【宇和島観光】おすすめ1泊2日モデルコース!魅力のグルメや特産品と自然を楽しむ旅

宇和島は愛媛県南予地方の中心都市です。海と山の自然を満喫でき、鯛めしやじゃこ天などのグルメ、真珠やみかんなどの特産品で知られています。この記事では、愛媛で大学生活を送り、年に数回、愛媛を訪れる愛媛大好きライターが自信を持っておすすめする観光スポットやグルメ、穴場などを厳選して紹介します。
みかんが美味しい季節になるので、ぜひ愛媛観光の際に参考にしてください。

宇和島の魅力

宇和島のじゃこ天

宇和島は愛媛県の南西部にあり、柑橘類だけでなく、真珠生産や鯛の養殖などで、全国トップクラスの海産資源を誇ります。 「鯛めし」や「じゃこ天」などのグルメは絶品で、地元民だけでなく、観光客にも大人気です。
また、愛媛県南予地方に位置する宇和島周辺には、美しいリアス式海岸の絶景が見られる御荘湾や川遊びを満喫できる滑床渓谷など自然豊かな穴場スポットが数多く存在します。御荘湾は磯釣りやダイビングのスポットとしても有名です。

穴場スポットの「遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑」は国の重要文化的景観に指定されており、現在は保存会がじゃがいも栽培をしています。城が好きな人は外せない観光スポット「宇和島城」は、現存12天守のひとつです。また、大きな牛鬼(うしおに)が練り歩く「和霊大祭(われいたいさい)」や「闘牛」などの伝統行事も見どころ満載!
宇和島は伊達家と深いつながりがあり、伊達10万石の城下町とも呼ばれます

グルメ、海産資源、観光資源が豊富な宇和島を楽しむ旅に出かけませんか?

宇和島へのアクセス

宇和島へはいくつかのアクセス方法があるので、それぞれ解説します。

車(高速バス)を使う場合

  • 松山から高速道路で1時間20分程度
  • 高松から高速道路で3時間程度
  • 徳島から高速道路で3時間15分程度
  • 高知から高速道路と国道で2時間40分程度

高速バスの場合はそれぞれ1時間ほど余分に時間がかかります。また、他県からは松山市駅からの乗り換えが必要となります。

電車を使う場合

  • 松山から特急(宇和海)で1時間20分程度
  • 高松から特急(いしづち/宇和海)で4時間程度
  • 徳島から特急(うずしお/いしづち/宇和海)で5時間程度
  • 高知から特急(南風)と普通列車で3時間20分程度

 なお、全て、乗り換え時間を含みません。

東京/大阪/福岡から宇和島へ行く場合

東京、大阪、福岡から宇和島へ行くには、「電車」または「飛行機と電車を乗り継ぐ」という2つの方法があります。なお、高速バス利用だと、大阪梅田からは7時間30分程度、西鉄天神バスセンターからは松山市駅乗り換えで12時間ほどかかります。
なお、全て、乗り換え時間を含みません。

電車を使う方法

新幹線(のぞみ)で岡山駅に行き、そこから特急(しおかぜ)に乗り換え、松山駅で特急(宇和海)に乗り換えます。

  • 東京からは、7時間30分ほどかかります。
  • 大阪からは、5時間ほどかかります。
  • 福岡からは、6時間ほどかかります。

飛行機を使う場合

まず松山空港に行く必要があります。そこから松山駅までリムジンバスで移動し、特急(宇和海)に乗り換えます。

  • 東京(羽田空港)からは、3時間ほどかかります。
  • 大阪(伊丹空港)からは、2時間30分ほどかかります。
  • 福岡(福岡空港)からは、2時間30分ほどかかります。

宇和島観光1泊2日モデルコースの紹介

宇和島観光は松山や高知からかなり離れているので、1泊2日でのんびり周りましょう。公共交通機関よりもレンタカーで周遊する方が、穴場スポットも楽しめます

1日目は宇和島周辺を観光しよう

初日は、宇和島郊外の観光スポットや穴場スポット、グルメを堪能しましょう。

宇和島で真珠取り出し体験!

あこや貝からの真珠取り出し体験

日本有数の真珠の産地である宇和島ではいくつかのお店で真珠取り出し体験ができます。今回は、ヤマシタパールを紹介しますが、あこや貝から、真珠を取り出す体験はなかなかできません。また、どんな真珠が出てくるかは、やってみないと分かりません。ドキドキ感と真珠が出た感動を家族やカップルで味わってみませんか?
なお、取り出した真珠は、デザインを選べばスタッフが素敵なアクセサリーに加工してくれます。想い出のアクセサリーは旅行のよい記念になりますね。お店では特産品の真珠のアクセサリーなどのお土産を購入できます。ヤマシタパールでは、一般には流通しない、貴重な「奇跡の真珠ブルーピンクパール」も販売しています。おしゃれ好きの女性におすすめです。

ヤマシタパールの情報
住所:愛媛県宇和島市平浦1028
電話番号:050-3590-3299
体験時間90分、料金4000円、2日前までに予約が必要です。

人気の地元穴場スポット「南レク」

南レクにある零戦「紫電改」

愛媛県南予地方のレジャー施設といえば、「南レク」です。宇和島周辺の「うわじまゾーン」と愛南町周辺の「あいなんゾーン」の2つの地域にまたがる広大な敷地を有します。

知る人ぞ知る穴場スポットがそろい踏みの「南レク」には、季節の草木が楽しめる日本庭園「南楽園」、ゴーカートを楽しめる「津島プレーランド」、ジャンボプールがある「御荘公園」、零戦「紫電改」が展示されている「紫電改展示館」、動物と触れ合える「こども動物園」などのたくさんの施設があり、1日楽しめる施設です。
また、「天空のバレルサウナ」があり、絶景のオーシャンビューを堪能できるオートキャンプ場もあります。

ぜひ、「津島プレーランド」に行って家族で本格的なゴーカートを楽しんでみませんか?ゴーカートタイムトライアルチャレンジなどの年間イベントもありますよ!

「南レクうわじまゾーン(津島プレーランド)の情報
住所:愛媛県宇和島市津島町近家甲1653-1
電話番号:0895-32-6878
営業時間:9:00~17:00 (休園期間 12月29日~1月1日)

ヘルメット及びグローブは無料貸出してくれますが、スカート、ヒール、スリッパなどでは乗車できないため、服装には気をつけましょう

穴場スポット「遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)」

遊子水荷浦のじゃがいも段々畑

「遊子水荷浦の段畑」は国の重要文化的景観や日本農村百景に選定されている段々畑で、現在は保存会がジャガイモ栽培をして、伝統と景観を守っています。

宇和海に面した海抜90mの急な山の斜面が、石垣で山頂まで階段状に続く段々畑の景観は城壁のように見え、圧巻です。

平地が少ない土地を有効利用して時代にあった作物を栽培していた400年の歴史があり、一時は衰退したものの保存会の努力で見事な景観が見られるようになりました。毎年4月にはだんだん祭りも開催されています。
直売所では、じゃがいもの本格焼酎『段酌(だんしゃく)』などが販売されており、隣にあるだんだん茶屋では、宇和島鯛めしを食べられますので、ぜひ立ち寄ってください。宇和島鯛めしは、愛媛南予地方の大人気絶品グルメの1つです。

「遊子水荷浦の段畑」の詳細は以下スポット情報を参照ください。

愛媛唯一の本格的な水族館「おさかな館」

淡水魚水族館おさかな館

宇和島からほど近い松野町にある淡水魚の水族館であるおさかな館は地元の子どもたちに人気のスポットです。私も何度も通っていますが、アカメという怪魚や2本足で立つワニ、ペンギン散歩など楽しい水族館なので、おすすめです。
おさかな館や愛媛の水族館についての関連記事を参照ください。

おさかな館の詳細情報は以下のスポット情報を参照ください。

宇和島周辺のおすすめ宿

四万十川源流、森の国 水際のロッジ」は地元野菜や果物、四万十鶏を使った料理が楽しめる自然を満喫できる宿。四万十川源流の目黒川を一望でき、森林に囲まれた静かな環境でリラックスできます。なお、カヌーやラフティングも楽しめるので、特にアウトドア派にはおすすめです。

翌日の宇和島観光に備えて、宇和島市内に宿泊するのもよいでしょう。
宇和島第一ホテル」はJR宇和島駅から徒歩8分のところにあります。市内観光にはもってこいの宿で、駐車場もあるので安心して宿泊できるのも魅力です。

疲れを癒して、翌日の宇和島市内観光に備えましょう。

2日目は宇和島中心に観光しよう

最終日は宇和島市内を巡り、グルメや観光を堪能し、お土産を買いましょう。

平和な時代に建てられた宇和島城は必見!

宇和島城の天守

宇和島城は、築城の名手として知られる藤堂高虎により建てられ、別名「鶴島(つるしまじょう)」と呼ばれています。現存十二天守のひとつにも数えられている天守は国の重要文化財に指定され、宇和島観光の定番スポットです。

伊達政宗の長男である「伊達秀宗」が入城して以来、伊達家9代の居城であったことが、宇和島が伊達10万石の城下町と呼ばれる所以となります。
平和な時代に建てられたため、他の城とは異なる趣がある天守閣が特徴です。

牛鬼まつりが開かれる和霊神社

和霊神社の牛鬼

宇和島市にある歴史がある大規模な神社である和霊神社。13mの高さの日本一大きい石造りの鳥居が特徴で、商売繁盛や学業成就、縁結びなどのご利益があります。

毎年、7月22~24日には「和霊大祭・うわじま牛鬼まつり」が開催され、多くの人が集まります。最終日には、たいまつに照らされた川面で行われる「和霊大祭走り込み」という行事があり、一番の見どころです。

伊達家が建造した名勝「天赦園」

宇和島の天赦園

天赦園は宇和島藩第7代藩主である伊達宗紀(むねただ)が隠居場所として建造した池泉廻遊式(ちせんかいゆうしき)の庭園。池泉廻遊式とは、江戸時代に発展した日本庭園の様式で、池と周囲を巡る園路に重きをおいて作られた庭園のことです。兼六園もこの様式で作られています。

竹と藤および花菖蒲の名園としても知られており、園内では四季折々の花が鑑賞できます。また、伊達家の家紋「竹に雀」にちなんで、様々な竹が池の周りに植えられているのが特徴です。

天赦園の情報
住所:愛媛県宇和島市天赦公園
電話番号:0895-22-0056(公益法人 宇和島伊達文化保存会)
営業時間:8:30~17:00(4月~6月)/8:30~16:30(7月~3月)
休業日:12月第2月曜日~2月末期間の月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始(12/28~1/1)
料金:大人500円/高校生300円/高齢者300円(65歳以上)/中学生200円/小学生100円/小学生未満無料/団体400円(20名以上)

迫力満点「うわじま闘牛」

宇和島の迫力ある闘牛

制限時間なしで牛同士が戦う「うわじま闘牛」。逃げたら負けというシンプルなルールで執り行なわれる闘牛は迫力満点で、見ている人を熱くさせます。
現在は定期大会としては年4回の開催だけですが、観光闘牛であれば、希望日に観覧することができるようです

観光闘牛は希望日を申し込み、開催可能な日にちであれば、開催してもらえます。ただし、料金は1試合66000円、2試合132000円かかります。なお、観覧人数に制限はないため、社員旅行や修学旅行などに向いていると思います。

2024年の定期大会の開催予定日は、1月2日、5月3日、8月14日、10月27日です。

宇和島の闘牛の歴史は古く1856(安政3)年には闘牛が興行化されていたという記録があり、娯楽の少ない時代の楽しみだったのでしょう。
平成7年11月、文化庁により、「記録作成等の措置を講ずるべき無形の民俗文化財」に指定されています。

宇和島市営闘牛場の情報
住所:宇和島市和霊町496-2
電話番号:0895-25-3511
休館日:土日祝祭日
料金:定期闘牛大会は大人3000円(税込)、中学生以下 無料
 ※団体割引(15人以上)大人2500円(税込)

宇和島絶品グルメ「じゃこ天」

宇和島のじゃこ天

ほたるじゃこという宇和海で獲れる美味しい小魚をふんだんに使った「じゃこ天」は愛媛のソウルフード

骨と皮も入ったすり身を使う練り物であるじゃこ天はジャリジャリ感があり、歯ごたえ抜群で栄養価も高く、美味しいです。
宇和島や八幡浜など南予地方を訪れた際にはぜひ食べてみてください。ほっぺが落ちますよ。お酒にもよく合います。
じゃこ天はソウルフードなので、愛媛のどこででもお土産として購入できます

じゃこ天については関連記事を参照ください。

宇和島のお土産や名産品は「うわじまきさいや広場」

宇和島鯛めし

「道の駅みなとオアシスうわじまきさいや広場」は愛媛県宇和島市の中心部にある観光交流拠点施設で、地元産の新鮮な海産物や物産品を扱っています。地元の有名店舗3店が出店し、郷土料理を提供するフードコートが人気です。

「かどや」「ほづみ亭」「わびすけ」の3店が交代で提供する宇和島グルメの宇和島鯛めし、宇和島さつまめしはとても美味しいと評判!

宇和島鯛めしは、鯛の切り身を特製のタレと生卵の黄身と混ぜてごはんと一緒に食べる料理でまろやかで鯛の旨さが引き立つ郷土料理

宇和島さつまめしは、焼き魚の身と麦味噌とすり鉢でよくすり合わせた汁をごはんにかけて頂く郷土料理。魚と味噌のうまみが堪能できる絶品料理です。

道の駅みなとオアシスうわじまきさいや広場の情報
住所:愛媛県宇和島市弁天町1-318-16
電話番号:0895-22-3934
営業時間:9:00~18:00、レストランは10:30~16:30 [16:00ラストオーダー] 休館日:1月1日(元旦)
駐車場:228台

宇和島を観光してほっこりグルメも堪能しよう

 

じゃこ天入りおでん

じゃがいも焼酎を飲みながら、宇和島鯛めし、宇和島さつまめし、じゃこ天を食べて、英気を養うのもいいですね。今年の正月は、宇和島で闘牛を観戦し、周辺の美しい景観を楽しんでみませんか?穴場の南レクを遊びつくすのも楽しいですよ。

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