西彼杵(にしそのぎ)半島西岸の外海(そとめ)を舞台に描かれた小説「沈黙」で知られる作家・遠藤周作氏。出津文化村の入り口からすぐの場所に遠藤氏の友人によって建てられた「沈黙の碑」があります。この碑は海を見下ろす高台にあり、青い海とともに遠藤周作文学館を望むことができます。
「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」 と刻まれている石碑。作者のため息のようにこぼれるこの一文を目にすると、そこから望む絶景とストーリーが相まってより一層胸を打つスポットになるのではないでしょうか。訪れる前にはぜひ小説を一読して行かれることをオススメします。