諏訪神社の参道、4つ目の鳥居を上がった所から右に曲がった場所にある松森神社は、諏訪神社、伊勢宮と共に長崎三社のひとつ。菅原道真を祀る天満宮で、長崎の学問の神様として古くから人々に親しまれてきた。
はじめは現在の今博多町に創建され、明暦2(1656)、当時諏訪神社が置かれていたこの場所に移された。“松森”の社名は、ここに生えていた3株の松が由来していて、3つの木を併せると森の字になるからと言い伝えられている。
現在、当時の松の木は残されていないが、境内には樹勢のいい美しい7本のクスノキの巨木が点在している。また、天満宮ならではの梅の木も数多くあり、1月下旬から紅梅が咲きはじめ、白梅と共に2月上旬まで美しい花を鑑賞できる。