【お知らせ】
心田庵は施設の整備のため休場します。休場期間中は一般公開及び施設の貸出は行っておりません。
※開館時期は未定となります。
1628(寛永5)年に長崎に来た住宅唐人・何高材(がこうざい)の長男・何兆晋(がちょうしん)が長崎片淵郷(現在の片淵2丁目)に建てた別荘です。
何兆晋は1658(万治元)年に唐小通事となり、父・高材とともに長崎の清水寺本堂(国指定重要文化財)を寄進したことでも知られます。 心田庵は長崎の茶道において重視された由緒があり、1682(天和2)年の「心田菴記」や、1817(文化14)年の「心田菴図」などの資料も残されています。長崎市にとって継承すべき歴史的、文化的な遺産として2013(平成25)年に長崎市の史跡に指定されました。
毎年春と秋に各20日間程度、庭園と茅葺建物の一般公開を行っています。春はまぶしい新緑が映え、秋は色づいた紅葉や年輪を重ねる樹々の風情ある景色を楽しむことができます。400年近くもの時を重ねた庵や庭園に、先人達の心を感じるのも一興ではないでしょうか。
一般公開期間以外には茅葺建物(和室・茶室)と庭園の貸出も行われています。