愛媛観光【南予モデルコース】佐田岬や八幡浜ちゃんぽんとおすすめ穴場グルメを紹介!

佐田岬

愛媛と聞くと、みかんや道後温泉を思い浮かべるでしょう。でも、南予(なんよ)と聞くと、あまりイメージが沸かないかもしれません。愛媛県の伊予市以南から高知県境までの地域は南予地方と呼ばれ、代表的な都市は、内子町、大洲市、八幡浜市、伊方町、宇和島市などになります。

本記事では、南予の定番観光スポットである「佐田岬」や定番グルメ「八幡浜ちゃんぽん」だけではなく、穴場のグルメ「生しらす丼」「岬アジ」「岬サバ」「志ぐれ」について紹介します。南予でも佐田岬方面へのおすすめモデルコースになるので、旅行の参考にしてくださいね。

四国最先端の岬である佐田岬の魅力

佐田岬灯台の夕景

佐田岬のある佐田岬半島は四国の最も西に位置する半島であり、かつ日本で最も長い半島です。宇和海と瀬戸内海の2つの海に囲まれた細長い半島で、八幡浜港から佐田岬までは約55kmもの長さがあります。九州の佐賀関までの距離は16kmほどしかなく、天気の良い日は佐田岬から九州を望むことができ、ダイナミックな眺望も魅力です。大自然の雄大さが旅人の心を感動させます。

佐田岬からの眺望は、太陽光が波に乱反射してキラキラする昼間も素晴らしいですが、夕暮れ時の夕陽が沈む景色は絶景です。

佐田岬の先端には佐田岬灯台があり、遊歩道を通って到達できます。佐田岬灯台駐車場から佐田岬灯台までは徒歩で20分ほどかかりますが、灯台付近からの情景はその疲れをいやしてくれること間違いなしです。ただ、道がデコボコしているところもあるため、ハイヒールを履いていくのは避けたほうがよいでしょう。

なお、夕陽を見る際は、帰り道が真っ暗なので、懐中電灯(LEDライト)を持っていくことをおすすめします。

なお、椿山展望台からは佐田岬灯台と海を眺望でき、絶景です。

愛媛県南予地方の定番スポット「佐田岬」へのアクセス

松山城がある松山中心部から車で走ること50分(松山自動車道経由)、伊予の小京都と呼ばれる大洲市に到着します。大洲北只(きたただ)ICを降りて国道197号線に入り、八幡浜市を抜け、ひたすら走れば佐田岬に到着です。大洲北只ICからは約70km(車で2時間程度)となります。

八幡浜から佐田岬へ向かうまでの穴場グルメスポット

道の駅「みなっと」

内子/大洲/松山方面や高知方面から来られたら、まずは八幡浜で休憩しましょう!

道の駅「八幡浜みなっと」でみかんジュースを!

八幡浜で今一番熱いスポットは、道の駅「八幡浜みなっと」です。新鮮な魚を販売する「どーや市場」や八幡浜の産直品を販売する「アゴラマルシェ」などの施設があり、大人気スポットになっています。八幡浜は愛媛県内で1、2を争うみかん産地のため、とんでもない数のみかん加工品(ジュースやゼリーなど)がありますよ。疲れた身体には、みかんのβカロテン、ビタミン、クエン酸が効くので、まずは1杯みかんジュースを飲みましょう!

道の駅「八幡浜みなっと」

住所:愛媛県八幡浜市沖新田1581番地23(八幡浜フェリーターミナルすぐ)
電話番号:0894-21-3710(みなっと)
営業時間:
・どーや市場 8:00~17:00(不定休)
・アゴラマルシェ 8:00~18:00(年中無休)

ソウルフード「八幡浜ちゃんぽん」は旨い!

八幡浜ちゃんぽん

八幡浜では八幡浜ちゃんぽんというB級グルメというか定番グルメが味わえます。人口4万人に対してちゃんぽん店は40以上存在する、まさにソウルフードです。

ちゃんぽんといえば、リンガーハットなどの豚骨スープの白いスープのラーメンをイメージする人がほとんどだと思いますが、八幡浜では全く違うものになります。八幡浜ちゃんぽんは醤油ベースの鶏がらスープで非常にあっさりしており、野菜の甘さやうま味がたっぷり含まれた優しい旨さが特徴です。

有名店は、ロンドン、ちゃんぽん亭イーグル、三和食堂などがあります。一度食べると病みつきになりますよ!なお、ロンドンのちゃんぽん(自宅用)は地元スーパーでも売っています。

ロンドン

住所:八幡浜市新町1丁目
電話番号:0894-22-1234
営業時間:11:30〜20:30
定休日:毎週水曜日、毎月8日

超穴場スポット「佐田岬はなはな」でしらす丼を食べよう!

しらす丼

みなとオアシス「佐田岬はなはな」は、しらす丼を食べられる「しらす食堂」と売店「しらすパーク」、資料展示スペースを有する複合施設です。しらすパークでは獲れたてのしらすを加工した商品を販売しており、お土産選びにはぴったりです。しらすモンスター一覧ポスターは子供に大人気で、大人も思わず見入ってしまうこと間違いなし!なお、しらすアイスは、実に味わい深い禁断の味ですよ。

しらす食堂では、生しらす丼や海鮮丼、大漁丼(伊勢海老丼5,000円)など様々なメニューがあります。特におすすめなのが、「釜揚げ・生しらす2色丼(1,200円)」です。海の香りがする新鮮なしらすの食感と濃厚な味だけでなく、釜揚げして塩味の効いた柔らかなしらすの対比が素晴らしく、ここでないと味わえません。バイクのツーリングで友人と訪れたのですが、とても美味で感激し、家族を連れてまた行く予定にしています。

みなとオアシス「佐田岬はなはな」

住所:愛媛県西宇和郡伊方町三崎1700番地11
電話番号:0120−133−004
営業時間:
・しらすパークはなはな(売店):(3月~10月)9:00~17:30、(11月~2月)9:00~17:00/不定休
・しらす食堂はなはな:10:00~16:30(L.O. 16:00)/不定休

佐田岬で絶対に食べたいグルメは「岬アジ」「岬サバ」

岬サバ

佐田岬は豊予海峡にあり、速い潮流の中で育ったアジやサバが獲れます。速い潮流の中を泳いでいるので、身が引き締まり、歯ごたえと旨さが凝縮します。一本釣りで大切に取り上げられ、佐田岬漁港に水揚げされたものは「岬アジ(はなあじ)」「岬サバ(はなさば)」となり、大分県の佐賀関に水揚げされると「関サバ」「関アジ」と名前が変わりますが、どちらもブランドがついた絶品の魚です。

佐田岬の三崎港付近には「岬アジ」「岬サバ」を食べられる「まりーな亭」というお店があるので、ぜひ一度食べてみてください。

ほっぺが落ちるほど、甘くて脂がのった刺身を堪能できますよ!歯ごたえも抜群です。

まりーな亭

住所:愛媛県西宇和郡伊方町三崎589
電話番号:0894-54-0527
営業時間 :  11:00~21:00
定休日:不定休(あらかじめ問い合わせることをおすすめします)

佐田岬へ向かうまでの定番および穴場の観光スポット

平家谷

八幡浜から佐田岬までは約55kmの長い道のりですが、途中には様々な観光スポットがあります。定番スポットだけでなく、穴場スポットも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

穴場スポット「保内町の明治の町並み」

保内町明治の建物

八幡浜市から伊方町に入るあたりが八幡浜市保内町になります。保内町では名医時代の町並みが保存されており、散策すると懐かしい気持ちがしてきます。銅鉱石の鉱滓(こうさい)から作るみレンガである「からみレンガ」を使ったモニュメント、ワビ・サビを感じられ、雲龍図が描かれている龍潭寺(りょうたんじ)、赤レンガ通り、タイムスリップ気分を味わえる遊歩道「もっきんろーど」などがあります。

連絡先:八幡浜市産業建設部 商工観光課
電話番号:0894-22-3101

落人伝説の地「平家谷」の流しそうめんと桜吹雪

保内町は平家谷という場所があり、壇之浦の合戦で敗れた平家の落人伝説がある地です。桜の季節は桜が山道を覆いつくすので、とても綺麗で、風が吹くと桜吹雪の中をドライブできます。また、夏でも涼しい場所なので、平家谷公園では平家谷そうめん流しを楽しめます。ただし、やぶ蚊がたくさん居ますので虫よけスプレーを忘れずに!

平家谷そうめん流し

住所:愛媛県八幡浜市保内町宮内8-265-1(平家谷公園)
営業時間:9:30~16:30(2023年度は7月から8月下旬)
料金:大人(中学生以上)600円|子ども(小学生):300円|幼児:100円
ニジマス釣りで釣ったマスを塩焼きにして食べられます(土日のみ、1匹500円)。
連絡先:
・平家谷売店:0894-36-2414(営業期間中のみ)
・八幡浜市産業建設部 商工観光課:0894-22-3101

佐田岬半島の定番スポットといえば「メロディーライン」

佐田岬メロディーライン

国道178号線の愛媛県八幡浜市から西宇和郡伊方町三崎港までの約40kmの区間は「佐田岬メロディーライン」という愛称で呼ばれています。命名時は、その立地から風と潮騒や野鳥のさえずり等の自然の音が聞こえるイメージとして名付けられました。その後、一部区間のメロディー道路工法の舗装路面より、タイヤの走行ノイズ音によって車が曲を奏でるようになり、まさに名実ともにメロディーラインとなりました。

このような「メロディーライン」は、全国に28か所以上存在するといわれています。

佐田岬半島では「みかんの花咲く丘」のメロディーが流れますが、オートバイだと少し分かりづらかったです。

区間の中間地点あたり(道の駅「瀬戸町農業公園前」)を八幡浜方面へ時速50kmで走ると、約430 mにわたり、メロディーが聞こえます。看板があるのでわかると思います。

メロディーラインから風車の眺め

佐田岬半島には風力発電用の風車が尾根伝いに11基も設置されており、すごい迫力です。せと風の丘パークで撮影できます(インスタでも評判の風景)。佐田岬への道すがら、のんびり眺めましょう(運転手さんは展望台に駐車してからにしましょう)。また、瀬戸展望休憩所(大久展望台)はパルテノン神殿をイメージした展望台で必見かもしれません。

せと風の丘パーク

住所 :愛媛県西宇和郡伊方町川之浜
電話番号: 0894-52-0111(伊方町役場 瀬戸総合支所)
休業日 :無休

佐田岬灯台で夕陽を見たあとはどこに泊まる?

佐田岬灯台で夕陽をみたあとは、真っ暗になるので、佐田岬付近で宿を取るか、八幡浜や大洲で宿を取ることになるでしょう。

愛媛の郷土料理「いもたき」を食べるのであれば大洲に、上記で紹介した八幡浜ちゃんぽんを食べたいなら八幡浜に泊まるのをおすすめします。夏には大洲の肱川(ひじかわ)名物の鵜飼見物も可能です(要予約)。鵜が鮎を獲る漁は見事ですよ。

佐田岬周辺であれば、三崎港すぐの「えびすや旅館」、岬アジを食べられる「民宿大岩」がおすすめです。朝の佐田岬の絶景を堪能できますよ!

八幡浜であれば、「八幡浜センチュリーホテル イトー」「スーパーホテル八幡浜」「三和ビジネスホテル」がおすすめとなります。

大洲であれば、いもたきが楽しめる宿として、「料苑 たる井」「うめたこ」がおすすめです。城下町の風情を楽しむなら「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」もよいでしょう。リーズナブルに宿泊するなら、「スーパーホテル愛媛 大洲インター」が一押しです。

翌日も観光するなら「大洲」「内子」を散策しましょう!

佐田岬から大洲付近で宿泊した場合、大洲の城下町や肱川の景勝地をめぐり、内子の町並みを楽しむのがおすすめです。大洲城や臥龍山荘で肱川の絶景を眺めたあとは、和ろうそくで栄えた内子町で散策するとゆったりとした時間を過ごせます。大洲や内子の観光情報については、以下の記事をご覧ください。

お土産は、大洲の志ぐれ(しぐれ)がおすすめです。もちもちした羊羹のような食感の小豆デザートで、甘さ控えめなので男性にも好まれます。大洲では定番のお菓子です。

志ぐれは、いくつかのお店で製造販売されています。大洲であれば、「二葉屋」「冨永松栄堂」の志ぐれがおすすめです。

二葉屋 志保町店

住所:愛媛県大洲市大洲275
電話番号:0893-23-4475
営業時間:8:30~19:00(無休)

大洲志ぐれ本舗 冨永松栄堂 志保町店

住所:愛媛県大洲市大洲444
営業時間:10:00~17:00(不定休)

今年の秋は南予を旅して、美味しいものを食べて、まったりとした休日を過ごしましょう。きっと、日々の喧騒を忘れさせてくれること間違いありません。

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