愛媛県今治市にある「大島」は、今治市から尾道市に繋がるしまなみ海道を今治側から渡って1つ目の島です。
人口5,500人ほどの海に囲まれた自然豊かな島はのんびりとした時間が流れ、車で簡単にアクセスができるのに離島感覚を味わうことができる人気のスポット。
「大島」は島内を一周しても約43キロと距離的に遠くはないので、サイクリングを楽しむのもおすすめです。
今回はファミリーで大島を遊びつくすおすすめのスポットをご紹介します。
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目次
「道の駅よしうみいきいき館」で地元産を探すお買い物
「大島南IC」を降りてすぐにある「道の駅よしうみいきいき館」では地元産の農産物、加工食品、鮮魚、雑貨、お土産など様々なものが販売されています。
大島のお土産を探すならここに立ち寄れば間違いなし！
筆者おすすめのお土産は「夢わらべ」の陶人形です。
実はこのお地蔵様のような可愛い顔をした人形は島中の至る所にあるんですよ。
「道の駅よしうみいきいき館」の外にもあるので見てみてくださいね。
そして、ここでは地元産の柑橘を使用したソフトクリームやご当地グルメの鯛カツバーガーなどの軽食を食べることもできます。
ちょっとした休憩スポットとして利用するのもありですよ。
瀬戸内海の幸を楽しむ「海鮮バーベキュー」
「道の駅よしうみいきいき館」では種類豊富な海鮮を七輪で焼き上げて食べることができる「海鮮バーベキュー」ができます。
道具使用料として、大人250円・小学生200円で後は自分の食べたいものを選ぶだけ！
12～3月頃は地元産の牡蠣がおすすめだそうです。
季節にもよりますが、瀬戸内海の一部でしか採れない「瀬戸貝」という珍しい貝もあります。
魚介類以外にもお肉やソーセージ、トウモロコシなどお子さまが嬉しい食べ物もたくさんあるのでご家族みんなで楽しめますよ。
バーベキュー以外にも汁物やお刺身など、生け簀で泳いでいる新鮮すぎる魚をその場で鯖いてくれるので鮮度抜群！
瀬戸内海で育った地元産の鯛はぜひ食べてみてほしい逸品です。
歯ごたえ、甘み、今まで食べたことがないおいしさに感動すること間違いなし！
事前予約もできますが、当日の受付も可能です。
ご予定に合わせてスケジューリングしてみてくださいね。
しまなみ海道をサイクリングできる「吉海レンタサイクル」
「道の駅よしうみいきいき館」の敷地内にある「吉海レンタサイクルターミナル」では、自転車を借りることができます。
しまなみ海道といえばサイクリストなら一度は走ってみたいと思う憧れの地。
瀬戸内海を浮かぶ島々を眺望しながら行うサイクリングは、開放感を感じ時間を忘れさせてくれます。
実は「大島」からしまなみ海道に上り、サイクリングを楽しむことはもちろんできるのですがサイクリング初心者には上り坂がきつくしんどいコースとなっています。
電動アシスト自転車にするか「馬島」にフェリーで自転車を運び、そこから「大島」や「今治方面」にサイクリングすると下り坂になっているので楽にサイクリングを楽しむことができますよ。
ちなみにレンタサイクルは貸出ターミナル以外への返却が可能です。
自転車を「大島」で借りて「大三島」や「今治市」など他のターミナルに途中で返すことが可能なので、天候や体調が悪くなったりした場合、最寄りのターミナルに返却できるのは初心者にありがたいポイント。
サイクリングが初めての方も是非気負わず気軽に楽しんでみてくださいね。
「亀老山展望台」でしまなみ海道の絶景を堪能
大島には何カ所か展望台があるのですが、標高約300ｍに位置し、瀬戸内海国立公園に指定されている「亀老山展望台（きろうさんてんぼうだい）」は特におすすめです。
「国立競技場」や「サニーヒルズ」の建築を手がけたことで有名な隈研吾氏が設計しており、山の形を利用し山頂に展望台が埋まっているような見えない建築になっています。
建物内に入ると周りを囲まれているような不思議と落ち着ける空間となっており、頂上に上ると瀬戸内海が一望できる開放的な場所。
夕方になると夕日を望む人が大勢訪れ、来島海峡大橋がライトアップされる日には夜景を見に訪れる方も多いようです。
来島海峡大橋のライトアップスケジュールは本四高速のカレンダーからチェックしてみてください。
ちなみに毎年8月に開催される吉海町のお祭りでは花火が上がります。
この「亀老山展望台」から見ると目の前で花火が上がっているような迫力でおすすめですよ。
タイミングが合う方はぜひ花火大会もスケジュールに入れてみてくださいね。
400種類以上のバラを楽しむ「よしうみバラ公園」
大島の定番人気スポットといえば「よしうみバラ公園」です。
約400種、3,500株のバラが園内に植栽されており、なんと入場は無料！
バラの最盛期は5月中旬から12月末ですが、筆者が訪れた1月にもバラは咲いていましたよ。
5月末には「よしうみバラ祭り」が毎年開催されており、バラの鑑賞はもちろん販売なども行われます。
地元のグルメや特産物の販売などもあるので5月に大島へ足を運ぼうと考えている方は「よしうみバラ祭り」に日程を合わせてもいいかもしれません。
※画像はイメージです。
そして、よしうみバラ公園はバラだけではありません。
お子さまが喜ぶ複合遊具やターザンロープ、滑り台、ふわふわドームなど遊べる場所もありますよ。
また春先には公園前の海岸で潮干狩りを楽しむこともできます。
道具を持っていないという方は「よしうみバラ公園」近くにはホームセンターのコメリがあるので利用してみてください。
潮が引いているときにマテ貝やあさりなどをぜひGETしてみてくださいね。
「カレイ山展望台」で珍しい潮流を見る
「亀老山展望台」の反対側に位置する「カレイ山展望台」からは尾道方面を眺望することができます。
日本最大の海賊と呼ばれていた能島村上氏（村上海賊）の居城があったとされる、歴史的な「能島（のしま）」の城跡や、世界的にも珍しいその周りを渦巻く激しい潮流を上から観察することができる人気のスポット。
そして、カレイ山展望台の東側には「遠見茶屋」というカフェもあり、瀬戸内海を望みながら飲食が可能です。
営業日は土・日・連休祝日のみ。
予定が合う方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか？
「村上海賊ミュージアム」で村上海賊について知る
日本最大といわれてた村上海賊について知ることができるミュージアムです。
館内は3階になっており、1階は主に書籍がメインで、2階から能島の海や海賊たちの活躍、村上家に代々伝わる歴史的な工芸品などが展示されています。
映像や模型などでわかりやすく学ぶことができるため、大人から子供まで楽しむことができ島や歴史に興味が湧きますよ。
当時の姿を再現できる「わくわく体験ルーム」では、無料で鎧や日本の伝統的な衣装小袖などを着用して撮影することができるため海外からの観光客にもとても人気です。
さらに3階は展望室となっており、目の前には瀬戸内に浮かぶ島々が並び、足元には上空から見たしまなみ海道が広がっています。
瀬戸内海の歴史を学びたい方はぜひ足を運んでみてください。
1日では遊びつくせない大島の魅力
瀬戸内海に浮かぶ離島「大島」はいかがでしたでしょうか？
離島といえど車でアクセスできますし、スーパーやコンビニもあるので初めて足を運ぶ方にも行きやすい離島です。
1日では遊びきれない魅力のある大島ですが、のんびり海辺のお散歩やサイクリングだけを楽しむのもリフレッシュになりますよ。
ぜひ今治市の大島で皆さんが楽しめますように！
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生まれも育ちも愛媛県、30年以上愛媛県で暮らしているご当地フリーライターです。主に県内の観光やグルメ、旅行などの様々な情報をWebメディアや雑誌などで執筆中。読んだ方が実際に足を運んでみたくなるような、愛媛県内の魅力をたっぷり発信します。
