長崎県には海外旅行気分を味わえるハウステンボスから、世界文化遺産にも登録されている無人島、軍艦島まで、魅力溢れる人気観光スポットがたくさんあります。
今回はそんな長崎県を存分に満喫する、1泊2日のモデルコースをご紹介!初めての長崎旅行の参考にしてみてくださいね。
目次
長崎は子連れでも楽しめる人気観光地!
長崎は、日本本土の最西端に位置する観光地。東京からは飛行機で約2時間と、アクセスも便利なので、子連れの家族にも人気です。
自然、歴史、文化、グルメなど魅力が満載で、見どころが尽きません。かつては江戸時代の交易港として栄え、出島をはじめ、貴重な歴史的遺産が街の所々に見られます。
世界新三大夜景都市にも認定されている長崎は、山々が取り囲む地形が織り成す、美しい夜景も見どころのひとつ。グラバー園など、様々なスポットで息をのむような絶景を満喫できますよ。
長崎の人気スポットをぎゅっと凝縮!1泊2日のモデルコース
ここからは、見どころ満載の長崎の魅力を詰め込んだ、1泊2日のモデルコースをご紹介!限られた滞在日数や子連れでも、事前にスケジュールを上手に組めば、効率的に観光を楽しめますよ。
ハウステンボス
1日目:ヨーロッパのような街並みのテーマパークで非日常体験!
ハウステンボスは、まるでヨーロッパのような石畳みの街並みに、四季折々の花々が咲き誇る、人気のテーマパークです。国内テーマパークで最大級の広さを誇り、1日中遊べます。
パーク内には、子供から大人まで楽しめるアトラクションがいっぱい!美しい自然を冒険するアドベンチャーパークやVRを駆使したデジタルアトラクション、海外旅行気分になれるゴンドラ遊覧など、癒やしもスリルもよくばりに満喫できますよ。
夜になると、イルミネーションが輝き、眩しいほどの光の街に変身します。ヨーロッパの街並み、観覧車、ガーデンなどが一斉に輝き出し、まるで夢のような世界へ。
イルミネーションは、イースターやハロウィーンなどのイベントに合わせて光の色や演出が変わるため、いつ訪れても煌びやかな輝きに圧倒されることでしょう。
さらに夜には、夜空に大迫力の花火が打ち上げられるので、忘れられない思い出をつくれますよ。
住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
アクセス:JRハウステンボス駅から徒歩約5分
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(車で約30分)
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佐世保バーガー 本店
1日目:長崎のソウルフードを堪能して胃も心も大満足!※写真はイメージです
長崎を訪れたら必ず食べたいのが、佐世保バーガー!佐世保バーガーは注文を受けてからその場で調理をする、手作り感のある懐かしい味わいが特徴です。
本家である佐世保バーガー 本店は、グルメ好きにはたまらない人気のスポットで、地元の人々から観光客まで、幅広い世代に支持されています。
メニューには、オリジナルの佐世保バーガーをはじめ、様々なバリエーションが揃っています。1枚1枚丁寧に焼き上げたジューシーなパティ、自家製のソース、トロリと溶けるチーズが絶妙にマッチし、一度食べたら忘れられない味わいです。
※写真はイメージです
店内は、昔ながらのレトロな雰囲気が漂う居心地の良い空間。店内で食べるのも良いですが、絶景が眺められるテラス席がおすすめです。真下には、人気スポットでもある九十九島と海のパノラマが広がり、絶品グルメも景色も同時に満喫できますよ。
佐世保バーガー本店で、長崎のソウルフードを堪能して、地元の食文化を堪能してみてはいかがでしょうか?
住所:長崎県佐世保市船越町190
アクセス:佐世保市内から車で約15分
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(車で約1時間20分)
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出島
1日目:まるでタイムスリップしたような街並みを散策
出島は、徳川幕府によって築造された人工の島で、日本の近代化に大きな役割を果たした場所として知られています。江戸時代の生活を再現した部屋や資料の展示のほか、明治時代から残る洋館での食事や、四季折々のイベントも楽しめることで、長崎の代表的な観光スポットとなっています。
出島では、門番などに扮したスタッフが案内するガイドツアーに参加したり、着物をレンタルしてレトロな街並みで写真を撮影をしたりなど、様々なアクティビティーも用意されています。
1636年に完成し、約200年間、日本唯一の西欧との交流の窓として栄えた出島。その街並みは、まるで19世紀初めにタイムスリップしたよう。
1番の見どころは、出島和蘭商館跡として国指定史跡にもなっているカピタン部屋。オランダ商館長(カピタン)の事務所や、住居として使用されていた出島で最も大きな建物で、見ごたえばつぐんです。
1階は出島の歴史に関する展示、2階は実際の生活の様子を再現展示しており、当時のインテリアや生活用具など、レトロな品々を間近で鑑賞できます。
住所:長崎県長崎市出島町6-1
アクセス:メディカルセンター駅から徒歩約5分
グラバー園
2日目:長崎屈指の絶景ビューに感動
グラバー園は、国指定重要文化財の明治期の洋館が復元されている庭園です。長崎港の大パノラマを見下ろす丘に位置し、どこを切り取っても絵になる美しい景観が、観光客に人気のスポットとなっています。
スコットランドの貿易商人、トーマス・ブレーク・グラバーの邸宅をはじめ、6つの明治期の洋館が移築復元されており、居留地時代の面影を色濃く残すグラバー園。園内には色鮮やかな花々が咲き誇り、のんびりと散策を楽しめます。
観光客に1番人気のアクティビティは、レトロ写真館で衣装をレンタルできる写真撮影!たくさんのレトロな衣装からお気に入りを選んで、園内で自由に撮影ができます。
さらに稲佐山を背景にしたロケーションは絶景で、開港当初の偉人たちも魅了されたことにも納得です。夏から初秋にかけては洋館群がライトアップされ、昼とは異なるロマンチックな雰囲気が楽しめますよ。
住所:長崎県長崎市南山手町8−1
アクセス:石橋駅から徒歩約5分
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(徒歩で約15分)
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長崎新地中華街
2日目:日本三大中華街のひとつでグルメを満喫
長崎新地中華街は、横浜、神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつ!他の人気スポットからもアクセスが良いため、多くの観光客で賑わいます。
まず入り口には、色鮮やかな中華門が聳えています。高さ約9メートルの門は、本場中国福州市から資材を取り寄せ、職人を招いて築造されており、圧倒的な存在感があります。
門を潜り抜けると、東西、南北に広がる約250メートルの十字路となっており、中華料理店や中国菓子、雑貨店など約40店舗ほどが軒を連ねています。
長崎新地中華街では、異国情緒漂う街並みを楽しみながら、中華スイーツや角煮まんじゅうなどのほか、長崎名物のちゃんぽんや皿うどんも味わえます。それぞれの店舗で個性の異なるグルメがあふれているので、食べ比べもおすすめです。。
さらに毎年冬にはランタンフェスティバルが開催され、約1万5千個のランタンが中華街を幻想的に彩ります。一般的な提灯だけでなく、芸術的な大型ランタンオブジェも展示され、見ごたえたっぷり!特設会場では、本場中国の舞踊や伝統的楽器の演奏も楽しめるので、海外旅行に来たような非日常体験を満喫できますよ。
住所:長崎県長崎市新地町10−13
アクセス:新地中華街駅から徒歩約5分
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(徒歩で約10分)
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眼鏡橋
2日目:個性的な橋で記念撮影
眼鏡橋は、1634年に建てられたとされる日本初のアーチ式石橋。その個性的な景観から、写真撮影スポットとしても人気の観光名所です。川の水位が低い時には、階段を使って川縁に降りることができ、水際で散策を楽しめます。
眼鏡橋は、日本橋や錦帯橋と並び、日本三名橋に数えられる由緒ある橋でもあります。その名前の由来は、川面に映った影が双円を描くことから眼鏡橋と呼ばれるようになったのだとか。
周辺には、さまざまな穴場スポットも。川縁には、恋愛成就のパワースポットとして有名なハートストーンがあるので、見つけてみてくださいね。
近年ではお洒落なお店が増えてきており、地元・長崎でもじわじわと注目されるエリアとなっています。どのお店も個性豊かで、SNS映えもばつぐん!居心地も良いので、ついつい長居したくなることでしょう。
眼鏡橋や周辺を散策して、風情ある景観や新しい長崎の魅力を発見してみてはいかがでしょうか?
住所:長崎県長崎市魚の町
アクセス:めがね橋駅から徒歩約3分
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(長崎港からフェリーで約2時間30分)
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軍艦島
2日目:世界文化遺産の無人島で冒険を満喫!
軍艦島は、明治の近代化を支えた炭坑の島として知られる無人島で、その独特な景観から観光客に人気のスポット。映画やドラマのロケ地としても知られており、世界文化遺産にも登録されています。
かつては約5300人もの人が住み、日本一の人口密度を誇るほど賑わっていた軍艦島。小中学校や病院、映画館やパチンコホールなどの施設を備え、生活は全て島内で完結していたとされています。
石炭の品質が良く、近隣の高島炭坑とともに日本の近代化に大きく貢献しましたが、石油へのエネルギー転換が進み、1974年に閉山し無人島となりました。
軍艦島の観光は、ガイド付きツアーの参加が必須となっています。現在は5社がツアーを運営し、午前便と午後便の1日2便で運航しています。また、上陸以外にも軍艦島を眺める海上周遊や、軍艦島にゆかりのある高島への上陸など、様々なニーズに答える充実したツアーが用意されているので、好みのツアーを選びましょう。
そして、軍艦島の最も見どころなのは30号棟。日本最古の鉄筋コンクリート造りの高層アパートで、今にも崩れそうな状態にあります。そのミステリアスな雰囲気は息を呑むほど。
向かいには島民の憩いの場であったプール跡も残っており、歴史と風貌を感じることができます。
住所:長崎県長崎市高島町
アクセス:長崎港からフェリーで約40分
長崎は車なしでも観光できる?
長崎は、車なしでも充実した観光が楽しめます。市内観光には路面電車が便利で、長崎駅から主要スポットへのアクセスが簡単。異国情緒溢れる長崎新地中華街や、グラバー園も徒歩圏内です。
ハウステンボスのある佐世保市から観光名所の集まる長崎市までは、電車でも移動できますが、レンタカーを借りて周遊するのもおすすめです。
またJR長崎駅には観光案内所もあり、お得な乗車券の購入や交通の相談などができるので、利用してみてくださいね。
長崎の人気観光スポットを巡り最高の旅にしよう
今回は日本最大級のテーマパークから、歴史散策ができる風情溢れるスポットまで、長崎を満喫する1泊2日のモデルコースをご紹介しました。是非、長崎観光の計画を立ててみてくださいね。
ご紹介した観光地以外にも、長崎にはまだまだたくさんの魅力あるスポットが溢れています。その他の情報は、AVA Travelを合わせてチェックしてみてください!
フリーランスのWebライターとして、国内・国外の観光記事をメインに執筆しています。暮らすように旅するのが好きで、旅先では現地のスーパーや市場視察が楽しみのひとつ。読んでいてためになるような情報や、思わずその場所に足を運びたくなるようなビジュアル選びを心がけています。