
富山観光にレンタカーは必要?車なしで行ける立山黒部・宇奈月・氷見と、車が要る五箇山を運賃つきで線引き
写真: minque / Public domain (Wikimedia Commons)
どの方角にあるか・高岡が西エリアのハブなど6スポットを、そのまま富山の旅程に。
気になった場所をLIKEすると地図にまとまり、AIが旅程をつくります。
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富山観光でつまずきやすいのは「どこを見るか」より「どの順番で回るか」です。主要スポットは富山駅を中心に、南の山(立山黒部アルペンルート)、西(高岡・五箇山)、北の海(氷見)、中心部(富山市内)と四方へ散らばっていて、順番を間違えると同じ区間を往復して半日を移動でつぶします。この記事は「〇〇選」のスポット紹介ではなく、移動時間と運賃の実データで無駄のない順番を示すことに絞りました。
結論から言うと、富山は「方向でまとめる」のが基本です。なかでも効果が大きいのが、西の高岡(瑞龍寺・大仏)と、その先の五箇山(合掌造り集落)を同じ1日にまとめること。五箇山行きの「世界遺産バス」が高岡発だからです。まずその1日の行程表を、時刻・費用・所要の目安つきで置きます。
| 時刻(目安) | 行動 | 交通・費用(大人1人) |
|---|---|---|
| 8:30 | 富山駅発 → 高岡駅 | あいの風とやま鉄道 約18〜20分/390円 |
| 9:00〜9:40 | 国宝 瑞龍寺(高岡駅南口・徒歩約10分) | 拝観 大人500円/9:00開門 |
| 10:00〜10:20 | 高岡大仏(高岡駅北口・徒歩約10分) | 志納(実質無料)/台座回廊9:00〜17:00 |
| 10:40頃 | 高岡駅前発 → 相倉口 | 世界遺産バス 約1時間15分/1,100円 |
| 12:00〜14:00 | 五箇山・相倉合掌造り集落を散策+昼食 | 集落散策は無料/相倉口から徒歩約5分 |
| 14:15頃 | 相倉口発 → 高岡駅前 | 世界遺産バス 約1時間15分/1,100円 |
| 15:40頃 | 高岡駅 → 富山駅 | あいの風とやま鉄道 約18〜20分/390円 |
富山は立山黒部アルペンルート(南の山)・高岡と五箇山(西)・氷見(北)・富山市内(中心)と、見どころが富山駅を中心に四方へ散らばり、順番を間違えると同じ区間を往復して半日を移動でつぶします。AVA Travelなら気になったスポットをLIKEするだけで地図に位置関係がまとまり、AIが移動時間をふまえて往復の少ない順番に組み替えます。
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瑞龍寺(南口)から大仏(北口)へは高岡駅を通り抜けるため徒歩で約20分みておき、9:40に瑞龍寺を出て10:00に大仏へ。大仏から高岡駅前へは徒歩約10分なので、10:20に切り上げれば10:40発の世界遺産バスに間に合います。固定費は鉄道往復780円+バス往復2,200円+瑞龍寺500円で約3,480円、あとは昼食です。世界遺産バスは本数が限られるため、当日の時刻は加越能バス公式で必ず確認してください。この行程は相倉だけを往復するので、世界遺産バスは高岡⇄相倉口の往復2,200円で足ります。相倉と菅沼の両方に降りたい場合は、世界遺産バスが区間制運賃で、相倉口で降りて再び乗るとそのつど区間ごとの運賃がかかるため、合計額は往復2,200円より大きくなります。実際の合計運賃は加越能バス公式で確認したうえで、乗り降り自由の「五箇山・白川郷フリーきっぷ」大人3,500円と比べてください。フリーきっぷが有利になるのは、白川郷まで足を延ばす場合や、城端も含めて複数区間を乗り降りする場合です。
順番を決める前に、各エリアが富山駅から見てどの方角にあるかを押さえます。ここを飛ばすと、南の山と北の海を同じ日に入れてしまう、といった往復が起きます。
| エリア | 富山駅からの方角 | 行き方(起点) | 所要(片道の目安) |
|---|---|---|---|
| 富山市内(ガラス美術館ほか) | 中心部 | 市内電車 環状線 | 約12分 |
| 高岡(瑞龍寺・大仏) | 西 | あいの風とやま鉄道 | 約18〜20分 |
| 五箇山(相倉・菅沼) | 西〜南西の奥 | 高岡経由・世界遺産バス | 高岡から約1時間15分 |
| 氷見(海の幸) | 北 | 高岡経由・氷見線 | 高岡で乗り換え |
| 立山黒部アルペンルート | 南の山 | 電鉄富山駅→立山駅→乗り継ぎ | 立山駅まで約65分+乗り継ぎ |
ポイントは、高岡が西エリアのハブになっていることです。瑞龍寺・大仏の観光地であると同時に、五箇山行きの世界遺産バスも氷見行きの氷見線も高岡が起点。だから「西の日」は高岡を軸に組むと往復が減ります。
具体的に、よくある3つの非効率な回り方と、その直し方です。
| よくある非効率な回り方 | なぜ無駄が出るか | 効率的な順番 |
|---|---|---|
| 立山アルペンルートと市内観光を1日に詰める | アルペンルートは室堂まで乗り物を何本も乗り継ぐ丸1日の行程 | アルペンルートは独立した1日にする |
| 五箇山と氷見を同じ日に回る | 高岡を挟んで南の山と北の海で正反対の方向 | 山(五箇山)と海(氷見)は別々の日に分ける |
| 高岡と五箇山を別々の日にする | 五箇山行きの世界遺産バスは高岡発 | 高岡観光の後、そのまま五箇山へ抜ける |
とくに3つ目は見落とされがちです。高岡と五箇山を別日にすると、五箇山のためだけに高岡までの往復(片道約20分)をもう一度繰り返すことになります。高岡で午前に瑞龍寺・大仏を見て、午後にそのまま世界遺産バスで五箇山へ抜ければ、その往復が消えます。
午前は高岡駅の徒歩圏で2か所を回ります。国宝 瑞龍寺は加賀前田家2代・前田利長の菩提寺で、あいの風とやま鉄道「高岡駅」南口(瑞龍寺口)から徒歩約10分です。高岡大仏は同じ高岡駅の北口(古城公園口)から徒歩約10分。駅を挟んで南北に分かれているので、南口の瑞龍寺→駅を通り抜けて北口の大仏、の順に歩くと迷いません。この乗り換え歩行だけで約20分かかる点は、午前の時間配分で見込んでおきましょう。
| スポット | 拝観時間 | 料金 | 高岡駅からのアクセス |
|---|---|---|---|
| 国宝 瑞龍寺 | 9:00〜16:30(12/10〜1/31は16:00閉門) | 大人500円・中高生200円・小学生100円 | 南口から徒歩約10分 |
| 高岡大仏 | 台座回廊 9:00〜17:00 | 志納(拝観自体は無料) | 北口から徒歩約10分/万葉線「坂下町」電停から徒歩約3分 |
瑞龍寺は9:00開門なので、富山駅を8:30頃に出れば開いてすぐ入れます。大仏を見終えたら高岡駅前へ戻り、午後の世界遺産バスに乗ります。
午後は高岡駅前(または新高岡駅)から世界遺産バス(加越能バス)で五箇山へ向かいます。高岡から世界遺産集落までは約1時間15分。運賃は行き先で変わります。
| 区間(高岡駅前/新高岡駅から) | 片道運賃(大人) |
|---|---|
| 城端駅前 | 840円 |
| 相倉口(相倉合掌造り集落) | 1,100円 |
| 菅沼(菅沼合掌造り集落) | 1,300円 |
| 白川郷 | 2,000円 |
最初に降りるなら、バス停から近い相倉(あいのくら)合掌造り集落が回りやすいです。1995年に世界文化遺産へ登録された集落で、合掌造りの家屋が今も暮らしの場として残っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 富山県南砺市相倉 |
| バス停 | 「相倉口」下車 徒歩約5分 |
| 集落の散策 | 無料(個別の資料館・民家は別途) |
| 駐車場(車の場合) | 普通車・軽自動車 1,000円 |
| 高岡駅前からの所要 | 世界遺産バスで約1時間15分 |
集落を歩いて昼食をとり、帰りも同じ世界遺産バスで高岡へ戻ります。時間と体力に余裕があれば、相倉の先の菅沼集落まで足を延ばしても、方向は同じ(さらに奥へ進むだけ)なので往復のロスは生まれません。
この1日で使う移動を、区間別に整理しておきます。予定を組むときの計算に使ってください。
| 区間 | 手段 | 所要(目安) | 片道運賃 |
|---|---|---|---|
| 富山駅 ⇄ 高岡駅 | あいの風とやま鉄道 | 約18〜20分 | 390円 |
| 高岡駅前 ⇄ 相倉口 | 世界遺産バス | 約1時間15分 | 1,100円 |
| 富山駅 → 市内(グランドプラザ前) | 市内電車 環状線 | 約12分 | 均一 240円 |
富山市内だけを回る半日は、市内電車の環状線が便利です。富山市ガラス美術館へは富山駅から環状線で約12分「グランドプラザ前」下車・徒歩約2分。常設展は9:30〜18:00(第1・3水曜日、年末年始は休館)、常設展観覧料は一般・大学生200円で高校生以下は無料です。市内電車は現金なら大人240円・小人120円の均一運賃なので、市内は電車を軸に組むと分かりやすくなります。同じ富山エリアのほかの記事は富山の特集一覧にまとめています。
順番を考えるうえで最重要なのが、立山黒部アルペンルートをほかと混ぜないことです。富山側の玄関口・立山駅までは電鉄富山駅から普通電車で約65分。そこからケーブルカー・高原バスなどを乗り継いで室堂(標高2,450m)へ上がるため、往復だけで1日仕事になります。市内観光や五箇山と同じ日には収まりません。
| 区間 | 手段 | 所要 |
|---|---|---|
| 電鉄富山駅 → 立山駅 | 富山地方鉄道 普通電車 | 約65分 |
| 立山駅 → 美女平 | 立山ケーブルカー | 約7分 |
| 美女平 → 室堂 | 立山高原バス | 約50分 |
さらにアルペンルートは冬季閉鎖で、例年4月中旬に全線開通(2025年度の営業開始は4月15日)します。訪れる時期が開通期間内かどうかも、日程を決める前に確認してください。
富山は「見どころが四方に散らばり、高岡がハブになっている」のが分かりにくく、地図で位置関係を見ないと五箇山と氷見を反対方向に往復する、といったロスが起きます。AVA Travelなら、行き先と日数を選ぶだけでAIがモデルコースと旅程を自動作成し、鉄道やバスの移動をふまえて回る順番を最適化します。瑞龍寺や相倉合掌造り集落のように気になった場所をLIKEしていくと、それらが地図にまとまるので、「西の日」「山の日」と方向でまとめる組み替えも一目で確認できるのが便利です。高岡や五箇山の昼食を探すときは、好みに合う飲食店をAIが提案します。
方向でまとめると、西の日(高岡+五箇山)で1日、立山黒部アルペンルートで1日、富山市内と北の氷見で1日、の計2〜3日が目安です。アルペンルートは丸1日かかるので、市内や五箇山と同じ日には入れないでください。
分けないほうが効率的です。五箇山行きの世界遺産バスは高岡発なので、高岡で午前に瑞龍寺・大仏を見て、午後にそのまま相倉口へ抜けると、高岡までの往復(片道約20分)が一度で済みます。
西エリアは鉄道とバスで回れます。富山駅→高岡はあいの風とやま鉄道で約18〜20分・390円、高岡→相倉口は世界遺産バスで約1時間15分・1,100円です。富山市内は均一240円の市内電車が便利です。氷見や立山方面も鉄道・バスでつながっています。
高岡から五箇山・白川郷方面へ一方向に乗り降りできる「片道フリーきっぷ」が大人2,000円、白川郷まで往復で乗り降り自由の「五箇山・白川郷フリーきっぷ」が大人3,500円です。これらが有利になるのは、白川郷まで足を延ばす場合や、城端も含めて複数区間で乗り降りする場合です。相倉だけを往復するなら、区間運賃の往復2,200円で足り、3,500円きっぷは必要ありません。相倉と菅沼の両方に降りる場合は、世界遺産バスが区間制運賃で、途中で降りて乗り直すたびに区間ごとの運賃がかかります。実際の合計運賃を加越能バス公式で確認したうえで、3,500円きっぷと比べてください。
※運賃・拝観料・営業時間・アクセスは2026年7月30日時点で各公式サイト・交通事業者の公表情報を確認したものです。世界遺産バスの時刻やアルペンルートの営業期間は変動するため、訪問前に各公式サイトで最新情報を確認してください。
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