2001年に閉山した九州最後の炭鉱の島、池島は、神浦(こうのうら)からフェリーで約30分、長崎市外海(そとめ)地区の沖合7kmに浮かぶ、小さな島です。1952年から海底炭鉱の開発が始まり、1959年に営業出炭を開始しました。
のちに採炭の範囲は約3km離れた蟾島(ひきしま)まで及ぶ、坑道総延長距離約90kmの巨大な海底炭鉱へと発展しました。しかし、外国炭との価格競争やエネルギー革命などで経営維持が困難となり、42年の歴史に幕を下ろしました。
現在は、電動トロッコに乗車し元炭鉱マンガイドが案内する炭鉱体験ツアーができる、国内唯一の炭鉱施設となっています。(池島炭鉱体験ツアーは予約制となります。)
また、島内には炭鉱関連施設が多く残っており、ゆっくり散策しながら見学する事ができます。
近代日本の成長期を支えた石炭産業の現場にぜひ一度訪れてください。