長崎駅から国道202号を北上し、約50分の場所にあるカトリック黒崎教会のすぐそばに位置します。
外海地区の住民らでつくる外海文化愛好会により、外海エリアの潜伏キリシタンについて調査研究した成果を公開するために開館した施設です。
潜伏キリシタンの子孫が伝承したマリア観音や再布教期にパリ外国宣教会が配布したものとされる十字架やロザリオを保存・公開しています。また、祈りの言葉であるオラショや1634年の教会暦を元とするバスチャン暦をはじめ、外海地区に代々伝わる貴重な資料を展示しています。各種のパネルを用いて分かりやすく説明し、潜伏キリシタンの宗教文化伝統の独自性や価値を伝える施設となっています。
周辺には黒崎教会や枯松神社のほか、柏木神社、黒崎天満宮など、キリシタンに関連する見どころが点在しています。