、いずれもボリュームタップリです。
ぜひチャイニーズチキンバーガーにトライしていただきたいですが、他のメニューも併せて楽しんでもいいかもしれないですね。
函館市内にも複数店舗ありますので、アクセスしやすい店舗に行ってみてください!
函館名物ハセガワストアのやきとり弁当
「ハセガワストア」は函館観光には外せないスポットの一つ。
函館市を中心に展開しているローカルコンビニエンスストアです。
看板商品は「やきとり弁当」で、店内で焼き上げた「やきとり」を、海苔が敷かれたご飯の上に載せたものです。
なお、このお弁当の「やきとり」は豚肉が串に刺さった串焼きで、鶏肉は使用していません。
函館では「やきとり」といえば一般的には豚精肉で作られたものを言います。道南地方には養豚場が多く、豚肉の方が安価に手に入ったことに由来しているという説があるようです。
焼き上げられた豚の串焼きは、タレや塩で味付けがされており、ご飯との相性もぴったりです。
タレが圧倒的に人気の味付けではありますが、使用されている塩には匂いが気にならない程度の絶妙なバランスでガーリックもミックスされており、なかなかクセになる味わいですよ。
出来立てが絶品!アンジェリックヴォヤージュのクレープ
アンジェリックヴォヤージュは、函館市弥生町に位置するレトロで可愛らしいスイーツのお店です。函館ベイエリアから徒歩10分ほどでアクセスできます。
看板商品はクレープ。
「賞味期限30分」と言われるアンジェリックヴォヤージュのクレープは、ふわふわの生クリームに、旬のフルーツが使用されており、もちもちの生地に包まれた絶品の味わいです。
クレープは可愛らしいキャラクターやメッセージがプリントがされた包装に包まれており、手に取るだけでワクワクした気持ちになります。
かぶりつくと、もちもちのクレープ生地、程よい甘さのクリーム、フレッシュな果物の味わいが口に広がって、幸福感は急上昇間違いなし。
様々なメニューがあって迷ってしまいますが、甘いもの好きな方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【周辺観光】明治にタイムスリップ!?「旧函館公会堂」
アンジェリックヴォヤージュから徒歩5分ほどの距離にある観光スポット。
ブルーグレーをベースに、鮮やかな黄色を使用した美しい洋風建築です。
明治43年(1910)に建設され、戦中、戦後の日々を乗り越えてきた公会堂は、昭和49(1974)年国の重要文化財に指定され、修繕工事を経ながら今日に受け継がれています。
館内には、明治時代を彷彿とさせる家具やアンティークが展示されており、まるでタイムスリップをしたような気分を味わうことができます。
【周辺観光】異国文化を楽しめる旧イギリス領事館
旧イギリス領事館は、まさに英国文化にあふれた、白を基調とした美しい建物です。
館内には、ティータイムを楽しむことのできるカフェ、茶葉やおしゃれな雑貨を購入できるギフトショップがあるほか、様々な体験展示がありますので、英国文化に興味がある方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ふわふわの食感がたまらない「チーズオムレット」
函館の定番スイーツ「チーズオムレット」は、お土産にもおすすめですが、カフェでいただくこともできます。
金森赤レンガ倉庫内のスナッフルスには、カフェスペースが併設されており、工場から届いたばかりのチーズオムレットをコーヒーと一緒に楽しむことができます。
ふわふわのチーズオムレットは、しっとりなめらかな食感で、口に含むとミルクやチーズの風味がふわっと広がります。
シュワっととろける口当たりがたまらず、ついついたくさん食べてしまいます。
チョコレート風味や、季節限定のフレーバーもありますので、ぜひお試し下さい!
【周辺観光】美しいレンガ造りの「金森赤レンガ倉庫」
金森赤レンガ倉庫は、函館市のベイエリアを代表するスポット。
レンガ作りの倉庫が海をバックに立ち並ぶ姿はとても美しく、たくさんの観光客が写真撮影に訪れます。夜にはライトアップされるので、ロマンチックな雰囲気を楽しむこともできますよ。
お土産屋さんや雑貨屋さんで買い物が楽しめるエリア、飲食が楽しめるエリアがあるほか、函館港をめぐるベイクルーズが体験できるエリアもありますので、チーズオムレットを楽しんだ後には、ショッピングなどを楽しまれてはいかがでしょうか。
お土産にもおすすめ!100年以上の歴史ある老舗菓子店「千秋庵」
函館の老舗菓子店「千秋庵」は、宝来町駅のすぐ近くに本店を構えています。
1860年に創業された歴史ある和菓子店で、北海道の食材を使ったこだわりのお菓子を購入することができます。
歴史を感じるレトロな建物の中に、和菓子や洋菓子が並べられています。
イチオシはどら焼き。道南地域で作られた大納言を3日間かけて粒あんにしたあんこを、こだわり抜いた生地に挟んでいます。しっとりとした生地に程よい甘さの食べ応えのある餡が挟まれており、素朴ながらも絶品などら焼きにはファンが多く、リピートで訪れる観光客もいらっしゃるそう。
「函館散歩」という商品は、あんこやミルク餡を北海道小麦を使用したしっとり生地に包んだもので、それぞれに函館のシンボルである五稜郭跡、赤レンガ倉庫、ハリストス教会のイラストが形どられています。
食べ歩きにも、お土産の購入にもおすすめですよ!
函館はグルメも観光もいっぱいな魅力的なスポット
函館は北海道の中でもちょっと異なる文化が栄えた都市ですので、グルメも一味違ったものが揃っています。
海鮮、ご当地バーガー、スイーツなど、美味しいものがたくさんあって選ぶのが大変ですが、ぜひ、食べ歩きの際の参考にしていただけましたら嬉しいです!
さらに今回紹介した観光スポット以外にも、函館にはまだまだたくさんの魅力あるスポットが溢れています。その他の情報は、AVA Travelを合わせてチェックしてみてください!
旅行と美味しいものが大好きで、旅行関連のライターをしています。静岡出身→9年間札幌→東京在住で、旅行をしながらワーケーションをすることが趣味です。旅行先で欠かせないのは、地元の方に愛されるお店に行くこと、美味しいパン屋さんに行くこと、地酒を楽しめる角打ちや酒屋に行くことです。読んでくれた方が旅行に向けてワクワクできるような記事の作成を目指しています!