長崎市外海(そとめ)地区には、縄文時代から弥生時代にかけての砂丘遺跡「出津遺跡」や、古墳時代の「宮田古墳群」、平安時代末から鎌倉時代にかけて使用された滑石製の厨房具である石鍋の工房跡、中世の「神浦(こうのうら)城跡」などが残されています。また、近世の大村・佐賀両藩の支配下でのキリシタンの歴史・文化など、さまざまな貴重な資料がみらます。
資料館では、外海地区の古代から現代までの歴史や、昔の暮らしぶり、産業などの資料を展示。土器などの出土品や石鍋、ド・ロ神父の指導による道具の他、かくれキリシタンに関する豊富な資料などからこの地の歴史を垣間見ることができます。
またド・ロ神父の生涯や業績、2001年に閉山された池島炭鉱の歴史などもパネル等で紹介されています。